7傍らの助手に

July 10 [Wed], 2013, 11:53

も証言をさせようといふ風であつた。
「さうですか。やはり、さういふこともあるんですなあ。しかし、失礼ですが、拝見してゐて、なんと言ひますか、大したもんだと思ひました。専門家もよほどの経験をもたれないと、あゝは行きますまい。自信満々とけふところが、実に、こつちを大船に乗つた気持にさせますからなあ」
「あら、さうお褒ロンシャン 折りたたみ
めにあづかるほどの腕前ぢやございませんけれど、産婆に大事な勘は、自分の力でうまくいくかどうかを、早く、見てとることですの。手遅れが一番、恐ろしうございます」
「もう、よほど永く、この土地で……?」ロンシャン トラベルバッグ
 彼は、さりげなく訊ねた。
「はあ、もう、かれこれ、二十年になりませうか。お宅さまも、ずゐぶん、おふるくつていらつしやいますわね」
「えゝ、えゝ、二十年にはなりませんが、このへんでは古顔になりました。さうしますと、その以前は、どちらで……?」ロンシャン 刺繍 バッグ
 ぢりぢりと詰め寄るやうに、彼は、返事を待つた。
「東大の附属病院にしばらく勤めてをりました。免状だけは早くに取つておきましたんですけれど、なんですか、独立するのがこわいみたいで……」ロンシャン バッグ

「なるほど……良心的な医者が、たいてい学校の医局勤めをなん年かやるやうなもんですな。いろいろ伺ふやうだけれど、ご郷里は?……」ロンシャン プリアージュ
 この質問には、ちよつと、意外だといふ顔つきをしてみせ、
「あたくし? あたくし、生れは西の方でございます。田舎者ですの」
「西の方とおつしやると……関西ですか」
 相手が明らかに言ひ渋つてゐるのを、彼は容赦なく追求する。ロンシャン トート


まり好きぢやないもんですから、つい……。あの、愛知県ですのよ」
 鈴村博志は、ぐつと唾を呑んだ。
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