”光” 15 

2006年08月24日(木) 6時42分
ねぇ
ボクらの道が
ただ一度だけ交差したあの日々を
キミはまだ覚えてる?

暗くて細くて冷たい
ボクが歩いてきた終わりがない様なこの道は
偏見と差別 秩序と孤独 親と石ころ
母親と女性 邪魔な子供 男と女  
それらから生まれた
痛くて迫害を強いる
”苦痛”と”暴力”で溢れていたよ

幼い時 道を諦めて いっそ終わらせようとした時
キミが笑ってくれたから
ボクははじめて”光”っていう存在を垣間見れたよ

生まれたときには
既に失くしてしまっていたものを
やっと見つけた
そんな気がしてた

でも暖かい”光”だったキミも
ボクの重い想いに気づいたあの日から

いつのまにかボクが歩いてきた”道”に
溢れていた”苦痛”の一つに
姿を変えてしまっていたね
ごめんね

またボクはあの怖い道を歩き始めたよ
その途中でいろんな人が
ボクに少しずつ笑い始めてくれて
凄く嬉しかったんだ
でもどの暖かい笑顔にも

未だにキミ以外の”光”を感じることはできないよ

もうボクは”光”に執着すること 探すことに
少しだけ疲れてしまったから

探せば探すほどに
キミが重なって
悔しいくらい”傷”は一方的に開いていくから

ねぇ
どんな代償も厭わないよ
だから
またあの狂ってしまう光が見たい

ただそれだけを願ってボクは
今も歩き続けているよ

”明け方” 

2006年08月24日(木) 6時15分
明け方は綺麗だよ
空はいろんなところで産声をあげはじめて
濁るものなんてなんにもない

でも それだけ

自分のこと あなたのこと
地球のこと 宇宙のこと

苦悩を解く道具は何一つ用意されてない
明け方はそんな残酷な時間
頼るものがない 残酷な時間

何の抵抗にもならないけど
銜えたタバコに火をつける
何も知らない震えるこの手で

ヂリヂリ ヂリヂリ ヂリヂリ

多分 このタバコの次は
僕の心が焦げ付いていくんだろうね

きっと あなたが起きるあたりで
ぼくは寝てるんだろうね

あーあ よかった 別の世界へ

あーあ 悲しいよ 別の世界で


あーあ 逢えないよ 同じ世界で



あーあ おかしいよ 僕の世界が

”ふ” 

2006年08月24日(木) 4時29分
”ふ”って蝋燭を吹き消す音じゃなくて

”ふ”って風が通り過ぎる音でもなくて

”ふ”って夢の中で あなたが漏らす息の音でもなくて

”ふ”って音は
      音は
沢山のモノから 許されて
過去と未来から 飛び降りて 
遠すぎる空から 影を隠して
そして自分から 猫背を消した時に

空気に溶けて 世界から ボクが
”ふ”って消えていく

その為だけに
その為だけに

用意された音であってほしい

”おばあちゃんと死体” 

2006年08月24日(木) 4時28分
おばあちゃんは単純なんだ

おばあちゃんは今日会ったことのない人のお葬式に行ったんだ

おばあちゃんは大きな箱に近づいて
”死体”っていうものになって眠ってるおじさんに会ったんだ

おばあちゃんは”悲しい”っていうものを噛みながら泣いていて
それで さっき初めて会った”死体”のおじさんのほっぺに手をあてて言うんだ

「お疲れ様 お疲れ様」
「安らかな顔で眠れて 良かったね」
「お疲れ様 お疲れ様」

ぼくの悲しさはおじさんには届かなかったから
ぼくはおばあちゃんの裾をひっぱったんだ

1つの命が1つ無くなったから
おじさんからおじさんがいなくなったから
ただそれだけでおばあちゃんは泣いたんだ

おばあちゃんは単純なんだ
だから
おばあちゃんはかみさまではないけれど
おばあちゃんはかみさまみたいにすごいんだ

”便り” 

2006年08月24日(木) 4時26分
人はそう 誰も皆 自分が特別だって信じていたいんだ

もうそろそろ日付が変わる
そしてまた 一つ冬が深くなっていく

でも未だ

あなたからの”便り”も
初々しい雪の”便り”すらも
僕には 届いていなくて

分解していく 思うがままに
少しずつ 霞んでいくんだ 僕の両足


”人付き合いが得意じゃないんだ”
少し照れて言っていた あなたを思い出す

今思えば遥か遠く プラスチックの軽い未来

”今、心から愛する人と一緒にいるんだ”
いつかの笑顔を引きずる あなたの横顔

そんな”便り”が初雪よりも早く僕に届いた

今思えば遥か遠く 一寸の狂いも無い確かな現実

分解していく 自由自在に
高速で ぼやけていくんだ 目に映る世界

人はそう 誰も皆 自分は特別だって信じて痛いんだ

”雪と街と僕と後姿と” 

2006年08月24日(木) 4時19分
思わず暖かい息をもらすような
飛ぶ鳥さえもあえて気付けないような
そんな美しく細かい境界線
その僅かな隙間から
あなたたちは僕たちの世界に降りてくるんだ

極上の笑みで風と遊んで 地面から地球の裏側のまた空まで

僕はあなたたちが愛おしくて

いつも見る景色を鮮やかに彩る驚異の力
黒ずむ世界を戒めるかのような白一色
少し落ち込み 不貞寝してた枯れ木の
かすかな笑顔を 僕は目ざとく見逃せなかったんだ

薄い化粧をした 何より知ってる知らないこの街を
窓際で想いを馳せ自由を望む少女を
疑問を閉じ込めたまま 見上げる母を憎み手を引かれる少年を
屋上で世迷いごとをいつもより少なく呟く僕を・・・

ねぇ 僕は
雪たちがこの街に飽きて離れていく前に
記憶で泳ぐ ”あなた”の後ろ姿すらも
見つけることはできないのだろうか

”携帯電話” 

2006年08月24日(木) 4時17分
あなたと繋がっているから
鳴る音に不安を感じれた

あなたと切れた今は
その音は耳にすら届かないし

湧く感情なんて
何処にも見当らない

”手の考える自由” 

2006年08月24日(木) 4時15分
肺が痛いって言ったのを
脳が聞いたから
煙草に手を伸ばしていた手に
控えめに でもしっかりと 言った
”やめておいた方がいいんじゃないか?”

手は 宙ぶらりんで うろたえた

手は痛みを感じてなかったから

言いたくて言いたくて どうしよう
やりたくてやりたくて 知らない目線を想像して 迷ってる

手は そんな子供の脳みたいに
自由を考えながら うろたえていた

”金魚” 

2006年08月24日(木) 4時01分
優しいその”眼”の奥に
深い深い儚さを感じる

優雅に泳ぐその”様”には
淡い淡い淋しさを感じる

初夏の夜
なんだか心地よい
懐かしい夏の”匂い”と
あなた色の”匂い”が
混ざり漂う中で

その優しい”眼”と
優雅な”様”に
ふと ”涙”を覚えた

”雨” 

2006年08月24日(木) 3時59分
痛いくらい晴れたこの”空”を見上げれば
ふと羨ましくなる
でも鈍い痛みも覚えてしまう

一定に容赦なく降る”雨”を見れば
ふと安堵感を覚え
悲しみに踏み潰されそうになる

きっとボクの心の世界には
絶えず”雨”が降り続いているのだと思います

ボクはその”雨”を取り払って
奇跡のように抜けるくらい晴れている世界を作ってくれるような人を
今までずっと探していました

でも その考えに少し疑問を持ちました
誰しも”雨”の日に外に出かけるのは面倒くさいと思うもの
なら当然 人間同士でも心が”晴れ”てる人の所へ出かけるほうが
出かけやすいのかもしれません

この”雨”を まず自分でやませてみよう
最初の”一歩”を我慢してみよう
そうしたら ”雨”だったこの世界にも
何か今までと確かにちがう陽射しにも似た”何か”が
訪れるのかもしれない
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