映画「苦役列車」原作を60%くらい薄めた作品

2012年07月19日(木) 13時05分
「苦役列車」★★★☆
森山未來、高良健吾、前田敦子出演

山下敦弘監督、
113分、2012年7月14日公開
2012,日本,東映
(原題/原作:苦役列車 )






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第144回芥川賞を受賞した西村賢太の
「苦役列車」の映画化



「原作を読んいるから主演の森山未來は
イメージがちょっと違うなと思いながら劇場へ
作品の雰囲気はそれなりに感じたが
原作の持つ、圧倒的な「熱」は
感じられなかった、
1980年代の東京の片隅の青春ってところか」



自虐的に主人公の北町貫多(森山未來)は
「どーせ、オレは中卒の日雇いだよ」言い放つ、
相手の目は見ずにあさっての方向を見ながら。

誰かと関わりになりたいと思いつつも
適当な距離が掴めなくて
「オレ達は友達だろ?」なんて
気恥かしい言葉を平気で口にする



とにかく恥ずかしくなるシーンが多く
この恥ずかしい感じは何なのだろうと考えると
やはり人間、どこかで自分の本心を誤魔化し
当たり障りない言葉に置き換え
本心の多くは心に秘めて過ごしているが
主人公はそれを臆面もなく言い放つわけで
それは非常に耳に恥ずかしい瞬間だ。


原作者は芥川賞受賞後のインタビューのいくつかで
「賞金は何に使いますか?」と聞かれ
「風俗に使います」って言っていたが
風采の上がらないおっさんの
小さな瞳の奥の
晴れやかな舞台に引きづり出された戸惑いと
それでも笑いでも取ろうかとする
小心者がのぞき見えて
そのあたりのダメダメな感じは
さすが森山未來、なりきっていたように感じた。



原作を読んで無い人が見たら
この映画をどう感じるだろう?
原作なんて知らないでストーリーも知らないで
映画だけを純粋に楽しむのが良いのだろが
先に原作を読んでしまった自分としては
原作の「自分、自分、自分、自分」という
あの圧倒的な熱が
だいぶ薄まってしまっていて
物足りなかった。



ラストの希望の光も余計なお世話だ。
(でも結構面白く見たんだけどね)


★100点満点で75点


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山下敦弘監督作品
どんてん生活(1999年)
ばかのハコ船(2002年)
リアリズムの宿(2003年)
くりいむレモン(2004年)
リンダ リンダ リンダ(2005年)
松ヶ根乱射事件(2006年)
ユメ十夜(2007年)※「第八夜」監督
天然コケッコー(2007年)
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苦役列車(2012年公開予定)

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