
私は去年末に姫路に出張していた。
何度か
姫路市美術館を訪ねた…と云うのも私の好きな酒井抱一ゆかりの土地なのだから、何かしら所蔵品があるのではないかと所蔵品目録などを探りに行ったのである
その時に見た目録内容の素晴らしさに驚いた。
東京では《○○美術館展》などと云う海外の大美術館の展覧会が開催されて居るが、国内の美術館でも著名な画家の作品を見る事は可能なのだ、むしろその様な絵画を一同に観てみたい。
などと思っていたの妄想があっと云う間に叶った。
今回の展覧会のサブタイトルは“museum island”
《美術館連絡協議会》に加盟している124館中今回の協力美術館は100館に及び、会場内の各美術館からのメッセージが今回の魅力でもある。
作品も勿論だが、キャプションも見入ってしまう。各美術館の絵に対する想いが伝わってくるのです。
エゴン・シーレ《カール・グリュンヴァルトの肖像》
久しぶりに彼の絵を見た。私は何故だか彼の絵から清さを感じる。
語りかけるような眼差し白いシャツと指の関節の赤さに緊張感を漂わせ私は心を揺さぶられる
エドワード・バーン=ジョーンズ《フローラ》
美しい赤、種を蒔く乙女の後には花が咲く。
実にラファエロ前派らしい叙情的な美しさ
こんな美しいバーンジョーンズ作品が日本にあったのかと感動した。
日頃はどの様な部屋に飾られているのだろうか、気になる
菱田春草《鹿》
泣いているような瞳の鹿。
朦朧体の筆致が迷い子のような鹿を柔らかく包み込んでいる。
実に春草らしい逸品
甲斐庄楠音《横櫛》
何やら背中が薄ら寒くなる。確かに美しい女だと云うのに…
肌の白さとつり上がった紅い唇の口角のせいなのだろうか…
艶やかな襦袢の柄にこの女性の強さを感じた。
平櫛田中《酔吟行》
蕩々とした歌声が響き渡る。
平櫛の作品には生命が宿るのだ。
小さな作品だか素晴らしい
他に
福田平八郎《水面》
モーリス・ドニ《なでしこを持つ若い女性》
ジョルシュ・ルオー《道化師》
ホックニー《スプリンクラー》
狩野芳崖《伏龍羅漢図》河野道勢《聖ヨハネ》
が印象的。
そうそう、前から気になっていたフランソワ・ポンポン《シロクマ》を生で見ました。
嬉しかった♪
『○○氏の代表作と云えば△△』と云う作品も出展されている
そう云った作品を今回貸し出してくれた美術館には日本人らしい“粋や潔さ”を感じる
そして、日本にこれだけ素晴らしい作品があると云う事を知れる。
絵を通してその向こうにある更に素晴らしい絵画や街へ…
なにやら“渡りの兆し”を感じないでは居られない。
“museum island”ロマンを感じるフレーズ
先ずは個人的には群馬館林へ
ポンポンツアーからかしらん
最後にこの展覧会を見るにあたり
《弐代目・青い日記》のTakさん、
美術館連絡協議会・読売新聞社・並びに
東京都美術館の皆様に感謝致します。
(遅刻してスミマセン

)
日本の美術館名品展-museum island
東京都美術館 4/25〜7/5