出口のない迷路。《1》 

2004年07月07日(水) 23時01分
 バイトが午後からある日は、午前中のあたしは死んでる。
 バイトの用意を始める三時間前になってようやく、五分おきに鳴り続ける携帯電話のアラームとともにもそもそと動き出すのだ。
 電気代節約のためにクーラーをつけないうちの家は、夏は常にぬるま湯に浸かってるみたいだ。二月に飼い始めたハムスターもてろんてろんになっている。まだ七月頭で、あと二か月以上この暑さが続くかと思うとうんざりだった。

 のぼせた頭を冷やしにシャーを浴びお昼ご飯を食べ、バイトの用意を始める。
 五月から始めたレンタルビデオのバイトはだいぶ慣れて来て、一通りのことをこなせた。大学生だけど、休学中のあたしはフリーターと変わらない。そろそろ復学を考えてはいるけれど。
 いつだってあたしは今の生活を変えたくて仕方ないのだ。大学に通っていれば休んでみる。休みも長くなれば、しんどいだけで家出みたいに遠くに行く。一か月も立てば帰って来て、また休む。暇になってバイトを始める。そして復学を考える。
 何をしてても落ち着かない。長く続かない。退屈で面白く無くなるのだ。徳川家康だったか誰だったか。「不自由を常と思えば不足なし」これのまるっきり反対を歩いているようなもんだ。
 そうやってあたしは今、復学を考えている。だけど、その考えは『前進』だと言えるものだ。

 気分変調症。
 そう診断がおりたあたしは、毎日泣いて過ごしてた。診断なんてどうでもよかったのだけど、とにかく辛かった。
 無価値感、空虚感、希死念慮、不安感、焦り、抑うつ。
 思い当たる原因も無くそういった感情に襲われて、布団の中でくるまって過ごした冬。自殺を計画して、実行せずに終わり変わりに家出をした。
 「ドラマみたいだったなぁ」なんて馬鹿みたいに他人事のように今は思える。全快とは言えないけど、冬に比べればとても調子がいい。死は遠くにあって、将来のことを考えたり、CDやビデオを借りたり、勉強してみたり。自殺する自分がとても身近あったあの頃とは違う。夏は嫌いだけど、調子がいい。

眠る前に。 

2004年07月07日(水) 1時14分

毎晩決まってすること。
それは眠る前にお月様に祈ること。

二年以上前に別れた元カレは今ごろきっと、
可愛い彼女をその腕に抱いている。
あたしにしたように、慈しんで。

あたしは一人お月様に祈る。

明日君が幸せでありますように。
君に夢で会えますように。
いつか現実で会えますように。

そしてようやく安心して眠りにつく。
柔らかな月の光の下で。
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