貸株サービスの仕組み

August 10 [Thu], 2017, 11:02
貸株サービスとは、自身が所有している株を貸すことで、金利を受け取るサービスのことです。

貸す相手は、証券会社となります。
株を借りた証券会社は、「貸株市場」を介して機関投資家などにさらに貸して、「貸株料」を貰います。
そこから、顧客への金利が支払われることになります。

そして、貸株市場とは、機関投資家が株の貸借を行う場所です。
もちろん、貸した側が金利を貰います。
今までは、個人が貸株市場に参入することはできなかったのですが、貸株サービスの活用により、間接的にではありますが、参入が可能となりました。

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貸株サービスには、以下のような利点があります。
一つ目は、「株を貸すだけで金利が貰える」。
これは上でも述べたとおりですが、銀行の金利よりもかなり高い水準だというのもポイントです。

例えば楽天証券では、最低でも0.1%はあり、1%以上の銘柄は300以上もあります。
「株を買ったはいいが、運用の仕方が分からなくて持て余している」という場合などは、貸したほうが得といえます。

また、証券会社によっては、「ボーナス銘柄」が指定されていることがあります。
これは、特定の株に貸すと、より高い金利を貰えるという物です。
例えば、カブドットコム証券では、「gumi」なら3%、「JIG-SAW」なら18%と、かなりの高金利を設定しています。

二つ目は、「株主優待なども貰える」。
株を貸している間は自分に所有権がありませんが、楽天証券であれば、「株主優待自動取得サービス(優待優先)」を活用することで、株主優待や配当金を貰う権利を失わずに済みます。

これは、権利が確定する日の前後に株をひとまず返してくれるという仕組みで、他の証券会社でも同様のサービスは用意されています。

一方、貸株サービスには難点もあります。
一つ目は、「株を失うおそれがある」。
株を貸している証券会社が倒産した場合、その株は戻って来ません。
自分で保有している場合は、「投資者保護基金」という制度により、一人あたり1,000万円までは保護されますが、貸株中は適用外となってしまいます。
もちろん、証券会社が倒産するというのは、そうそうあることではないのですが、リスクは0ではありません。

二つ目は、「税金面で損をすることがある」。
上述の株主優待自動取得サービスは、設定によっては配当金ではなく、「配当金相当額」が支払われることがあります。
金額は配当金と同じですが、配当所得控除が受けられないなどの理由により、多めに課税されてしまいます。