最後の 

June 26 [Mon], 2006, 0:10
頼みの綱を切ってしまった。

やっぱり幻想だ。
この世に一人くらいは、私を理解してくれる人がいると思っていたけれど、
その人が必ずしも自分を守ってくれるとは限らない。

私は私なりの人生を送るしかない。
いつまでも凹んでいられない。


if 

May 22 [Mon], 2006, 23:14
もし私が死んでしまっても、あなたは悲しまない。
悲しんでも忘れてしまう。
だから、私は死なない。
私を忘れさせないために。

死ぬならあなたが先よ。

私はあなたが死んでも、一生忘れないもの。
絶対に。

だから安心して、死ねば良い。

記憶。 

April 02 [Sun], 2006, 2:36
人を信じられない理由。
人を愛せなくなった原因。
傷つけられることに対する恐怖の元。
傷つけることを極度に嫌うようになった始まり。

全部同じ出来事だった。
一つの出来事だった。

もうとうの昔に解決して、
私の心には断片しか残っていないような。
正確に思い出すことは難しくて、自分に都合の良い解釈をつけている、
そんなはるか昔の小さな出来事が
今の私の暗所を作っているのだと、
今日はっきり認識した。


受験を言い訳にしてきちんと向き合ってこなかったし、
自分の中で荒く噛み砕いて飲み込む以外、
消化する方法はなかった。
外に何かを吐き出して、自分が楽になることは選べなかった。

彼らのことが大事で、大事で。守りたくて。
そのために自分が傷つくなら、それでよかった。
私が傷つくのを厭わない事で彼らが幸せになれるなら、それがよかった。



大切な人を二人失って行き場所がなかった私は
ひたすら勉強に逃げて、その結果、合格して。
なんの後悔もない。
むしろ彼らのおかげで私は合格したのだから。
けれど二人を失った時から
私は人を信じたり頼ったりするのをやめてしまった。
この出来事のおかげで大きく成長できたのは間違いない。
けれども、私の中ではきちんと消化できていなかったのも間違いない。


見ないようにしてきた沢山の出来事の中に、
私がこれから向き合わなければいけない沢山の気持ちが
含まれている。

「失ってしまった、あの人たちに会ってみる?」
友達にそう聞かれたときに、
泣きだしそうになる私がいた。


今は会えない。
人を素直に受け入れられない、今は会えない。
自分自身をなだめすかして、心に嘘をつき続ける私は
彼らに会う資格なんてない。
こんなにも消化できていなかったなんて、気づかなかった。
切なくて悲しくて、枯れてしまいそうな気持ちに気づかなかった。

人を信じたい。
受け入れたい。
きちんと向き合いたいよ。


でも、今はそれ以上考えられない。

花色 

March 26 [Sun], 2006, 23:58
誰も愛せないことは今に始まったことではない。
誰に阻害されても、誰に認められなくても
自分を支えてくれる確かな人を、今も見つけることが出来ない。

帰るべき場所があるからこそ、安心していろいろなことが出来る。

そういう風に言っている友達は本当に多くて、
とてもうらやましいと思う。
けれど、きっと私はそういう恋愛スタイルは出来なくて。

私の人生を遠くから見ている人は、私を完璧だというかもしれない。
そう装うことに慣れてしまって、
私の人生はもしかしたら完璧なんじゃないかって。
自分で錯覚することさえある。
でももちろんそんなことは無くて。

望めば望むほど沢山のものは私から離れていって、
一つも私の周りには残らない。
離れていくことがわかっているから、私はつなぎとめようともしない。
見せ掛けの自分がどんどん強くなっていけばいくほど、
本当の私はどんどん弱くなっていく。
それでも誰かに受け止めてもらうことは出来ない。


いろいろな人が私を甘やかす。
そうされればされるだけ、私が孤独になることも知らずに。
絶対に私のことだけを愛せる人なんていないのに、
さも私だけを愛しているかのように振舞う。
だから私も同じように振舞う。ただそれだけ。
誰にも愛されない。だから誰も愛さない。
一人も私にとって特別な人はいない。


それなのに、その中の一人にでも拒絶されれば
絶えられなくなって、次を求めてしまう。
拒絶されるのが怖い。相手の気持ちを知ることが怖い。
どんなに私を好きだと言っていても、
最終的に必ず私を放り出すのだから。


孤独な海を流れて、行き着く場所を教えてほしい。
もしかしたらずっとこのまま行き着かないのではないかって。
どんなに好きになっても届かない人ばかりで、
もう、このまま誰か一人と寄り添うことなんて
無いのかもしれない。

私はもしかしたら島で、
流れ着く漂流者を一時的に受け入れ、
近づく船を見つけては、彼らを送り出す、
そういう一時的な滞留所なのかもしれない。

それでも完璧を装える強さを、
神様、私にください。

キスを。 

October 10 [Mon], 2005, 21:16
何度も自分に問いかけたこと。

どうして私じゃだめなの?
どうして彼女なの?
私の何がいけないの?

どうして、どうして、どうして。



夜。泥酔状態。
二人でゆっくりと歩く。
地下に向かう階段。酔っていてよく見えない。
小さくため息をつくと、突然抱きしめられる。


「お前が悪いわけじゃないだろ」


見た目以上に細身なのに、きっちりと筋肉のついた腕に
すっぽりと抱きしめられて
髪をなでられると、素直に弱音が吐けて。


「どうしてだめなんだろ・・」

「終わったことはもう仕方ない。
そんな落ち込むお前を見てられないよ。
絶対いい人現れるから。前にすすもう?」


きれいごとで、私をなだめるための一瞬の嘘だってわかっている。
ただ完全に喪失した自信を取り戻したくて。
私の価値を見出したくて。
泣けなくて、弱音をはけなくて、強がってばっかりの私を
どこかでわかって欲しかった。

そのぬくもりとくぐもった声と、優しいキスで
少し救われた。


その後肩を組んで、くだらない話をしながら
部屋まで送ってくれた。
大切な友達の一人。



男から受けた傷は男でしか癒せないの。
たとえその人が私を愛していなくて、気休めだとしても
今は誰一人手放せない。

見繕える限りの男で、私を埋め尽くす。

今は女の敵を作ってもいい。
私が立ち直る事のほうが大切だから。

呼吸 

September 22 [Thu], 2005, 16:45
ゆっくりと息を吸う。
確認するように息を吐く。

今私がここにいると、車の中で静かに確認した。
考えれば考えるほど離れなくなっていく、
彼との約束。

男との約束を信じるなんて、くだらないし
絶対に守られることが無いとわかっている。
それなのに、今回だけはすこし信じてみたいと思っているのだ。
こんな気持ちにさせる彼はただ単に上手いだけ、なのかもしれないが。


彼女と彼を結ぶように光るあの指輪。
毎日確認してしまうのだ。
彼女の指に今日もある、ということを。
彼が何も言わなくても、彼女の指にある指輪が
私に静かに圧力をかける。

水の中にもぐって、徐々に酸素を吐く、
少しずつ吐くものが無くなっていく、
最後は耐えるしかない、水から顔をだして酸素をむさぼれるそのときを
ひたすら耐えて待つ。
こういう圧力に似ている。

気づくと息をするのを忘れている。
どうしてだろう、
生存するのに最低限なことさえできなくなるくらい
あの指輪は私を威嚇する。


近づけない、近づかないで。



彼女を守るあの輝きに、
私は目をそらさずにはいられない。


結局私は敗北を認めて、
再び呼吸を始める。


ゆっくりと吸って、
私がまだ存在することを確かめるように吐くのだ。

息ができないほどの。 

September 12 [Mon], 2005, 19:23
苦しい。
深い海の底で、一人でさまよう夜。
彼は彼女と過ごしている。



怖い。
思わず彼にメールしてしまう。
・・・。
返信は無い。
当然だ。



一人でいることは怖くないし、
むしろ心地良いのに、今日だけは一人ぼっちになりたくなかった。
彼が彼女といる今日は、
彼に私といてほしかった。




眠れないまま夜はどんどん過ぎていって。
息苦しくなって外にふらりと出てみると、
星が空一面に。
降ってきそうな星。
記憶が・・・、あの夜の記憶が戻ってくる。

暖かい体温、優しい指先、
少し冷えた唇からこぼれる白い息、
広くて、代わりが効かない、彼の胸。




泣き出してしまいたかった。
なりふり構わずそばにいて、とわがままをいいたいのに。
どこにも行かないで、って口に出したいのに。
私を、私を見て欲しい。
目をそらさないで、ちゃんと見つめて。


彼が隣にいない今、何もかもがかなわない。




もうやさしい言葉はしんじないって、
何度も誓う。
こんな夜をすごすくらいなら、もう、わすれようって。
今までのぬくもりも言葉も、すべて忘れてみせる。
彼のいない今日が終わって、
彼がいない明日が来て、

そしてそして、

彼がいない毎日を始めるのだ。



今日、その一歩を踏み出す。
私からじゃないと踏み出せない。



ちっぽけな最後のプライドで、彼を捨ててみせる。



海、私。 

July 30 [Sat], 2005, 15:35
わかりきっていたことを、目の前に突きつけられることほど
辛いことは無い、って理解していたつもりだったのに、
知らないうちに自分が強くなったつもりでいて、
ちっとも本当は強くなんてなかったのに。

もし海が彼女と別れたからといって、
私のところにくるはずはないこと。
彼にとっての私は、なんのことはない、たんなる知り合いに過ぎないこと。
私の中での彼が、こんなにも大きな存在だっていうこと。
くだらないほど沢山の思いで、潰されてしまいそうだ。

海と私は何も分かり合ってはいない。
もちろん関わりあってもいないのに、どうして。
どうしてこんなに好きになってしまったのだろう。
未知の彼を、私の中で大きくして
目の前で私に微笑む彼を、過剰に捉えて
すべてを私に上向きに捕らえていたら、
彼の私に対する心なんて、忘れてしまったの?

現実は、自分が思っているよりもよっぽど厳しくて、
私はそれを、頭でわかっていても心でわかっていなかったんだ。


その現実っていうのは、
私が彼をとても好きで、彼は私をまったく好きじゃない、
っていうこと。
海のことを考えるのは金輪際やめよう。

夏のすべての予定はキャンセルだ。
海を思い出す場所には二度と行かない。

さようなら。

何度も 

April 24 [Sun], 2005, 23:46
同じ朝を迎えても、決して安心することは無かったの。

細く縦に長い外見からは想像もつかないほど、
きちんとついた幸の筋肉質な腕と胸に抱かれると、
不思議なくらい安らかな気持ちになれるのに
どうしてなのか。

彼は絶対に私の元にとどまらない気がしていた。
彼の腕の中、自堕落に迎える朝。
帰ってほしくなくて、その首に絡みつく私の腕。
やわらかくて冷たいキス。
それに答える幸の温もり。


どれだけ沢山の「彼」を感じても、
彼が私を愛することは無かった。
それを知っていても拒絶できなかった。

幸が私の元を去っていくのを静かに、本当に静かに
待っていた。
それしか出来なかったの。

思い返してみれば幸との関係はたった3ヶ月だった。
彼が立ちなおって、私の元を去っていくまで。

穏やかに流れる時間を、切なく見つめていた。
彼が去った後も、変わることなく、飽きもせずに眺めていた。

もっと大切にすればよかった?
私のものにすればよかった?
あんな女に渡さなければ良かった?


どんな質問も、今となっては無意味で。
そして幸に関する質問の答えはいつでも
NOと決まっているの。

星空 

April 01 [Fri], 2005, 0:40
夜中に急にドライブしたくなって、幸に短いメールをする。


今からあえない?


短い返信。いつも絵文字がふんだんにつかわれる。



待ってるよ!☆


携帯を見つめながら微笑む私。
鏡に映っているその姿に、なんだか恥ずかしくなった。


静かにかかる音楽は東京エスムジカ。
アルバムの4番が好きで、いつもそればかりかけていた。

幸の家の前についてメールをしようと思うと、
もう彼はすでに外に出ていて、煙草を吸っていた。
私がマルメンライトを吸うようになったのは、彼の影響だ。


海までのドライブ。
私たちはいつになく無口だった。
二人でいると、いつもはうるさいくらいに饒舌なのに。
BGMだけが空間を埋める。

なぜか永遠に続いてもかまわないと思うくらいに
自然な沈黙に、私は少し不安になった。

このまま、どこかに、消えてしまっても。
かまわない。

とかね。



海について、真っ暗な海岸に手をつないで出て行く。
波の音と潮の匂いがするのに、月も無い今夜は
どこまでも闇が私たちにまとわりついて、取り残されている。この世界に。


何気なく幸の手から離れて、砂浜を走る。

「見えなくなるからこっちにおいで」

呼び止める声がするのに、私の足は止まらなかったの。
走って、走って。
はっと気づいたら、後ろから幸の手が伸びて
私の肩を抱き寄せた。


その瞬間。体勢を崩した私は、真っ暗な空を仰いだ。

満点の星空。
いくつも流れる流れ星。


「流れ星!見て!」
「本当だ。すごい数だね。お前、なんか願いごとしろよ。」
「・・・うん。金、金、金!笑」
「ばーか笑」


本当の願い事は幸にはいえなかった。
このまま時間が止まればいいと思った。
いつか私の元を去っていく男の一人に過ぎない彼を、
私はそのとき初めて引き止めたい、と感じた。
長い時間をつむいで、お互いの闇を共有して、
違う道を別々に、それでも時には目を合わせながら歩きたい、と。


もちろんそれが非現実だというこもわかっていたのだ。
私が幸一人を特別視することは出来ないこと。

いいえ、してはいけないこと。

もしそれをすれば、私が堕ちていくこと。
わかっていた。


P R
2006年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
最新コメント
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:story-of-love
読者になる
Yapme!一覧
読者になる