ぼくはまだ、ここにいる。
January 07 [Thu], 2010, 0:02
西澤保彦『身代わり』読了

タックシリーズ、9年ぶりの長篇、第6作。
大傑作『依存』の後日談ともいえる本作だが、
推理小説の核としての殺人とそのトリックについては
西澤氏にしてはひねりが効いていない。
まったく関連の見えない二つの殺人をつなぐものが
ちょっとありきたりだし、やや無理がある。
後日談に終わってしまっていると言えばそれまでの作品である。
しかし、本作はシリーズにおいて
なくてはならない作品だったとは思う。
私の関心ももう最初っから
タックの回復と帰還にしかないわけで、
その一点において本作をこれ以上なく感慨深く読んだ。
「先輩」(私のなかでは「ボンちゃん」ではなく「先輩」)の
事件への自発的な介入を「代償行為」と語るウサコにしびれた。
(幻冬舎、2009年9月25日)
妄執の標的
「ただいま」というひとりごと

タックシリーズ、9年ぶりの長篇、第6作。
大傑作『依存』の後日談ともいえる本作だが、
推理小説の核としての殺人とそのトリックについては
西澤氏にしてはひねりが効いていない。
まったく関連の見えない二つの殺人をつなぐものが
ちょっとありきたりだし、やや無理がある。
後日談に終わってしまっていると言えばそれまでの作品である。
しかし、本作はシリーズにおいて
なくてはならない作品だったとは思う。
私の関心ももう最初っから
タックの回復と帰還にしかないわけで、
その一点において本作をこれ以上なく感慨深く読んだ。
「先輩」(私のなかでは「ボンちゃん」ではなく「先輩」)の
事件への自発的な介入を「代償行為」と語るウサコにしびれた。
(幻冬舎、2009年9月25日)
妄執の標的
「ただいま」というひとりごと
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