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青森で買ったおせんべいたち
2012.11.27 [Tue] 08:00

八戸では八食センターに行くつもりでしたが、靴がこわれたおかげで予定変更せざるを得ませんでした。去年の夏休みには南部せんべいをしこたま買い込みホクホク顔で帰ってきたのに、あの夢のようなおせんべい天国には行けないのかあ…とがっかりしながら、靴を買った帰りに駅へ向かう道で、古い佇まいの手焼きせんべいのお店を発見!
おおお! せんべいの神様は私を見捨てなかった!



岩舘煎餅店さんで買ったおせんべい。私たちが知っている南部せんべいよりも小ぶりで、丸と四角の2種類が2枚ずつ入って180円だったかなあ。
豆が2種類あったので買ってみたら、色の濃いほうはピーナッツがそのまま入ったバージョンで、とにかく豆感がすごい!焼きたてだからさらに豆の香ばしさが倍増しています。



岩舘煎餅店さんでは南部せんべいではなく“八戸せんべい”という名前で売られています。「南部」という大きなくくりではなく、「八戸」を掲げているところにこだわりを感じました。
八戸で生まれここで幼年期を過ごした母は思い出話を始め、懐かしい話に喜んでくれたのか、黙々とおせんべいを焼いていたご主人が「てんぽせんべいを焼いてあげるからちょっと待って」と焼いてくれました。

“てんぽせんべい”とは、柔らかくてもちもちした食感のおせんべい。噂には聞いていて食べてみたいと思っていましたが、まさかここで食べられるなんてラッキー
塩味がほんのり利いたもちもちのてんぽせんべいは、小麦の香りがより感じられてとっても美味しかった〜!靴がこわれたおかげで良いことあった(笑)。




さて、こちらは浅虫名物の板かりんとう。久慈良餅を作っている各店から出ていますが、これは永井久慈良餅店さんのもの。
黒ゴマが入った生地をサラダ油で揚げたもので、少し固めの食感がくせになります。
油で揚げてあるからカロリーは結構あるのですが、これがもうやめられない止まらない!私は「1日5枚まで!」って決めて食べていました。

そして最後は、五所川原の「でる・そーれ」で見つけたキュートなあのコ…。



津軽が生んだ大スター、あの遮光器土偶を象ったおせんべいとどら焼き!!
この土偶が発掘された木造(きづくり)では「しゃこちゃん」というニックネームで愛されています。木造駅はなんとしゃこちゃんのデザインになっているんです。



ベースは南部せんべいですが、小麦以外に米粉を使っており、バターも入っているから風味豊か。しゃこちゃんせんべいもしゃこどらも、発掘されたしゃこちゃんと同じ右足のみというところにオリジナルに対するリスペクトを感じました。



この罪のない顔…。ほにゃ〜。私の中でのゆるキャラ・ランキング1位です。

 
 

電車の旅のタノシミ、駅弁!
2012.11.26 [Mon] 08:00

旅行ではなるべく現地で食事をすることを信条にしていますが、長い距離を移動する東京〜青森間では駅弁を食べるのが楽しみのひとつ。
大宮駅で新幹線に乗り換える途中のエキナカには東日本のいろんなお弁当があるので、選ぶ楽しみも倍増します。



今回選んだのは「ふつうの津軽の幕の内弁当」。1000円が相場の駅弁の中で800円という良心的なお値段なのも魅力です。



まず目をひくのはホッケ!なかなか駅弁にホッケは入ってないよね。青森名産の帆立も唐揚げと黄金焼きの2種類が入ってるし、津軽ならではのお惣菜、イカゲソと野菜のメンチ“イカメンチ”や身欠きニシン、もち米と赤じその発酵食品“すしこ”という珍しいおかずも入っており、彩り豊か。
ふつうを名乗るわりにはかなり凝った内容です。



ちゃんとお品書きも入ってるし、こだわりを感じます。
仕切りのプラカップが少なければ地球にやさしくてさらに良いかなと思います。



帰り道に新青森駅で買ったのは「津軽海峡 海の宝船」。ほんとは「ばっちゃ御膳」が食べたかったんだけど、残念ながら品切れ 時間もなかったので急いで買ったのですが、いくらよりもトビコのほうが多くてちょっとがっかり…。



こちらは秋に別な法事で訪れた時に新青森駅で買った「大人の休日津軽物語」。早朝に青森を発ってそのまま仕事に向かったので、朝ごはんでいただくという贅沢さ。
二段重ねのお弁当で、若竹が乗った白いごはんと、うにが炊き込まれた二色のごはん、かまぼこ、帆立、鶏肉、長芋、山ごぼう、野菜の煮物などバランスも良く、量もちょうど良いので朝にもたれることもありませんでした。
大人の休日じゃなくて「大人の平日出社物語」だったけどね

電車内で駅弁を食べ始めるきっかけってありますよね。私はできれば景色のいいところで食べ始めたいので、東海道新幹線だったら横浜を通り過ぎるまで我慢しているのですが、東北新幹線ではこれが難しい!
新青森駅を出るとまずほとんどずーっとトンネル。八戸から盛岡までもひっきりなしにトンネルなので、景色どころか写真も撮れない状態になるため、食ブロガーにとってはかなりつらい状況
結局、新青森から盛岡まで約1時間おあずけ状態で我慢せざるを得ないのですが、待ったぶん駅弁がよりおいしく感じられること請け合いです。

ちなみに、今回は現地でこんなオトクな切符を利用させていただきました。
小さな旅ホリデー・パス



土・休日(12月23日〜1月7日は毎日)1日2,400円でフリーエリアが乗り放題。青い森鉄道も利用できるので、三沢〜大湊〜青森に移動するだけで元が取れました。

津軽フリーパス


青森駅より西に旅行するかたにおすすめ。なんと2日間2,000円でフリーエリアが乗り放題。JRだけでなく私鉄やバスまで乗り放題なので、あちこち回りたい人にはぴったりです。
切符を見せれば割引やサービスが受けられる施設もあり、きっぷ購入時にもらえるパンフレットがめちゃくちゃ充実してます!

全国美味駅弁 決定版全国美味駅弁 決定版
小林 しのぶ

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五所川原で“津鉄汁”
2012.11.22 [Thu] 08:00



岩木山を眺めながら帰路につく途中、五所川原に立ち寄りました。五所川原からさらに津軽鉄道に乗り換え、金木へ。



太宰治の生家「斜陽館」。両親ともに太宰の愛読者で、私自身も20代の頃は太宰を読みあさったこともあり、前から行ってみたかった場所です。
やたらと広い部屋、部屋、部屋…。ホントに地元の名家だったのですね。私もこの家に生まれてたら逃げ出したくなったかも。



斜陽館の向かいにある金木の物産館「マディニー」(までに=津軽弁で“ていねいに”の意味)で思わず買ってしまった“太宰みそ”。そんな深刻な顔で「辛くてすみません」なんて言われたら、そりゃあ買わないわけにはいかない(笑)。



細かくすりつぶしたごぼう、にんじん、きゅうり、椎茸、昆布などを味噌と唐辛子で練り合わせたもので、ぴりりとした辛さがあとを引きます。もろみ味噌として野菜に付けたり、おにぎりに塗って味噌焼きおにぎりにしても美味しそう。なめ味噌として日本酒のアテにも良さげです。

マディニーにはほかにも「太宰がのんだ“かもしれない”りんござけ」やら、太宰の顔の焼き印が入った「治ちゃんまんじゅう」やら、斜陽館のレンガを模したパイやら、とにかく太宰におんぶにだっこ(笑)。
昔、おみやげに「生れて墨ませんべい」を買ったことがある私、こういうの嫌いじゃないです

少し時間があったので太宰が戦時中に疎開していた「新座敷」というところにも入ってみました。斜陽館より入館料が高いのですが、その分丁寧に説明してくれるので非常に楽しめました。気がつくと電車の時間ギリギリでハラハラしたのですが、館長さん自ら車で駅まで送ってくださり、無事に電車に間に合いました。

五所川原駅に到着後、すぐそばの津軽鉄道社屋1階にあるコミュニティカフェ「でる・そーれ」で昼食。「生産者と消費者のつながり=絆」をコンセプトに、店内で食することができる安心・安全な地元の食材をふんだんに使用したメニューや、地元ならではのお土産を販売しています。



“津鉄汁(つてつじる)”のセットをいただきました。ちょっと見切れちゃったけど箸袋の「はしぃれメロス」の文字に微笑。



津鉄汁とは青森シャモロックや長芋、舞茸などの地域の食品を使った五所川原の新名物。シャモロックの旨みたっぷりのおだしに、ごぼうと舞茸がたっぷり。もちもちした長いものすいとんもユニークです。



こちらは若生(わかおい)昆布のおにぎり。「若生昆布」とは薄くて柔らかい生育一年ほどの昆布のことで、太宰が好んで食べたといわれています。
昆布の塩味が効いていて、お口の中いっぱいに磯の香りが広がります。



可愛らしいイラスト付きの食べ方ガイドがついてきたおかげで美味しくいただくことができました。親切だな〜。
津軽鉄道はあの“ストーブ列車”で有名な鉄道。とにかく観光に力を入れていて、電車内には沿線の情報をまとめたファイルがあり、女性のアテンダントさんが同乗しているので、これから訪れる先の観光情報などを教えていただけます。MAPももらえたのですごく助かりました。
おまけに大荷物の私を見て荷物を運んでいただいたり、温かいサービスに感激しました。
津軽の人は親切な人が多くて本当に嬉しかったです。



観光だけでなくグッズにも力を入れており、津軽鉄道オリジナルの手ぬぐいをゲット!切符の地紋をあしらっていて、なかなかないデザイン。金木ゆきの切符もおまけで入っていました。

何度来ても新たな出会いある青森。来るたびに好きになります。
これからもずっと青森のファンです


 

鰺ケ沢の「鯨餅」と浅虫の「久慈良餅」
2012.11.21 [Wed] 08:00

子どもの頃、夏休みのたび浅虫の親戚の家に遊びに行っていたわが家では、浅虫の銘菓「久慈良餅(くじらもち)」が超定番。しかしこの久慈良餅、オリジナルは鰺ケ沢の「鯨餅」だと知りました。
もともとは京都のお菓子で、北前船で鰺ケ沢に伝わったもの。見た目が鯨に似ていたことからこの名前になったそうです。
その後浅虫に永井久慈良餅店が創業し、初代創業者が郷里の鯵ヶ沢にて習い覚えていた鯨餅の製造を思い立ち、「いく久しく慈しまれる良い餅であるように」との願いを込めて「久慈良餅」と名前を改めて販売したのだそうです。

今回2つの“くじらもち”を買うことができたので、両方を比べてみました。



左は浅虫の永井久慈良餅店さんの「久慈良餅」。右は鰺ケ沢の村上屋さんの「鯨餅」。



浅虫のほうは色が濃く、原材料は米、砂糖、小豆、水あめ、クルミ、食塩。クルミが入っているのが特徴です。
鰺ケ沢のほうは色が白く、原材料はうるち米、もち米、砂糖、小豆。
浅虫のほうは「鯨に似てる」なんて思ったことはないけれど、鰺ケ沢のほうは言われてみると表面が鯨っぽいかも。



浅虫のほうは控えめな甘さですがクルミの香ばしさが印象的で、むっちりした歯ごたえ。
鰺ケ沢のほうはさらにほんのりした甘みでとても上品な味。むっちり度は浅虫のほうが強いでしょうか。
浅虫のほうを食べ慣れているのでクルミがないと物足りない気もしますが、鰺ケ沢のほうの淡い甘さは、現代に考案したレシピではなかなか加減できないと思います。
もともとは京都から渡ってきたお菓子ですが、京都にはもうありません。飛び地として伝わったこのお菓子が絶えることなく長い間愛されてきたことが、シンプルなものほど飽きがこないことの見本を示してくれているように思いました。

浅虫では現在4つのお店で久慈良餅を作っており、浅虫温泉の宿屋つばきさんのサイトで各店の久慈良餅が詳しく紹介されています。
参考サイト「浅虫名物」宿屋つばき

ちなみに山形にも「久持良餅」があり、こちらは味噌やごまが入っていてまた違う風味らしいので、ぜひ食べてみたいですね。

 
鰺ケ沢「鯨餅」(村上屋)

鰺ケ沢「鯨餅」(村上屋)
価格:330円(税込、送料別)

ところどころに入ったクルミの風味と、むっちりとした歯ごたえが特徴の餅菓子。青森の伝統ある...

浅虫「久慈良餅」(永井久慈良餅店)
価格:400円(税込、送料別)


くぢら餅(くじら餅)(久持良餅)(赤砂糖)

山形「久持良餅」(明友)
価格:650円(税込、送料別)

 

鰺ケ沢 水軍の宿 その2
2012.11.20 [Tue] 08:00



「水軍の宿」は2階建て客室20室のこぢんまりした宿。ロの字型になっているのでどんなに迷っても辿り着けます。古民具があちらこちらにスタイリッシュに飾られているのが印象的でした。



夜にはこんな風にライトアップされていてステキです。建物自体は古いのですが部屋はリフォームされており、どこもこぎれいで気持ちよく過ごせました。



お風呂は日帰り入浴で訪れるかたも多く、ロビーや脱衣場は公衆浴場風ですが、広々とした内湯はゆったりとくつろげます。玉砂利が敷き詰められた「足つぼ湯」もあり、木を枕にして寝湯にもできるのですが、塩化物強塩泉という塩分の強い泉質のせいか、寝てると身体が浮いてきちゃうんですよね(笑)。



船の形をした露天風呂。とことん“水軍”にこだわっているのが良いです。お湯がしょっぱかった〜。



翌朝は再び「膳所のれそれ」で朝食。席に着くと漆塗りの箱に入った小鉢が並べられてあり、鮭、いか、もずくといった魚介のおかずが。



予約してあった時間に合わせて1人分ずつお釜でごはんを炊いてくれていました。「白神源流米」という地元のお米だそう。
最初に部屋に案内してくださったおねえさんが言っていた「建物は古いですが、そのぶんお料理に力を入れています」という言葉にいつわりなしでした



真ん中の舟形のテーブルには自由に選べるおかずが並んでいます。目移りするような品数のビュッフェもいいけれど、こういう素朴な朝食にホッとします。



青森と言えばとろろは必須。そしてまたもらっちゃった塩辛。炊きたてのつやつやごはんに合うんだな〜。



青森名物、味噌貝焼き。味噌、ネギが入った貝の中に卵を入れて半熟になったところをいただきます。だしに入っていたのは大ぶりの焼干し!もちろんそのままいただきました。お釜のごはんだけでは足りなくておかわりしました。青森の朝食は美味しいごはんの供が多くて困ります。
わざわざ来て本当に良かった!

このあと再び駅まで送ってもらい、最後の目的地へと移動です。