Floresのゆたか

August 19 [Fri], 2016, 15:56
今のところ、インプラントの歯根部はチタン製が主流です。骨になじんで比較的安定しやすいため、金属アレルギーも起こりにくい素材の一つです。インプラント治療開始前にはCTや、レントゲン、口腔内検査といった頭部全体の検査を綿密に行い、その上で治療方針を決めて初めて治療開始となるので安全性を確認しながら治療を受けられます。治療が終わったところで、重要なメンテナンスを積極的に患者が歯科医と連携しながら行っていけばより快適に、長期間使えるようになるのです。
様々な条件を考え合わせた上で、インプラント治療を受けることを決めたと思いますが、大切なのは自分にとって一番良い治療をしてくれる歯科医を見つけることです。独特の技術を要する治療なので、その腕はもちろん、埋入手術までの検査、治療、手術後のケアなどでも全て歯科医の腕に任されているので決定的な違いが出てくると考えられます。この治療は、歯科医の技量が、治療成績を大きく左右する治療法とされています。できる限りよく調べて、歯科医を決めることがインプラントを快適に使えるかを決めるのです。
ある程度の規模の歯科医院で、普通の外来診療のみで行うごく一般的なインプラント治療でも、当然、院内感染のリスクはゼロではありません。その点を踏まえ、歯科医院選びのときに、感染症対策はどうなっているか調べた上で決めることが重要事項の一つになります。院内感染防止は歯科医院でも重要な問題と認識されているため、方策についてきちんとホームページに載せている歯科医院も当たり前のようになっていますから、まずはそこを見てください。
インプラント治療によって義歯が使えるようになるまで、段階が大きく3つに分かれます。まず、人工歯根をあごの骨に埋入します。あごの骨や周辺組織と人工歯根がなじむのを待ち、固まったことを確認してから、三番目として、歯根にアタッチメント(連結部分)をはめ込み、その上から義歯をかぶせて完成という流れは皆さん変わりません。どこに時間がかかるかというと、インプラントの埋入後、周りの組織となじんで骨に結びつくまでであごの骨の状態や、その人の体質にもよりますが、最短で2ヶ月、最長で6ヶ月はかかると思ってください。このため、インプラント治療を始めてから義歯を使えるようになるまで、要する期間は短くて3ヶ月、長くても10ヶ月くらいだと考えて良いでしょう。
高額なインプラントは、一体何年くらいもつのかというと、現状では確実な説はありません。歯科医の指導に従い、メンテナンスを欠かさなければ自前の歯と同じレベルの耐久性を保てると考えていいようです。すなわち、自分の歯と同じようにしっかりケアすることにより長い間自分の歯と同じように使えますが、ひとたびケアを怠れば取り返しのつかない事態が起こってしまうということを忘れてはいけません。
全てのインプラント患者にとって、治療費が気になるのは当然です。現実には、治療費といっても地域や、歯科医によって大きく異なります。保険適用外がほとんどであるインプラント治療は、金額は歯科医院次第です。大まかな相場はありますので、心配しないでください。インプラントが欠損歯一本分とすれば、30万円ないしは50万円くらいというのが相場です。
インプラント治療には隠れたメリットがあります。仮歯を入れてから、義歯だといわれることはめったにありません。歯茎から生えているので、見た目も自分の歯に近く自然な感じを保てるのでインプラントだとカミングアウトしなければ義歯を入れたと気づかれることは考えなくて良いのです。義歯だと思われたくない方には最適な治療と言えます。
代表的なインプラント適用のケースは、他の健全な歯を傷つけるのは避けたいという患者の希望がある場合です。ブリッジ治療を例に取ると、両隣の歯を支えにするため、一回り削る必要がありますが、インプラントはあごの骨に歯根を埋入するので、周辺の歯には関係なく失った歯だけを再生できます。他の歯に影響を与えずに、失った歯を再生したいという希望がある方にはやはりインプラント適用が一番でしょう。
どんな治療法にもリスクや問題はありますが、インプラント治療の最大のリスクは失敗すると、やり直しが非常に困難な治療だということです。他の義歯、つまり入れ歯やブリッジ、クラウンとは異なりあごの骨にインプラントを定着させるので万一、人工物のインプラントと自分の骨が周辺組織によってなじむことなくインプラントが定着しなければ普通は再手術しか手段はなく、いったん削ったところをさらに深く掘ることになるのです。埋入するのもリスクがあって、周辺の神経を損傷する危険性もあります。
インプラントが虫歯になることは絶対ありませんが、だからといってメンテナンスは自分の歯より楽と思ったら大間違いです。義歯やアタッチメントの損傷は寿命を縮めますし、食べかすが歯垢となり、炎症を起こすと歯周病になり、インプラントが脱落する可能性もあります。残存している歯と同様に歯科医、衛生士に言われたことをしっかり守って完璧なセルフケアを目指してください。そして、歯科医に指示された間隔で専門的なメンテナンスを受けてください。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:Shiori
読者になる
2016年08月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる