フィボナッチと変化日 

September 10 [Fri], 2010, 23:22
少し前(2008年3月)の話になりますが、フィボナッチを説明する良い例があります。

3月20日以来上昇の一途をたどっていた豪ドル/円が、26日を境に久しぶりに下降トレンドに入りました。
この下降を予測していた人がかなり多かったことは、その下がり方の美しさ(?)からもよくわかります。

私は値動きの予測を嫌うタイプですが、そんな私でも、この日ばかりは下がることを気にしながらトレードをしていました。

さて・・・・その根拠は?

フィボナッチリトレースメント、聞いたことありますよね?
62%押しとか、50%押し、38%戻しとか・・・
日本の罫線でも目標価格を推測する手法として半値押し、1/3押し、2/3押しなどが有名です。

高値と安値の幅の38%、50%、62%戻したところが、重要な節目になるという考え方です。
科学的な根拠があるわけではなく、経験則としてそういうことが不思議に多いということなのですが、
この数字を気にしているトレーダーはかなり多いようですね。

数字自体に科学的な根拠があるわけではないのですから、信ずるに足りない・・・というのは、誤りです。
たとえ根拠のない数字でも、みんなが気にしているものであれば、それによって相場が動くことがあります。
そういう理由で、この数字は、気にしておいた方がいいということになります。

ところで、意外としられていないのですが、38、50、62の他に、24という数字もあります。

24、38、50、62、(100、124、138・・・)。
しっかり覚えておきましょう。


話は元にもどります。

豪ドル/円は、2月28日に高値100.51円を記録した後、3月20日に安値88.15円をつけました。
それ以来上昇を続け、4月8日に、ほぼ68%戻し。
定石通り、そこで4日ほど値を下げてから上昇開始。

小さな上下を繰り返しながら、
5月9日に直近の安値をつけたあと、5月28日には100%戻しを突破。
またまた、この値段でしばらく揉み合いになりました。

7日ほど揉み合ってから、再び上昇を始め、6月25日には103.57円に到達。
この数字が、124%戻しの数字でした。

もちろんこの124という数字は気になりますが、だからといって、ここから下がるとは言い切れませんね。
今度は138%をめざすかもしれませんから・・・。

ところが、ここを境にして下がると予測した人は、かなりたくさんいたようです。

理由は、もうひとつありました。


変化日という言葉をご存じですか?

節目の日から、9、17、26、33、42、51、65、76日目に、相場が転換するといわれている数字です。
とくにその中でも、33日と76日は重要な節目だといわれています。

もちろんこれも、経験則にもとづいた数字で、科学的な根拠があるわけではありません。

それはともかくとして、今回の節目になった6月25日は、
直近の安値をつけた5月9日から33日目でもありました。

この日は、フィボナッチの節目と変化日の節目とが重なった日だったわけですね。


為替取引は、所詮は心理戦です。
みんなが気にしていることは、根拠の有無にかかわらず、注意するべきだといえそうです