ピースピット vol.10 TRUMP (P) 

November 24 [Tue], 2009, 23:23
ピースピット vol.10 TRUMP 。

千年女優で末満氏を知り、こんな人がいたんだ!と、遅ればせながら知り、
SUGARを観、悪辣を観、今回TRUMP。

観ている最中は、ゴシック、美少年(?)ものっていうのに、やはり自分は根本的に魅かれない・・・というか、そこには興味がわかないんだなあと、改めて思い。
でもそれでも、だんだんと引き込まれていたのは今回はほんとに、役者さんたちの演技そのものなんだと思う。
SUGAR,悪辣も、もちろんもちろん、役者さんたちの演技、凄かった。熱を感じた。
だけど、それ以前にまず、SUGARや悪辣の世界観や物語そのものにのっけからどっぷりはまれていたので、
演技そのものを物語から切り離して感じるという感覚がなかった。登場人物にも、もう無条件に感情移入できたし、演技とかいちいち感じる間もなくああ、この人たちはここにいる、まさにいる・・みたいな。自分のなかに物語が理屈抜きにしみてきていた感じ。

でも今回は何となく「ああここはフジョシさんの萌えポイントなんだろうな・・」なんていちいち思ったりして、物語にどっぷり浸れてなかった。だけどそんなふうに冷めて観ていた自分を物語に引き込んでいったのは、役者さんの演技そのものだったのだ。

最初に観たのが19日夜の回、最初のリバース回だったので、役者さんの熱も凄い入っていた気がする。
とくにソフィ&ウル。
「ソフィ、ぼくがきみを守ってあげるよ」というあたりから田渕氏ウルのちょっと不安定な危うさが前にでてきて、その後田渕氏ウル&菊池氏ソフィの演技の度に私の頭の中で「熱演」の2文字が太字の字幕で入る感じになってしまい・・
「今熱演してる!!!」「熱演してたっ!!!」と。
その字幕は決して邪魔なものではなく・・・ものすごいライブ感を感じてしまい、
ああ、演劇ってものは凄いな・・生ってこういうことなのかな・・・と
演劇初心者の私は思ったわけです。

そして、リバースキャスト!!!
演劇って、生身に人間が演じてる、だからこそのこのシステム。
演劇の凄さ、面白さをものすごくわかりやすく教えてくれるシステム。
演劇そのものじゃないんですか?!
リバースキャスト。
何分私は演劇初心者なのですが・・・
その私にものすごく演劇の魅力ってものをみせつけてくれました。

リバースキャスト、一人ひとりの登場人物やら、リバースっぷりやら、感じたこと細かく書きたいところですが、
私にはそれを書く文章力と、気力、時間がない!!!

それぞれにどっちが良かったとか、好きとか好みはあろうかと・・
ちなみに私は19日19時と、20日14時を観ましたが、やはり最初のインパクト強し!で
19日19時のキャストのほうが自分の中ではベスト!。(やっぱり初リバースの熱が凄かった、と思う)

だけど、やっぱり目の前で演じてるときは、それを観てるときは、その人がその人でベスト!と思うわけです。


で、リバースキャストは、TRUMPの世界観そのものを表している気がしました。
後からどっちのキャストがベストだったかな・・・とかいろんなシーンを頭の中でよみがえらせ、それぞれをあてて考えてると、なんかめまいしてきます。
こーだから、あーでどっちがどっちとか・・
ずーっとリバースし続けて、7500年の時が経ってしまう感じ。
昨日のウルは、今日のソフィ、明後日のウルは今日のソフィ・・・
昨日のアレンは今日のクラウス、今日のクラウスは明日のアレン・・・とか。
なんか永遠、永遠にリバースし続けて・・・
時の牢獄に閉じ込められた感じがしてきます。
今もどこかで、ソフィとクラウスはリバース地獄の中で彷徨ってる気がする・・

結局のところ、「この話フジョシさん向き?」
なんて思っていた私も、すっかりTRUMPワールドにはまっているわけです。
観終わった後からもじわじわ来てます。
末満さん、ほんと凄いですよ!!!

「僕たちのクラン、この記憶は色褪せやしない」
最後にソフィは言ってました。
私、ほんと、記憶や思い出ってものに弱いんですけど、
役者さんたちの中でも今日の舞台は記憶になっていくんですよね。
カーテンコール観てて、今回切なくなってしまいました。
あのスペシャルなカーテンコール。もちろん、楽しんでるんですよ、キャーキャー黄色い声援あげて
こぶし振り上げて、楽しんでるんですよ、心の中で、思いっきり。
だけど心のどこか片隅が切なく、うづく・・
とくに、上野氏の笑顔なんか観てたら、思うんです(だって、笑顔がはじけてるんです、だからこそ・・・)、
役者さんたち、50年後にこの舞台のことを思い出したときに、
決して、その記憶は色褪せてないんだろうな、と。
すっごいいい思い出になるんだろうな。と。
50年後、末満氏と、赤星氏、山浦氏は、今日のことを語り合うのだろうか、この舞台のことを・・・

今この瞬間、舞台上でみんな輝いてて、生命力にあふれていて、
でも、それは、永遠じゃなくて、いつかみんな終りが来て、
でも、今日のことは、ずっと、永遠に記憶に残るんだろうな・・・
と。
永遠に終われない人たちの話の後で、
それを演じた、終わりある役者さんと終わりある観客である私たちの
この一瞬の交わりは、奇跡のように思えました。

なんだかとっちらかた感想しか書けませんでしたが、
これからも、末満氏についていきたいと、気持ちをあらたにしました。

人生は、大掛かりな思い出づくり装置と思っているので。
末満氏およびピースピットおよび多彩な舞台役者さんたちにまつわる思い出も、いっぱい作りたい。
そして、人生に演劇があってよかったって思いたい。


願わくば、ぜひ東京遠征を。
娘が大きくなったら、絶対一緒に見に行きます。ので
ずっと、演劇続けていてください!!!!


あ、あと、廃墟のシーンの後の怒涛の映像&ダンスのオープニング格好良すぎでした。
鳥肌もの。












プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:sukidatoitai
読者になる
2009年11月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる