日本の株式市場評価は低すぎる? 

May 04 [Sun], 2008, 1:44
前回のエントリーで、「なぜ割安株式であふれている日本の市場に外国人投資家があまり押し寄せないのか?」という疑問を提起しました。
今回は、それについて考えてみることによって、国内運用による投資信託運用について再度吟味してみたいと思います。


まず前提として、現在の日本の株式市場は不当に安く見られているという仮定について、前回お伝えしました。

今月号のasciiでも、野村証券金融経済研究所の芳賀沼氏が、
現在の株価水準を見ると、日本株は明らかに売られすぎだと思っています。
とコメントされています。

この仮定が正しいとすれば、ではなぜ不当に安い(=割安)なはずの日本株式に、海外の投資家たちは目を向けてくれないのか、という疑問が出てきます。


私の結論としては、日本の直接金融制度が未熟だから、というのが答えだと思います。

少し前ですが、海外資本が日本に流れてきた例として、スティールパートナーズのサッポロやブルドックソースの買収問題がありました。
この時の日本企業の対応は、これを敵対的買収として断固阻止する、というものでした。
また最近では、TCIによるJパワー株買い増しへの政府による規制などがありましたね。

日本ではこのような例を考える際に、"ハゲタカファンド"という呼称に見られるように、外資に対して強い抵抗感があるように思います。
外資ファンドは骨の髄まで屍肉を漁るというようなこのイメージが既に、市場の未成熟を端的に表しているのではないでしょうか。
そもそも、株式市場においては、ルールに則った買収行為は正当に認められるべきものです。
好き嫌いで株を売買の許認可を決めてしまうような企業は、そもそも株式上場すべきではないのです。
にも関わらず、このように外資と見れば逃げようとする態度は、海外から見れば日本企業(の株式)の価値を下げるのに十分な理由となってしまっているのでしょう。


では、今後、海外資本に日本がアピールできるチャンスはあるのでしょうか?
この点に関してはまた改めて考えたいと思いますが、個人的にはぼんやりと勝機はあると思っています。
そうなれば、国内株式での投資信託は有望な選択肢の一つと言えるでしょう。
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:susumetoushin
読者になる
2008年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新コメント
アイコン画像ペプシ・マン
» 日本の株式市場評価は低すぎる? (2008年05月05日)
Yapme!一覧
読者になる