沖縄県の早川千加アセス審査会が初会合 国にやり直

November 04 [Fri], 2016, 0:58
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)で、評価書を検討する県の審査会初会合が19日、開かれた. 新型輸送機MV22オスプレイの配備など複数の大きな変更点を、最終段階の評価書になって防衛省が初めて記載してきたことに、委員の批判が続出. アセスのやり直しを求める声も上がった. 審査会メンバーは大学教授ら13人. 仲井真弘多(ひろかず)知事の諮問を受け、アセス対象の「埋め立て事業」「飛行場建設事業」のうち、「飛行場建設」を審査する. 会長の宮城邦治・沖縄国際大教授(動物生態学)は冒頭、沖縄防衛局が昨年末、午前4時過ぎに評価書を県庁へ搬入したことについて「県民の一人として憤りを禁じ得ない. 法的に評価書は受理せざるを得ないが、苦渋の中での審議だ」と防衛局を批判した. 評価書の内容について、委員の堤純一郎・琉球大教授(大気環境)は「準備書から評価書にかけては、大きく変更しないのがアセスの前提のはずだ」と指摘. 準備書にないオスプレイ配備が盛り込まれたことや飛行経路・滑走路の長さが変わったことを問題視した. 評価書は、オスプレイによる低周波騒音が防衛省の基準を一部地域で超えるとも予測している. 堤委員は閉会後「オスプレイの具体的な運用が評価書からは分からず、低周波の影響調査も不十分だ」と述べ、審査会として、オスプレイを巡る影響評価をやり直すよう求める可能性に言及した.