人物紹介 ~it is snouwing...~ 

May 19 [Sat], 2007, 16:06
カレワ サラン
彼和 茶藍・・・有名私立中学に通う女子。

カヤハタ ソウキ
栢端 爽季・・・有名私立中学に通う男子。

シラミキ  ミナホ
白三城 美奈帆・・・有名私立中学に通う女子。

フキナミ ツユハ
吹並 露葉・・・有名私立中学に通う男子。

it is snouwing... ~エピローグ~ 

May 19 [Sat], 2007, 16:28
 台所ではお湯を沸かす音がしている。春の晴れた日。彼和茶藍はベッドの上いいた。2・3日前から風邪をひいて学校を休んでいた。今日は日曜日。友達がお見舞いに来てくれている。
ノックの音がしてドアが開いた。
「お粥作ったけど食べれる?」
栢端爽季はお盆を持ちながら部屋に入ってきた。
爽季と茶藍は小学校からの幼馴染だ。小学校2年生で茶藍が転校してきた時、隣の席にいたのが爽季だった。大人しくも頼られていた爽季は今でも全く変わらない。
「うん。食べてみる」
元々今日は仲のいい白三城美奈帆と吹並露葉も来るはずだったのだが、急に来れなくなってしまったのだった。
爽季は茶藍が食べるのを見て言った。
「おいしい?」
その顔があまりに真剣だったので
「超まずい」
と笑って言ってやった。
「なら良かった」
「いいのかよ!!」
お粥は美味しかった。悔しい事に爽季は料理が上手いのである。
「明日は来れそう?」
「多分行くよ。嬉しいだろー」
茶藍はニヤっと笑って言った。
「まぁね」
!?予想外の展開。
「クラスで女子1人と男子2人で話してても怪しいし」
確かに怪しい。そう思いながらも残念に思っている自分を見つけて少し戸惑う。
エッヘン。
「あー明日ノート見せてね。よろしく。」
「持ってきたよ」
と即答しつつ爽季はノートを取り出した。
「わー!!やったぁ!ありがと〜♪」
はしゃぎながら茶藍はノートを受け取った。
茶藍の言う事なんてお見通しだ・・・と言うような爽季の顔が可笑しかった。
これもまた悔しい事に爽季は気がきく。
「じゃぁ今度『裄砂奈 羽多亜の事件簿貸してやろう」
爽季は目を丸くした。
「えーマジ!?サンキュー」
爽季は微笑んだ。
「じゃぁ茶藍の気が変わらないうちに帰るわ」
「そうそう、早く帰れ」
茶藍は声をたてて笑った。
「じゃぁなー」
ドアを開けながら爽季は言ったが、振り返ると茶藍はすでに寝息をたてて眠っていた。

・・・足音・・・  ~it is snowing...~ 

May 27 [Sun], 2007, 22:49
茶藍は鐘の鳴り終わる直前に教室にかけこんだ。
「セーフ!!」
と言っても予鈴なので先生はまだ来ていない。クラスメートも半分くらいだ。
「おはよー」
「あ、茶藍おはよー。今日遅かったねー」
と言ったのは白三城美奈帆だ。
「風邪大丈夫?昨日は行けなくてごめんね」
と言いつつ美奈帆はイタズラっぽい笑みを浮かべている。

美奈帆は白三城財閥のお嬢様である。白三城家は某ベッドタウンに豪邸をかまえており、
会社や銀行など、財政界に深く関わっている。
美奈帆の長い黒髪は少しウェーブしていて上品だ。
「ううん、大丈夫。今日の英語って宿題ある?」
「うん。あるよ。そっか、茶藍休んでたもんね・・・」
「ガーン…怒られる…」
英語の先生は怖い。たとえ休んで宿題が分からなくても怒るのだ。
美奈帆が英語のテキストをパラパラとめくりながらクールに言った。
「うつす?」
「いいの!?ありがとー!!」

茶藍が宿題をうつしていると、吹並露葉が教室に入ってきた。
「おはよ。お、茶藍来てたんだ」
「おはよー!復活したゼィ」
「露葉おはよー。英語の宿題やった?」
「やってねー。うつさして」
露葉はダルそうに答えた。といっても露葉はいつもダルそうである。
なのに成績がいいのだ。いくら頭が良くても、何故テストであんな点が取れるのか。
露葉が授業中に寝ているのをみる度に、茶藍は不思議に思う。

茶藍と露葉が宿題をうつしていると、
「はよ。」
と言いながら爽季が入ってきた。
「いえーい♪」
茶藍は入ってくるなり爽季に向かってピースを突き出して言った。
自分がにやにやしているのを自覚しながら。
爽季は茶藍を一目みるなり目を丸くした。
「えー!?なんでいんの!?」
茶藍は答えずに鼻で笑った。
「あーあ・・・今度マック奢る。。。」
「ふふふ」
「気味悪りぃ」
「ふふふふふ」
「何だよ」
「はいはいおしまい」
美奈帆が仲裁に入った。
「話があるんだけど、今日のお昼は中庭でどう?」
「OK」
「席着けー」
爽季が言って調度先生が来た。

...気配... 

June 30 [Sat], 2007, 20:17
麗かな春の日差し。
この空間は中庭と呼ばれていながら建物の中にはなく、敷地の端のほうにある。
木に囲まれていて、落ち着いて話をするには最適なのだが、
校舎から遠いため人はあまりこない。そんな理由から、この場所は4人の秘密基地のようになっている。

茶藍がお弁当を広げながら言った。
「で、話しって?」
「うん。いい話よ」
美奈帆はにっこりと微笑んで唐突に言った。
「みんなで家の別荘に行かない?」
「行く!!」
「行きたーい♪」
茶藍と爽季が即同時に言った。
「パクんな!」
今度は完全にハモった。美奈帆が笑いをこらえていると、露葉と目が合って、2人は同時に微笑んだ。
「で、どこ?」
露葉が聞いた。珍しく彼も行く気のようである。
美奈帆はサラっと答える。
「軽井沢」
「わー!!さっすが美奈帆!白樺に、小鳥に、川に、海に・・・!!」
爽季は一応聞いてみた。
「茶藍・・・それ本気で言ってる・・・?軽井沢って・・・長野だよ?」
「え?何?」
「・・・。。。」

「まぁまぁ。いいじゃないの。茶藍、海はないけど、丘の上に建ってるから眺めはいいはずよ」
美奈帆が優しくつっこむ。
「はず?」
露葉が言った。
「去年建てたからまだ行ったことがなくて・・・」
「えー!?一番乗りじゃん!!やったー!!」
「いつ?いつ?」
爽季は自然が好きだ。山などに行くと癒されるそうで、そうゆう話になるととても嬉しそうだ。
「2週間後のゴールデンウィーク。みんな空いてる?」
「勿論!爽季と露葉は!?」
「空いてる」
「俺も!超たのしみ〜♪」
明らかに目が輝いている。
「そう。良かった!みんな行けるのね」
「やったー!遊ぶぞー!」
「やっぱ山に行きたいな」
しみじみと爽季が言う。
「じじくさ」
茶藍は笑った。
「そうかー?緑っていいじゃんか」
きょとんとした顔がかわいいな、と茶藍は思う。
「でもいきなり山ですか!?まず湖でしょ!」
このまま論争になっていきそうなところをさりげなく露葉が止める。
「2人とも自然好きなんだなー」
彼も機嫌がいいみたいである。
「ところで、みんなお弁当食べないの?」
「あ!!そうだった!」
茶藍の言葉につられて4人はお弁当を広げた。

麗かな春の日は過ぎてゆく。

・・・空青・・・ 

July 26 [Thu], 2007, 21:10
目を開けると、窓からは輝く太陽の光が降り注ぐ朝。
茶藍は起き上がってのびをした。

今日はみんなで美奈帆の別荘へ出発する日である。

美奈帆から軽井沢の別荘小旅行が提案された日から、計画は順々と進み、美奈帆はもちろん、茶藍、爽季、露葉の4人全員が行けることになった。

ふと現実に戻り時計を見ると、まだ8時で約束の時間にはまだまだ余裕があった。
二度寝しようかと考えたがどうやら眠れそうにない。昨夜が遅かったので寝不足になりそうだったが、
別荘へ行く途中で眠れるだろうと考えて素直に下に降りることにする。

リビングに降りると、母が朝食をつくっていた。
「おはよー。早いわね」
「うん」
キッチンを覗くとパンの耳が見えた。ということはサンドイッチかな等と考えつつ、テレビのスイッチを入れる。チャンネルを8にあわせると、丁度天気予報をやっていた。
茶藍は見るが早いか携帯を手に取り、美奈帆にメールを打つ。

―今日晴れだって!

送って30秒程で返信が来た。

―あちらも快晴らしいわ。暑くなりそう!じゃあまた待ち合わせ場所で。

目をテレビに映すと、血液型占いをやっていた。
茶藍はB型、爽季はO型、露葉はAB型。美奈帆は・・・と考えて美奈帆の血液型は知らないことに気づく。聞いた事はあるはずなのだが思い出せない。あとで聞こうと茶藍は思った。

「ご飯できたわよー」
「はーい」
食卓を見るよ置かれていたのはサンドイッチではなくパンの耳のラスク。心の中で

―耳かい!―

と突っ込みつつ、ラスクに手を伸ばす。

再度テレビに目を移すと、血液型占いは終わるところで、画面はすぐに変わってしまった。

残酷な殺人事件、芸能人の結婚、事故、芥川賞最少年者の受賞、海外の拉致事件・・・

そのままボンヤリとテレビを見ていると、気付けばそろそろ時間がヤバイ。
茶藍はあわただしく立ち上がり、玄関に向かった。
靴を履きながら母に声をかける。
「行ってくるね!」
「はーい。いってらっしゃい。気を付けるのよ!」
その声は聞き終わらないうちに、茶藍は家を飛び出した。

空はすっきりと晴れて風ひとつなかく、おそらく誰も気付いていなかっただろう。


これが嵐の前に静けさだとは。

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