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May 24 [Sat], 2008, 16:39
なんかどんどんドロドロになっていく気がする・・・w



 お兄ちゃんすら信じられなくなった。私が存在することによってお兄ちゃんもずっとその事を隠し続けて・・・苦しんでたんだ。自分だけお母さんに優しくされて父親が違う妹が冷たくされていることに。
 私には、もう何もない。失うものなんてない。空っぽで真っ暗な私の中には父親との思い出も母親の笑顔も何も記憶されていない。私を包み込んでくれるふわふわした感情なんて何もない。
 家に帰ると相変わらずのお母さんと奴。冷蔵庫を開けても何もない。お腹がすいたなんて言えなかった。
 奴等が稼いだ金で何かをしたり食べたりするのが嫌だった。いつか、自分一人でやっていけるようになったら復讐してやるって思った。

「最近元気ねぇべ。何かあった?」

 リンリンが言う。案の定、視界の中にコイツは居ない。

「こら。無視すんじゃねーぞ」
「うるさいな」
「あぁ?」
「うっさいっつってんだよっ」

 ひたすら走る。雪の中を走る。オレンジ色の長靴が雪の中に埋まって動けなくなる。
 私の頬を伝った液体が雪に溶け込んでいくのを見て、ふと思った。





       シ  ニ  タ  イ  。




 こんな泣いてるばっかりの人生、もう嫌だ。視界に入った親子。お父さんとお母さんの手を両手で握っている小さな女の子。黄色い帽子をかぶっているから多分幼稚園まで送ってもらってるのかなぁなんて思った。
 まだ小さくて1+1の答えすら分からないはずなのに、その子は私にはない何かを確かに持っていた。欲しいと思っても私には絶対に手に入れられない何かを。
 それは言葉で説明できるものじゃなくて、私のぽっかりと開いた部分にはめ込められる予定だったはずのもので。けれども今は開いた穴の形が変化してしまって思うようにはまらない。きっとそれが運命なんだって思った。
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