口笛。 

2006年10月30日(月) 1時06分
0時を回った駅のホームで。
音楽を聴きながら。
本に熱中していると。
いつの間にか口笛を吹いていた。

何かを呼ぶようなその口笛は。
日曜日の夜だというのに。
リクルートスーツを着て。
疲れきった顔をした女の子の。
カラスみたいな視線を引き寄せた。

そういえば。
小さい頃よく。
おばあちゃんに。
夜に口笛を吹くと蛇が出ると言われて。
少し恐がりながら。
でも。
大丈夫だもん、と強がっていたことを思い出した。

なるべく遠くに飛ばせるように。
ブランコを。
高く高く漕ぎながら。
思い切り足を振り上げて。
蹴り上げた靴は。
確かたくさん回転しながら。
空高く舞い上がったのだけれど。
その断片の記憶だけで。
どこに落ちたのかは思い出せないのを。
少しだけ嬉しく思えたことを。
もしかしたら。
成長と呼ぶのかもしれない。

あの時あたしは口笛を吹いていただろうか。

10月の風がまだ冷たくないのが。
物足りなく感じるのは。
あたしに染み付いた季節感の問題ではなくて。
ただの無いものねだりだって気づいたのは。
善し悪しは別として。
きっと成長と呼ばれるものなんだろう。

飼い猫。 

2006年10月18日(水) 0時12分
あたしの飼ってる可愛い猫は。
まるでジジのような黒猫で。
それはそれは愛しいから。
大事にいい子いい子をしてあげる。

明日は何をしてあげよう、だとか。
留守のうちに用事を済ませてしまおう、だとか。
きっと他の人だったら辟易してしまうほどにあの子を中心にしたあたしの毎日は。
充実してないといえば、嘘になるし。
楽しくないかといえば、それはそれは楽しいものなのです。

大好物を作ってあげられるのはあたしだけだし。
気持ちいいところを触ってあげられるのもあたしだけ。
共依存の関係にならないように注意は必要だけど。
あの子とじゃれることが。
あたしの一番の楽しみだと言い切れるのは。
きっとあの子も。
あたしとじゃれるのを楽しんでくれているのが。
わかるからなんだろう。

ありがとう、と一人呟くのは。
恥かしいから。
胸の奥に。
そっとしまっておくのでした。

わがまま。 

2006年05月12日(金) 9時34分
もう退院は目の前だったばあちゃんが亡くなりました。
昨日の13時56分。
家族みんなに看取られながらの死でした。
苦しみがほとんど無かったのが救いでした。

甘いものが大好きだったばあちゃん。
これからアイスの季節だというのに、誰が冷凍庫をアイスで満たせばいいの。
おいしい寿司を食べに行こうといってたばあちゃん。
回転しない、カウンターのお寿司屋に連れて行ってくれるって約束したのに。

お互いに減らず口を叩きあった時期もあった。
ばあちゃんのお姫様的なわがままに付き合わされて辟易したこともあった。
だけど今から考えれば、あたしはそんな状況も楽しんでたんだ。
ばあちゃんのことが好きだから。

感動して泣いたり、悔しくて泣いたりしても怒るばあちゃん。
悲しんで泣いたりしたら機嫌悪くなって2、3日口も聞いてくれないくらい怒られちゃうんだろうな。
でも泣いているのは悲しいからじゃないの。少しだけ、ほんのちょっぴり、寂しいだけだから。

病院のご飯をまずいまずいと言って食べなかったばあちゃん。
もう一度、おうちのおいしいご飯を食べさせてあげたかったな。
もし食べる力があまりなかったとしても。
好きなものばっかり食卓に並べて、目で楽しませてあげたかった。

家に帰りたいと言ってたのに。
退院なかなか出来ないからって夜中に病院抜け出す計画とか一緒に立てたじゃん。
夜中なら気づかれても警備員さんはめんどくさがって追いかけてこないだろうから、今夜帰るから鍵は開けといてって言ってたじゃん。
最後の最後までわがままを通して家に帰ってきて欲しかった。
部屋の障子も張り替えたし。
お掃除もちゃんとしてあったんだよ。
ばあちゃんの城はちゃんとキレイなままだよ。

もし、今ひとつだけ願いが叶うなら。
ばあちゃんのわがままを、もう一度だけ叶えさせてあげたい。
そんなことしたら。
情けをかけるなって怒るだろうか。
それともありがとうと笑ってくれるだろうか。
どっちもあたしのばあちゃんらしい。
どっちのばあちゃんも大好きだよ。

向こうの世界にあたしが行くまでは、早死にしたじいちゃんにたっぷりわがままをぶつけて待っててね。
何十年か後、あたしが行ったら、またたっぷりわがまま聞いてあげるからさ。
ばあちゃん孝行は少しだけおあずけ。

勝ち負け、とか。 

2006年01月07日(土) 0時37分
この世の中が。
勝ち組と負け組みでわけられるのなら。
そんな楽なことはないわけで。
でも悲しいかな。
この世の中は。
そんな簡単な分類でかたがつくほど甘くはない。

果たしてあたしは。
勝ち組になりたいなんて思わないけど。
負けない組には入りたいとか。
そんなくだらないことを考える始末。
だからそんな単純なものじゃないんだって。
自分に言い聞かす。

魔女の宅急便の中で。
ウルスラの言う台詞。
「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血、
神様か誰かがくれた力なんだよね。
おかげで苦労もするけどさ。」
そういうことなんだよね。
それでも足掻くわけだよね。
そういう風にちゃんと把握していれば。
飛び越えられる。
世界はそれくらいには。
あたし達に優しい。

個人的には。
ジジが一番好き。
ウルスラは二番目。
ジジの。
「ちぇっ、ちぇっ!!気取ってやぁんの!!」
「ヒゲがビリビリする」
「ぼく、朝になったら白猫になってると思うよ。」
って台詞が好き。
あと。
ジジが黒猫のマグカップを見つけて。
「キキ!見て見て!!」
っていうシーンも好き。

書いてたらまた魔女の宅急便が見たくなった。
こうやって現実逃避していくんだな。
課題はまだまだ残ってるっていうのに。
ふぅ。
さてさて、課題に戻るとしようか。。。

やれやれ。 

2006年01月06日(金) 16時55分
今年のすべりだしはなかなか順調かしら。
とかいってみても。
課題は全然進まないわけで。
どこに正解があるわけでもないから。
正解を探してうろうろしてもしょうがないのだけど。
ほんとならば。
ここに持ってるものを。
正解にしてしまうだけの力を持たなくては。
なんてないものねだりをするくらいなら。
今やれることをちゃんとやんなよって話。

キツイキツイと言うのは簡単だけど。
果たしてどれほどまでやってキツイと言ってるのか。
あたしはもっともっとやれるんだろうから。
キツイって言葉にしがみついてないで。
もうちょっとやればいいんだろう。

大学の課題をやってるほうがよっぽど楽なのだけど。
締め切りってもんはなかなかに残酷だから。
ちょっとタンマ。
なんて言ってみても。
絶対待ってはくれないから。
ちょいとばかし「今」頑張るのです。

やれやれ。
ほったらかしにしてたあたしが悪いのか。
おせちが美味しすぎたのが悪いのか。
答えはわかっているけれど。
もうしばらく見てみぬフリしながら。
えいや、っと頑張ってみるのです。

元旦。 

2006年01月01日(日) 16時18分
お願いしたわけじゃないけど。
年も明けてしまって。
あたふたするわけじゃないけど。
焦ってないわけじゃない。

あたしが成すか成さないか。
今年はそういう年なんでしょ。
いっつも何かのせいにして。
どっかに隠れてたあたしも。
そろそろ鬼ごっこに参加してもいいかしら。
なんて。

夢だとか。
希望だとか。
もっと具体的なものに昇華さして。
そんでもって。
えいやっ。
ってな具合に。
ちょちょいとやってみるのです。

一年の計は元旦にあり。
今年も拙い言葉を紡いでいく。
そういう年にしよう。
なんて。
いっちょ前に口にしてみるわけです。

大晦日。 

2005年12月31日(土) 21時19分
大晦日。
空気が冷たいのに深い意味はないけれど。
家の中が暖かいのにはきっと意味があるんだろう。
なんて。
なんだかんだ言っても好きなわけで。
そういうご飯もおいしいものね。

せめて人に後ろ指をさされないように生きたい。
とか。
そのためにいらない自尊心だとか。
いらないプライドだとか。
全部ここに置いてきた。
たまに取り出して一人で見たりはするけれど。
いらないもんはもう手に入れようとは思わない。

翼はないけれど。
あたしは空にあこがれて。
もしかしらた飛べるのかもしれないけれど。
それを信じるだけの力はまだないから。
もう少しだけ。
這い蹲って。
がむしゃらに。
よいしょ、よいしょ、って前進してみようかしら。

どこから見える景色がいいかなんてわからないけれど。
あたしが今立っているこの景色は。
案外当たりだったりするもんね。
何処で見るかじゃなくて。
何を見るかだってこと。

夜明けに想う。 

2005年12月29日(木) 7時38分
今日の眠りは浅かった。
普段から眠りは浅いけれど。
今日は一段と浅い眠り。
3時頃からうつらうつらしたり。
本を読んでみたり。
言葉を綴ってみたり。

泡盛はおいしいけれど。
飲みすぎてはダメだな。
あたしをハイにしてしまう。

明け方の部屋は。
この季節だからか。
それとも。
青い春を大きく歌うことが。
恥かしいと思うようになったからだか。
知らないけれど。
だいぶ寒かったわけで。
風邪をひかないようにエアコンで暖をとる。

クラッシュ・イン・アントワープの。
鈍色の星が。
なんだかあたしをグッと掴むのは。
果たして偶然ではないわけで。



      憂いの箱に詰められて都市を駆ける人
      ひどく力は要るようで夢は衰えるもの

      すれ違う人がいる、虚しさは空に棄てろよ
      鈍色の星、誰の涙
      鈍色の星、泣いた

      点滅する交差点に戸惑う人
      なにやら救いすら無い様で足踏み揃うもの

      舐め合った痕を知る、寂しさが空に映える夜
      鈍色の星、墜ちる泪
      鈍色の星、きらり

      −もう戻せる事などは無い、確かな事を紡ぐだけで−

      たとえあなたの底に塵すらも残らないとしても
      たとえあなたが其処に塵すらも残せないとしても

      道端に頬を打てど、人はまた灯りを見上げた
      灰雲の下、詫びを請うて、愛を乞うて、夢を跨ぐ

      この街の空の下、片寄せる人も居る
      鈍色の星、君の為だ
      鈍色の星、咲けよ

      −ああ、微かな光でもいい、都市に転がる鈍色の星−
             
                       クラッシュ・イン・アントワープ「鈍色の星」


今日の朝ごはんは。
ウインナーと目玉焼きにしよう。
お皿も洗おう。
まずはそういうところからやってみる。

今はただ。 

2005年12月23日(金) 2時18分
もう12月も20日を過ぎたのね。
あたしは何をしてたかと言えば。
時間に追われるのに一杯一杯で。
納得いってるかといえばそうでもない。
ごちゃごちゃしたことに首を突っ込む時間があれば。
もっと自分のしたいようにすればいいってこと。
学習するのが下手なあたしは。
どのくらい学習出来たのかしら。

目指すものの大物たちに。
今日もちょびっと近づけたかしら。
なんて。
コネだとか。
知り合いになってもらうとか。
そういう意味であたしは運がある。
トップクリエーター達の話を間近で聞いて。
リアルな質問にも答えてもらえて。
そういう意味であたしはほんと幸せだ。

外資系もいいなと思った。
縁があればお願いしたい。
プロダクションも悪くないな。
代理店の方があってると思うけど。
というかあの大御所があたしに。
お前は代理店に行け。
と言った言葉を信じてみよう。
ダメだったときにはそのとき考えればいいね。
今はただ、成すためにやるだけ。

12月なんてほんとあっという間だから。
ぼやぼやしてる時間はないし。
もっともっと。
自分で納得のいく仕事をしたいのでした。
目標を引き寄せていくことを。
もっと具体的にしたい。
そういうこと。
今はただ。
やれってこと。

「それ」。 

2005年12月06日(火) 23時14分
12月になったってことは。
今年ももう終わりだってことなわけで。
色々なことがあった今年も。
あと25日くらい。

今年の初詣であたしは何か誓ったけれど。
なんて誓ったか忘れたまんまここまで過ごした。
思い出せればいいなとは思うけど。
思い出せないならそれもまたいい。
来年は何を誓おうかしら。
きっとまた忘れるのだろうけど。

あたしが抱き締めたいあなたは。
今頃苦しんでいるのかしら。
あたしが直接の原因じゃなくても。
苦しませたり、傷つけたり。
せめて今日のあなたの夢にくらいは出させてください。
なんて思うあたしは。
まだまだ子供ってなことかしら。
青いりんごも嫌いじゃないけれど。
なんてね。

躁と鬱のギャップが激しいあたしは。
そのギャップに苦しみながらも。
結構冷静に、客観視したりするけれど。
そういう部分に救われたりして。
自分ってやつを嫌いになれなかったりする。
こんなあたしを好きって言ってくれる人が。
もし一人でもいるのなら。
あたしもあたしを好きでいてもいいのかしら。

ほんとに大事なことは。
思ったより見えにくいけれど。
それを差し引いたとしても。
それでも大事だと思う感情や。
もうちょっと、あとちょっとって動くことや。
ああならいい、こうならいいと願うことも。
案外似てるじゃないの。
なんて感じる風は。
もう12月の「それ」なのでした。
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