彼岸の果て 

November 27 [Sun], 2005, 2:53

嗚呼 立ち上る紅蓮 
愛しき君を焦がして逝く
嗚呼 聳え立つ白煙
僕の焦がれを抱いて

君はいつも君の儘で
僕を抱いて唯てくれたよね
僕は情けなくて何も出来ず
泣いて悼んだ

彼岸の果て 幻の園
船漕ぎの白昼夢
待てども帰らぬ君を追つて
辿り着く岸辺

酷く朧げな再開の約束 

November 16 [Wed], 2005, 4:48

なあ あの日だって夕焼けは
馬鹿みたいに紅色だったじゃないか

忘れてくれよ
忘れてくれ
こっちも全部忘れるからさ

リセット リスタート リプレイ
終わり無きスイッチ・オン

逃避行 

October 31 [Mon], 2005, 21:34
たとえばさ
僕が霧になってさ
いいかい、空に舞うんだよ

そしてさ
君は僕を忘れるんだ
掃除機で吸ったみたいに、さっぱりとね

時々さ
そんなことを思うよ
そして遺言を書くんだ

“僕は空に還る”

終点≒始点 

October 07 [Fri], 2005, 16:48
プラットホームは静かでした。
全ての電車は出払っていて、後は暗転を待つばかりでした。
1両しかない終電車に、一人の少女が乗って来ました。
終着駅に着いたというのに、一向に降りる気配がありません。
「お嬢ちゃん、終点ですよ。」
車掌が言います。
「皆が行っちゃったの。」
少女は良います。
「私は行けないの。」
少女の足は電車から生えた奇妙な蔦に絡まれています。
「なら私が連れて行こう。」
車掌は言い、軽々と少女を抱き上げました。
「嬉しい。」
真っ暗なプラットホームと男の腕の中で、少女は綺麗に微笑みました。

閉め出し 

September 27 [Tue], 2005, 3:47
放っておいてね 構わないで
その声に答える義理はないから

何時から理由もなく強気なんだか
公が聞いて呆れちゃうね

安眠妨害 精神責苦
サディスティック極まりない
自分の立場は棚に上げてさ

次はきっと歓迎したげる
玄関先で残虐パーティー
主催の私めが奏でまするは
阿鼻叫喚の狂宴でござい

オーバーライン 

September 25 [Sun], 2005, 7:42
僕の枠からはみ出した僕が
滲み出して輪郭を暈かす

不安定に広がるそれは
ぎこちなく君にぶつかった

混ざり合う鼓動 息づく生命
裸の心が震え合って

僕の色でもない
君の色でもない
二人が描く 不器用な日溜まり色

埋没 

September 23 [Fri], 2005, 8:44
宙の碧さに身を焼かれ
日の眩しさに目を焦がし

あぁ この体は闇の物
静かに落ち葉に埋もるる

腐敗の貴方は愛しき奏で
無なる私を有にするは貴方

この地に溺れ骨浮かせ
貴方に沈む心地よさ

そんなもの。 

September 18 [Sun], 2005, 8:25
蹴り飛ばしてしまえ。
踏み潰してしまえ。
唾でもかけて、ざまあみろと罵ってやれ。

右に倣うな。
前ばかり見るな。

その足下にだって
花はある。

閉鎖的 

September 16 [Fri], 2005, 20:48
めかし込むでなく強固な面つけ
蝶ではなく蜻蛉と成りて

脆い羽根でフラフラと
日を避けて灯に溜まる

塗り固めた仮面を今宵も
更に重ね 厚く厚く

明け方に見る夢を求め還り月
幻の腕に身任せ仮面を捨てる

「此の面は汝の魂魄喰らふ」
貴方はまるで憂い顔
「もしや我が魂尽きた日にゃ
ゆめ睦び昇りませう」
私はまるで愁い顔

明確な目的 

September 16 [Fri], 2005, 7:12
真面目に ストイックに
余計な関わりをせず 素顔は見せず。
ただひたすらに 馬鹿みたいに真面目面の仮面を被って。

欲しいのはお金だけ。
だから演じ続けてみせる。
敵に囲まれても。薄ら笑われても。

夜の新宿。ネオンの樹海。
愚かな貴方の完璧な幻影。
2005年11月
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■此奴何奴■
■名■【夜取】
■性■【雌】
■歳■【青年〜成年】
メロメロパーク
プロフィール
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