映画「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」その日に至るまでの軌跡を見る

2012年06月13日(水) 21時37分
「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」★★★☆
井浦新(ARATA)、満島真之介、
タモト清嵐、岩間天嗣、永岡佑、
鈴之助、渋川清彦出演

若松孝二監督、
119分、2012年6月2日公開
2011,日本,若松プロダクション、スコーレ株式会社
(原題/原作:11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち )






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「自衛隊の駐屯地での演説風景は
グラビアで映画のワンシーンのようで
強烈に記憶に残っているが
そこに至る過程は知らなかった、
溢れんばかりの才能を
自らの信念に従って散らした文豪の
輝かしくも愚かしい日々を見た」



楯の会の設立の経緯から
その日まで
結末は分かっていながら
別の選択肢はなかったのかなぁと
なんとも残念な気持ちで仕方なかった。



彼が小説に書いた「暁の寺」は
バンコクのチャオプラヤー川沿いに
威容を見せている
好きな寺院のひとつだが
50年以上も前にその場所に立ち
幻想的な小説を書いたことに
感慨を覚えた、
そんなふうに独自の視点で
色んなものを紹介してくれていたら
今の生活にもっと違う色を
与えてくれていただろうに。


時代は学生紛争やベトナム戦争反対など
今では未成熟な感じさえするが
社会全体がよりよい未来を求めて
懸命に考え行動していた時代、
そんな中、三島も自衛隊の位置づけに
固執するかのように行動を始める。



何をそこまで固執したのか
その一端は理解できたが
考えることと行動することの
その間にある随分高いハードルを
何故やすやすと越えて行ったか
そのあたりは分からなかった。


自衛隊での演説も
隊員達の怒号とヘリの音にかきけされ
命を懸けた演説が虚しく宙を漂う、
なんてことだ
なんてことだ

こんなふうに国家を憂う人を
むざむざと見殺しにして
今の日本になったのだな。
心の声はどこにも届かない。


映画はその内面にまで届いたかというと
知られている範囲を描いたに過ぎない
この映画独自の「何か」を
提示すべきだった、それがちょっと残念、
けれど見て良かった。



★100点満点で75点


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井浦新(ARATA)出演作品

ワンダフルライフ(1999年、是枝裕和監督作品) - 主演・望月隆 役
シェイディーグローブ(1999年、青山真治監督作品) - 甲野慎吾 役
DISTANCE(2001年、是枝裕和監督作品) - 主演・敦 役
ピンポン(2002年、曽利文彦監督作品) - 月本誠 / スマイル 役
青い車(2004年、奥原浩志監督作品) - 主演・リチオ 役
ジーナ・K(2005年、藤江儀全監督作品) - 菊池オサム 役
真夜中の弥次さん喜多さん(2005年、宮藤官九郎監督作品) - バーテン 役
幽閉者 テロリスト(2007年、足立正生監督作品) - サブリーダー 役
The焼肉ムービー プルコギ(2007年、グ・スーヨン監督作品) - 巨大焼肉チェーン店 虎王 御曹司トラオ 役
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(2008年、若松孝二監督作品) - 坂口弘 役
砂の影(2008年、甲斐田祐輔監督作品) - 真島 役
蛇にピアス(2008年公開、蜷川幸雄監督作品) - シバ 役
20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年公開、堤幸彦監督作品) - 田村マサオ 役
20世紀少年 <第2章> 最後の希望(2009年公開、堤幸彦監督作品) - 田村マサオ(13番) 役
渋谷(2009年2月27日公開、西谷真一監督作品) - 店員 役
ウルトラミラクルラブストーリー(2009年6月6日公開、横浜聡子監督作品) - 島田要 役
20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗(2009年8月29日公開、堤幸彦監督作品) - 田村マサオ(13番) 役
空気人形(2009年9月26日公開、是枝裕和監督作品) - 純一 役
John Rabe(2009年ドイツ・フランス・スペイン・アメリカ公開)ドイツ映画賞受賞作品 日本国内で公開禁止 - 小瀬少佐 役
ソラニン(2010年4月3日公開、三木孝浩監督作品) - 冴木隆太郎 役
座頭市 THE LAST(2010年5月29日公開、阪本順治監督作品) - 十蔵 役
トルソ(2010年7月10日公開、山崎裕監督作品)
キャタピラー(2010年8月14日公開、若松孝二監督作品) - 軍人2 役
ハナミズキ(2010年8月21日公開、土井裕泰監督作品)- 平沢圭一 役
君に届け(2010年9月25日公開、熊澤尚人監督作品) - 荒井一市 役
行きずりの街(2010年11月20日公開、阪本順治監督作品) - 神山文彦 役
莫逆家族-バクギャクファミーリア-(2012年公開予定、熊切和嘉監督作品)
かぞくのくに(2012年公開予定、梁英姫監督作品) - ソンホ 役
11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち(2012年春公開予定、若松孝二監督作品) - 主演・三島由紀夫 役


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11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち

監督: 若松孝二   
出演: 井浦新、満島
映画@見取り八段  2013年04月12日(金) 19時11分
先日閉幕となったカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映され、話題を呼んだ若松孝二監督の新作『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』。本作で三島由紀夫役を演じ、新しい解釈の三島像を打ち出した井浦新さんにお話を伺った。【page1/4】
INTRO  2012年06月24日(日) 19時15分
 1970年11月25日に防衛庁内で割腹自決を遂げ た三島由紀夫と、彼と行動をと
みんなシネマいいのに!  2012年06月23日(土) 11時47分

<<ストーリー>>
「金閣寺」「憂国」などの傑作、話題作を放ち、文豪として世界からも
高い評価を得ていた三島由紀夫(井浦新)。学生運動が全盛を極めている中、
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ゴリラも寄り道  2012年06月14日(木) 7時33分
 『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』を渋谷のユーロスペースで見てきました。

(1)若松孝二監督の作品は、以前は余り見なかったものの、このところ『実録・連合赤軍』、『キャタピラー』そして『海燕ホテル・ブルー』とお付き合いしてきましたので、この作品もと思...
映画的・絵画的・音楽的  2012年06月14日(木) 4時45分
★★★三島由紀夫が若者たちと結成した楯の会は、非戦の憲法の改正、再び天皇を神とし、天皇の軍隊による治安維持などを掲げ、自衛隊は日本の軍隊であり有事の際には自衛隊とともに敵なるものと戦うとしていました。 日本の文化は武士道であり、美しく死ぬことこそ生きる目的であるとしていました。そのためには精神が健全であることが必要で、さらに健全な精神は健全な肉体があってこそなのだと三島は言います。 楯の会のメンバーが自衛隊で訓練にあたるのは、軍事行動を身に付けるだけではなく、健全な肉体を作るためなのでしょう。 三島...
映画とライトノベルな日常自販機  2012年06月13日(水) 22時29分
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』、『キャタピラー』の若松孝二監督最新作は、1970年11月25日に防衛庁内で割腹自殺を遂げた三島由紀夫と「盾の会」に参加した若者たちを描いたドラマだ。三島由紀夫役を『空気人形』の井浦新が熱演する。共演には『キャタピラー』の寺島しのぶ、『極道めし』の永岡佑らが出演。
LOVE Cinemas 調布  2012年06月13日(水) 21時47分
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