インフルエンザ予防接種について解説

September 24 [Thu], 2015, 10:13
 毎年10月ごろになると、インフルエンザの流行に関する注意をここかしこで耳にすると思います。インフルエンザは、ある程度成長した子どもや大人であれば抵抗力も強まり重症化することもまれですが、まだ小さい子どもに関してはさまざまなリスクが高まってしまいます。できる限り感染を予防し、インフルエンザの脅威から身を守ってあげたいものです。この記事では、インフルエンザの予防接種について解説します。
インフルエンザの予防接種は毎年予防できる「型」が異なる

 インフルエンザを引きおこすウイルスにはいくつかの「型(種類)」があることは、最近ではもうずいぶん知られるようになりました。基本的にはA型、B型、C型の3種類が存在しますが、C型に関してはほとんどが乳幼児期に感染し症状が現れないことも多いため、A型、B型についての警戒が必要であるといわれています。

インフルエンザ予防接種は、毎年その年に流行すると予測された型に対応したものが製造されます。そのため、年によって注射の内容は異なるわけです。A型、B型の2種類を予防できるようにすればいいのではないかと思われるかもしれませんが、A型だけでも細かなウイルスの違いにより数十種類の型が見つかっています。ロシアかぜ(H1N1)、香港かぜ(H3N2)、そして鳥インフルエンザ(H5N1)などもA型に含まれるものであり、これらすべてに対応できる予防接種を作り出すことは現在のところ不可能です。そのため、インフルエンザ予防接種は毎年の接種が必要であると考えられています。

また、1度のワクチン接種の有効な期間は約5ヵ月程度と考えられており、この期間を過ぎた場合、効果が弱くなってしまうので、受けていても感染してしまうこともあります。
インフルエンザ予防接種をしても感染は予防できない?

 「インフルエンザ予防接種には感染を予防する効果はない」ということがよくいわれますが、ウイルスが口や鼻から体内に侵入するのを防ぐことはできません。予防接種でできた抗体が効果を発揮するのは体内に入ったウイルスが爆発的に増殖するのを防ぐことによって症状が強くでないようにすることにあるといわれています。

【インフルエンザ予防接種の効果】
・インフルエンザの症状を軽くする(熱をはやく下げたり、のどの痛みなどが出ないようにする)
・インフルエンザの重症化(肺炎や脳症など、重い合併症を防ぐ)

インフルエンザワクチンによって、発症についてはそれほど高い確率で防ぐことはできなくても起こってくる症状は比較的軽くすむことも多く、また、重症化に関してもある程度予防できることが確認されています。特に、赤ちゃんや高齢者については重
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