「猫になりたい」 歌詞解釈

August 31 [Thu], 2017, 18:37
「猫になりたい」・・・
GO!スカの人気投票で1位になりすぎたために殿堂入りとなったこの曲。
問答無用の名曲ですね。
この曲には死の香りがする言葉が多いですが、
安直に「君が死んだ」という曲ではないと思います。
むしろ君はすぐそこにいて、彼を捉えて離さない。
さまざまな意見があるでしょうが、以下に個人的な見解を交えながら解釈してみます。


はじめの言葉は、夜、布団の中で二人過ごしているときを想像しました。
ガラス窓からひとつだけ見えていた星も消えてしまって、
世界に二人きりになったような気持ちになる。
いや、もはや二人きりになってしまいたいのかもしれません。

からまわりしながら通りを駆け抜けて、ですが
そのままで想像するとかなり不審な人物に思えますので比喩でしょうか、
草野さんが「道」に関する言葉を使うときは、おおむね人生を表している気がします。
例えば「砂漠の花」とか「夢追い虫」とか「ルキンフォー」なんて顕著ですよね。
ですから、彼は人生をからまわりしながら駆け抜けるように生きているのでしょう。
がむしゃら・懸命に、というよりはずいぶん投げやりに感じます。
そして砕ける、最期の瞬間は君の名前だけ呼ぶ。
つまり思うようにならず、投げやりに生きてきた彼にとって、君の存在は人生のすべてです。
ここで、君と彼の関係性が垣間見えます。

さて、マサムネさんの恋愛観についてずっと書きたかったのですが
私は、マサムネさんの恋愛観を「犬の僕とファムファタールの君」と呼んでいます。
「ファムファタール」、直訳すると「運命の女」ですが、
もっと蠱惑的な、男性を虜にして破滅させる女という意味で使われることが多いです。
草野さんは、恋する気持ちを「蜂に刺された」とか「魔法」という言葉を用いて表すことが特に多いと思います。
つまり、僕をこんな気持ちにさせるのは彼女のせいだ、彼女が魔法を使ったからだという訳。
「恋は夕暮れ」での恋の描き方なんかわかりやすいですし、
「ラズベリー」他、彼女を魔女扱いしている曲の多いことからも伺えます。

この恋愛観が、この曲にも発揮されているといっていいでしょう。
彼は人生の最期に彼女の名を言いながら果てて構わないほどに彼女を想っていますが、彼女はどうでしょう。
なんせ彼女は魔性の女です。
彼はきっと、彼女が何を考えているかわからないのでしょうね。

そしてこの次の言葉、広すぎる霊園のそばのアパート。
実際に霊園のそばに住んでいたのかもしれませんが、
今でこそ公園のような霊園もあるでしょうけど、ここではきっとお馴染みのあの霊園でしょう。
なんだかどんよりしていて、負のエネルギーがありそうで、まぁ真昼間でも行きたい場所ではないです。
こういった状況が「薄ぐもり」でしょうか。
幽界とのはざまのような場所で、魔性のような彼女をいくら抱いても、
いつか消えてなくなってしまうのでは?暖かい幻を見ているだけなのでは?という不安が尽きないでしょうね。

サビは少し飛ばして・・・2番から。
目を閉じて浮かべた密やかな逃げ場所、とは心の逃げ場所でしょうか。
きっと彼はシチリアへは行ったことがありません。
シチリアの浜辺だという絵葉書の写真のように、現実感のないユートピアを心の逃げ場所にしていた。
しかし、砂ぼこりにまみれるように汚れて生きてきた彼は気付くのです。
(この「歩く」も先述の道のように人生を生きるという意味だと思います)
移ろう季節を愛でることを大切にしてきた私たちのはずなのに、
街はまるで季節を嫌うように、どんな時でも同じ姿でそこにある、つまり作り物だと。
心の逃げ場所も、街も、作り物の安らぎであることに彼は気が付いた。
なぜ気が付いたのか。
それは彼女という本物の安らぎに出会ったからではないでしょうか。

さて、大サビ。
猫になりたいは、犬のような自分に対して自由になりたい意思の表れでもあるのかもしれません。
君の腕の中、片時も離れたくないほどに不安なのでしょうか。
せめて寂しい夜が終わるまではここ・・・つまり君の腕の中にいさせてほしい。
いくら言葉で愛を示しても、魔性の君はいつか離れていってしまいそう。
だから自分の存在を忘れられないように、傷つけてあげたい。
どんなに優しい愛の言葉よりも、傷つけられた痛みのほうが存在としては強い気がするから。


この曲は、さまざまなことを投げやりに生きてきた男が、
君に出会ったことで本物の安らぎをやっと実感できたのに、
今度はそれが不安につながって彼女を愛することに必死になっているような曲に思えます。
魔性に魅せられた男は、きっと彼女を手放したくないでしょう。
今までが絶望だったことに気が付くということは、弱さに気が付くということですから。
不安から傷つけて、それを受け入れてくれないと実感できない不器用で強烈な愛情。
それなのに、猫になりたい彼よりも、彼女のほうが猫のようにスルリと消えてしまいそうです。
彼の愛情は、もはや完全に執着の域に達しているように感じます。

彼ほどでないにしろ、人を愛したとき、私たちは弱い。
不安で執着してしまったり、愛ゆえに傷つけたり、困らせたり。
いくら愛してると言っても言われても、怖い。
片思いが永遠の幸せな恋愛だ、という言葉だって納得できますよね。

盲目的で強烈な愛情を描きながら、メルヘンチックな言葉をちりばめられたこの曲は、
さらに、これでもかと切なく柔らかいメロディーで歌いあげられます。
そのアンバランスさが危うく、美しい。
だからこそ長く皆さんの心を掴んで離さないのだと思います。
私はこの曲のそういうところが好きです。



ううむ。わかりにくいね。
道・歩く(走る)=人生を生きる、とか、神様=運命、とか、
マサムネさんの中の方程式みたいなものを、うすぼんやりとは理解できるけど、決定打ではないしね。
上述した恋愛観とか、本気出してまとめてみたい気もするけど、研究になってしまいそう!笑

歌詞解釈は楽しいけど、それぞれが思うような感じが正解!でいいと思います。
はっきりしないからこそ面白いのがマサムネさんの歌詞の魅力ですからね。
ということで、お見苦しい&長い中、最後まで目を通していただきありがとうございました。

ご無沙汰しております

September 21 [Mon], 2015, 23:55
相も変わらずスピッツファンです。

2010年以降のライブにもだいたい顔を出しています。
(ロクロクなどのイベントには行かないポリシーですので、それ以外ね)

変わったことといえば、完全に田村ファンとして開眼したくらいでしょうかw
いまや、田村しか見ない人と化しています。

ちいものツアーでは、鳥取へも足を運びました。
(運んだっつーか、連れていってもらったというか)
ちいもののZEPPでは、スタンディングの整理番号14番という奇跡を手にして
ついに、ついに!念願の1列目を体験しました。
そのかわり?FESTIVARENAではめっちゃ後ろやわ、てっちゃん側やわでした。
ただし、とてもとても大切な人と一緒に行けたのでよしとします。

先日のGOスカでも整理番号100番台だったので2列目。なかなかツイてます。
しかもこのGOスカで私が一番好きな曲「胸に咲いた黄色い花」を聞くことができて、
なんだかもう、胸がいっぱいです。

さて、もはや田村しか見ない人となった私は、1列目だろうがてっちゃん側だろうがとにかく田村ガン見です。
どれくらいガン見かというと、マサムネがすっごい真ん前にきて跪いているのに気が付かない程(失礼)。
いやね、マサムネさぁ、「なんだよ!田村ばっかり見て!俺を見ろよ!」
って思ってこっちにきてる気がするんですよ。俺様だから。
・・・妄想ですかね?
いや、私の前にきてるかどうかは別として、嫉妬してるのは結構嘘じゃないと思うのだけど。
そうやって(たぶん)嫉妬してきてるマサムネを無視するのも、また萌えるんです。
そんな扱いになっていてもマサムネは大好きですよ!!
かっこいいし、何よりもやっぱり世界観が素晴らしい。マサムネの目で世界を見てみたい。


あと、なぜか職場にスピッツファンがたくさんいます。
「それさ、さわらがファン公言しまくってるからだと思う・・・だって全然いないよ?」
って周囲のスピ友には言われました。
でもね、公言できるなら、どんどん自分から公言すればいいと思うんです。
おかげでスピッツトークができたり、昔のスピッツが出ていた雑誌をいただけたりと幸せですよ。

ということで、忙しいながらもスピッツ生活は堪能しています。
以前よりライブそのもの(というか田村の一挙手一投足?)に夢中になって、
MCなどを覚えられなくなってきたこともあり、なかなかブログを書く気になれませんでした。
ですが最近、文章を書きたい、表現したい欲求に駆られていて、ようやく重い腰を上げられました。
見ている人はわずかでしょうが、また少しずつ、私なりのスピッツを発信したいと思います。
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    ・音楽-スピッツ・エレファントカシマシ
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草野マサムネフェチ。

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