映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」形あるものは壊されても、途切れない希望はある

2012年02月25日(土) 22時47分
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」★★★★
トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、
ジェームス・ガンドルフィーニ、ゾーイ・コールドウェル出演

スティーヴン・ダルドリー監督、
129分、2012年2月18日公開
2011,アメリカ,ワーナー・ブラザース
(原題:Extremely Loud and Incredibly Close






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「この映画はアメリカでなら『9.11』
我が国日本でなら『大震災3.11』以後と以前では
同じ様な映画が作られたとしても
感じ方は随分違ったと思う、
もし、そんなことが起こったら・・・という
仮定で語られるものじゃなく
自分達は人災も天災も起こってしまうこと、
その事実を痛いほど分かっているから」



主人公は9歳の少年オスカー(トーマス・ホーン)、
彼は父親(トム・ハンクス)とのゲームに夢中だった、
父親の示唆する僅かなヒントから
目的のものを探すゲームには
マンションの向かいに住むおばあちゃんも駆り出され
人付き合いの苦手なオスカーは
ゲームのなかで他人と触れあうようにと
父親は考えていたようだ。


そしてその日
同じ日の繰り返しと思われた日常が失われた。



太陽が爆発しても
8分間は地球では太陽は輝いている
太陽の光は8分かかって地球に届くから
その間、地球では太陽の光を見ることができる、
少年は偶然見つけた「鍵」を
父の最後のメッセージと考え
その鍵が開くモノを見つけようと
ニューヨーク中を駆け回る。



明日何が起こるか分からない
怖いモノはそれだけじゃない
街中に溢れてる
大きな音、空を横切る飛行機
地下鉄、悲鳴、泣き声
オスカーの視線で街を眺めると
確かなものは無く、なにもかもが脆く映る。


勇気を振り絞って街中を
鍵穴を探すオスカーに助っ人が現れた、
彼はおばあちゃんのアパートの間借り人で
何かが原因で声が出ないため
筆談で意志疎通を図るが
それはなかなか人とうち解けないオスカーには
却って良かったのだろう、
このコンビの掛け合いが
心温まる素敵なシーンとなった。



話せないことで筆談をするが
それより多くの時間
彼の瞳の作る表情が
雄弁に色んなことを物語っていて
助演候補もうなづける。


オスカーが探し当てたのは
実は鍵の本来の持ち主だった、
ガッカリするオスカーだったが
その持ち主も父親から譲られた鍵を探していた事を知り
彼の気持ちがよく分かるのだった。
不確実な世の中にあって
大切な人との絆は
目には見えないけれど
確実に繋がっているのだ。



サンドラ・ブロック演じるオスカーの母親も
あまり表には出ないが
さりげない優しさでオスカーを見守る、
どうしたらいいのか
何が最良なのか答えは無い、
だから誰もが試行錯誤し
不器用な優しい気持ちを押し付け合うのだろう、

それは何もかもをそっと包むと言うより
時に無骨で心に痛いこともあるが
それも全部愛情からでたことなのだ。


オスカーが全力で走るシーンは
何も語らないが
自分達はそんな何気ないシーンにも
色々と考えてしまう、
途切れた糸をまた繋いでいくのも
人間なのだ
その力を信じたいし、希望はあると教えてくれた。


★100点満点で85点



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スティーヴン・ダルドリー監督作品
リトル・ダンサー Billy Elliot (2000年)
めぐりあう時間たち The Hours (2002年)
愛を読むひと The Reader (2008年)
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Extremely Loud and Incredibly Close (2011年)

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