書籍「アントキノイノチ」命に向き合うこと、働くことについて考える

2011年08月30日(火) 19時09分
書籍「アントキノイノチ」★★★★☆泣いた
さだ まさし 著 ,
幻冬舎 、2011/8/4 初版
( 325ページ, 630円)



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「もう、好んで泣けるような小説を読むことはしない、
そんなふうに決意とまではいかない
ゆるい決めごとをしたのは
重松清を何冊か読み終えた後だったと思う、
だからこの小説も慎重に避けていたが
『無縁社会』だとか『孤独死』という
現代のキーワードまでも
避けては通れないとも思い
ネット注文してさっそく読み始めた」



ごろんと寝転んで
涼しくなった外の風を取り入れつつ、
日曜の午後3時間あまり
泣いた
泣いたね、
泣かされた。


この小説は2重構造になっている、
まずは主人公の高校時代、
近い存在だった同級生の悪意ある行動に触れ
精神のバランスを崩して
高校を中退した頃の出来事と
リハビリを兼ねた
父の紹介で始めた仕事をする事で
変化していく心。


働き始めた現在と
高校時代の出来事が交互に描かれながら
ゆっくりとゆっくりと
癒されていく様子が
繊細に描かれている。



その中でも中心となるのは
死後一週間などある程度経過して
発見される孤独死が
増えているという現代、

隣に住む人がどんな人かも
知らない生活がそうさせるのか、
主人公の仕事はそんな孤独死を迎えた人の
住んでいた部屋の片づけをすること。


亡くなった人の最後の支度をお手伝いする
それは言葉に書けば
ひとつの仕事を表すに過ぎないが
現実はとてもとても大変な仕事だ。

遺体はすでに運ばれているとはいえ
人間の残す臭いやその他の痕跡
それは想像を絶するものがある、
果たして主人公はこの仕事を続けられるのか。


高校時代の事件のトラウマから
人と接せることを極力避けようとするが
それでも誰かと繋がりたい
そんな主人公の想いが
一緒に働く上司の優しい心と
仕事に懸ける情熱に触れて
自分もこの仕事を続けていきたいと考える。


やりがいのある仕事というには
あまりに過酷な現実を向き合い
ほとんどは無言の相手と
その最後の旅立ちの手伝うという
外見的には報われない仕事だ、
誰もが進んで選ぶというわけではない。



人はどうして仕事と関わっていくのか、
現在の仕事を選んだ理由は
それ程明確ではない人が多いだろう
そんな自分自身の事、
命と向き合うこと
色んなことを考えさせられた。


映画も楽しみだ。



★100点満点で85点




soramove
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