Love dream ~lv.4~ 

February 01 [Sun], 2009, 13:25
「亮さん・・・」
「・・・目、閉じて」

耳に、彼の指先が触れる。
首筋を、彼の唇がなぞる。
息遣いが、伝わる。

だめだ。
このまま、全部奪ってほしい。。

左手で、あたしの髪をなでる。
暗がりで、顔が見えないよ。
あたしは、胸が痛くて泣きそうになる。
ずっとずっと、こうしてほしかったから。初めて出会った、あの日からずっと。

重ねた唇は、ゆっくり移動していった。
鎖骨から胸元に温度を感じたとき、思わず声がでてしまった。
ブラウスのボタンをゆっくり外す亮さんの仕草がじれったく感じるほど、あたしは彼を欲していた。

触ってほしい。
もう、どうにでもして。


「亮・・・」









目覚めたとき、そこにいたのは彼じゃなかった。

「お母さん??あれ、あたし・・・」

「夏風邪って、ばかな子がひくんですって。真っ赤な顔で、うなされてたわよ?38度じゃ、今日は外出禁止ね」

・・・夢、だったんだ。
ほっとしたような、寂しいような。

カレンダーに、×印をつける。
いよいよ、明日が土曜日だ。

Love sick ~lv.3~ 

February 01 [Sun], 2009, 7:51
あたしがどんなふうにバイトをしていたのかなんて、誰も興味ないと思う。

ここはいわゆるお高め・隠れ家カフェ。
あたしの仕事はといえば、ドリンクのオーダーとって 愛想笑いすること。
場所柄芸能人とかも来るらしいけど、まぁ良く言えばラフ。実態は、とりあえずみんな適当だった。
それが、ある意味お洒落なんだよ って、バイト歴2年目のマリちゃんは言う。

「こんなコーヒーに780円って、まぁ普通にありえないし(笑)」
「だよねぇ・・・」

あたしの大学の学食、390円でハンバーグ食べられたっけ。
比べるのもなんだけど、いくらここが表参道だからって、あたしには高すぎるティータイムに違いなかった。
時給1100円の理由も、2週間目にしてようやく分かった気がする。

暗めの照明と、奥まったソファー席。
インテリアは店長のこだわりがあるようで、店内にはアンティークの家具が並ぶ。
窓際の角に目をやると、見慣れた横顔があった。あのハンチングをかぶってるのは、最近CMでよく見る新人女優だ。
ふうん。こういうところでお茶とかしてるんだ。

「あ、すももちゃん、マリ、お帰り♪」

亮さんの顔を見ると、思わずほころんでしまう。
とりあえず言えることは、あそこはバックヤードとは180度違う世界だっていうことだ。

「いい加減、すももの歓迎会しようよー 椎名さんに言って、ここ貸し切ってもよくない?」

マリちゃんは1コ上で、亮さんと同い年。
いまのところ、一番仲良くさせてもらってる。優しいし、あたしに1から色々教えてくれた。
店の人間関係も含めて。

「じゃー俺、椎名さんとか、みんなには声かけとくよ。土曜の夜って、すももちゃん大丈夫??」
「はい、嬉しいです!」
「んじゃ決まり★ マリ、あかりは・・」
「勘弁してよ、これはすももの歓迎会なんだから」

一瞬、空気が変わった。
あかり?? 誰なんだろ。

その時のあたしは、まったく深く考えていなかった。
ただ、早くみんなと打ち解けて、早く亮さんと仲良くなりたかった。

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婚約者との日常は、別のブログ&mixiで更新中

わたし一応OL兼物書きなので、ここでは小説書いていくよ

主人公は、大学2年生の女の子
とあるバイトを始めたことから、彼女はどんどん変わっていく・・・

お楽しみに
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