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August 08 [Wed], 2012, 23:56
ユカと出会ったのは次の年の4月。
わたしは2年生で、ユカは1年生。
きっかけはユカに図書室の場所を聞かれた事。
初めての印象は、肌がすごく白くてきれいで、目が大きくて透き通ってて、
言葉は丁寧だけど硬くなくて、声は小さいけど不思議と聞きやすかった。
男の子だったら一目惚れしちゃいそうだな。なんて思ったけど、
これは一目惚れだったのかも知れない。

今はお昼休み。大した用事も無かったわたしは、
場所を教えるついでに一緒に図書室に行く事にしました。
場所は知ってても、自分から進んで入った事なんか一度も無かったけど。
文学少女なのかなって思ったら、ユカが選んだ本はキレイな表紙をしたデザイン系の本だった。
私には内容はよくわからなかったけど、絵がキレイなので覗いてたらユカにくすくす笑われた。
なんだか急にフッと、孤独から救われたような気がして、わたしはちょっとだけ泣いてしまった。
あわててわたしをなだめるように頭を撫でてくれる、さっき出会ったばかりの後輩ちゃん。
暖かいな。余計に涙止まらなくなっちゃった。

「明日の昼休みもここ来る?」とわたしが聞くと、
ユカは「明日も来ます。ここで勉強したい事もありますし。」と答えた後、
「先輩も来てくれますか?」って続けた。
「うんっ」

友達ができた。
この日の夜はぐっすり眠れた。
幸せな涙を流したのは久しぶりでした。
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