というわけで 

2004年11月27日(土) 21時03分
早速小説連載スタートでございます。ノリ的にはずっしりダークをテーマに進めて行きたいですねー。でもどこまで暗くなれるか不安ですがー(−−;
所々にギャグっぽいのも入れていく予定ですので、どうぞご期待くださいませ。頑張ります(^^)

もうすぐテストなのでいきなり更新止まりそうですが・・・(汗)

黒かった山の話:プロローグ 

2004年11月27日(土) 20時39分
僕は何を追ってここまでやって来たのだと言うのだろう。僕の目の前に広がるのは、ただどこまでも赤い空と、紫色に染まった霧に包まれた山だけだというのに。

僕は山の「黒」に憧れていた。あのどうしようもない黒さだけが、今の僕を救ってくれることは間違いが無かった。僕はもうこの世界に救いを必要としていなかった。―――いや、多分この世界はもう僕を救えまい。
僕はこの世界が僕を既に「捨てている」ことを知っていた。いや、感じていた。気づいていなかったのだ。気づかなければ僕はこの世界の中に存在することが出来たのだろうか。おそらく出来たであろう。しかしもしそちらの方向に僕が歩いていったのなら、僕はこの世界に受け入れられるように変わっていたはずだ。「黒」に言いようの無い恐怖を覚え、目の前に差し出された白く優しい手にすがりついたかつての僕に戻っていたはずだ。

僕は変わることを選ばなかった。あのとき僕に差し出された手の主も、世界に捨てられてしまった事を、僕は知ってしまったから。多分その時に、僕はこの世界に残る事を諦めた。

紫の霧が日没とともに段々と空と同化して行く。黒に、赤く沈んだ黒に、木々が黒く、遠くの山は既に空の黒に沈み。

やがて赤は山間にうっすらと一筋を残すのみとなる。僕はどこかうっとりとした表情で、この世界で見るであろう最後の夕日を眺めていた。

 

そして、やっと僕は背中に「気配」を感じる。
今まで感じてきた全てとまったく異質な「気配」を。

「―――待ちくたびれてしまったよ」
僕は振り返らずに「気配」に語りかける。
「・・・まさか待っているとは思わなかったわ」
「気配」は答える。僕は肩を竦める。

そして「気配」が――闇が、黒が――ぐらりと歪んだ。

てすとー。 

2004年11月26日(金) 20時36分
主に小説とかを連載していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします(へこ)。
微妙に和洋折衷現代ファンタジー好き人間なので(どんなのだよ:爆)そういう方向に濃くマニアックなブログになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
P R
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