映画「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」激動のイタリア史の別の顔

2011年07月28日(木) 19時09分
「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」★★★☆
ジョヴァンナ・メッツォジョルノ、フィリッポ・ティーミ出演

マルコ・ベロッキオ監督
128分、2011年5月28日より全国順次,
2009,イタリア,エスピーオー
(原作:原題:VINCERE/勝利を)







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「劇中に映画や映画ニュースが挿入されている、
チャップリンの無声映画に生演奏がつき、
モノクロの画面に食い入る観客、
フィルムも手で回している時代、
世界に目を向けると
これまでの歴史を打ち破り
力には力をもって戦うべきという風潮、
イタリアの開戦前夜の物語」



イタリアを独裁政権で大戦に巻き込んだ男、
ベニート・ムッソリーニ(フィリッポ・ティーミ)。
若き日、彼と恋に落ちたイーダ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)は、
彼の為に全財産を投げ打って彼を支え
やがてイーダは彼の息子を産むが、
ムッソリーニは既に家庭を持っていた。

彼女の盲目的な愛情は分かるが
可愛い子供との平穏な生活なら
出来たはずで、それだけで良かったんじゃないかな、

しかし彼女はあくまでも自分は妻であり
息子はムッソリーニの正当な息子であると主張し続け
そのため遠ざけられ
長く母子は引き裂かれる。

耐え忍ぶのが美徳のひとつというような
我々日本人と違い
「愛に生きる」方を彼らは選ぶのかもしれないが
本国ではこの作品はどう捉えられているのか
ちょっと気になる

彼女は自分の気持ちという面では
全く正しいが、
相手から見たらやはり偏執的で
どこか狂った感じを与えてしまうだろう。

久々の大河的な歴史ロマン、
悲劇的ではあるけど
ここには痛いほどの強い意志があり
その意思を貫く一番過酷な道を
主人公は自ら選んで歩くわけで
その意味で彼女は勝利を手にしたのかもしれないが

主人公の熱演とともに
やるせない思いが胸に迫る。


ヨーロッパの地図を見ると
平和な世の中なら問題ないが
隙あらば力で領土を広げようなんて時代なら
安心して暮らせないだろう、
島国の日本とは全く違う
だからこそそこに住む人々との違いがあり
こうして映画ひとつ見ても
そこに様々な感情を見出すんだろうな。


★100点満点で75点


soramove
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マルコ・ベロッキオ監督は生年月日 1939/11/09
肉体の悪魔 (1986)
夜よ、こんにちは (2003)
など多数

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  若い時代のムッソリーニの愛人となった女性が主人公の映画で、ジョヴァンナ・メッツォジョルノという女優の熱演が光る。視聴者を共感させ、ぐいぐい引っぱっていく。それにムッソリーニを演じるフィリッ...
大洋ボート  2011年08月08日(月) 23時01分
20世紀初頭、イタリア。 官憲から追われる政治活動家ムッソリーニと恋に落ちた女性イーダは、全財産を投げ売って彼の活動を支えた。 しかし、長男出産後、彼に正妻ラケーレがいたことが発覚。 ムッソリーニが政権を奪取し、ドゥーチェ(統帥)としてイタリアに君臨した後は、彼女と息子の存在など、なかったことのようにされてしまう。 イーダは自らの正当な立場を主張し続けるのだが…。 歴史に葬られた愛の物語。
象のロケット  2011年07月30日(土) 13時15分
 この映画で一番印象深かったシーンは、第一次大戦勃発直後のイタリアで、参戦か参戦反対か国内の世論が真二つに割れ、戦争のニュースを上映する映画館で両派が乱闘騒ぎになる場面。場内騒然とする中、懸命にピアノを弾いている演奏者の姿が面白かった。 遅れた農業国家としてイタリアは1861年に王国が成立したが、国内は不統一でその焦りが過激な行動としてファッシストを生む下地となった。最初イタリア社会党に属していて戦争に対し中立表明していた若きベニート・ムッソリーニが、参戦派にまわる。これが大きなきっかけで、イタリアはドイツ・オーストリアに宣戦布告した。この物語はちょうどそのころスタートするが、イタリア国内の政治情勢を追うことよりも、盲目的にと言っていいほど深くムッソリーニを愛してしまった女が、「ドーチェ」と奉られるほどの権力者となった相手から遠ざけられ、さらに精神病院にまで閉じ込められてしまうという悲話を延々と綴る。 確かムッソリーニには数多くの愛人がいたのではなかったか、という思いが災いして、この女性イーダ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)にどうも感情移入ができなかった。大衆を扇動して戦争に駆り立て...
After the Pleistocene  2011年07月30日(土) 10時42分

 
20世紀前半、イタリアに独裁政権を築き、歴史上ヒトラーと並び称される独裁者ベニート・ムッソリーニ(フィリッポ・ティーミ)。その陰には、イーダ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)という一人の女性の存在があった。熱心な社会主義者だった若きムッソリーニと恋に落ちたイーダは、全財産を投げ打って彼の理想の実現のために尽くす。身も心もすべてを捧げたイーダは、やがて彼の子供を産む。だが、この時初めて、ムッソリーニがすでに家庭を持つ身だったことを知る。
 
あ?映画...
Cartouche  2011年07月29日(金) 18時07分




 VINCERE

 1907年、イタリア。中産階級の女性イーダ(ジョヴァンナ・メッゾジョルノ)は、
社会党員のムッソリーニ(フィリッポ・ティーミ)と出逢う。数年の後、再会した
二人は恋に落ち、イ...
真紅のthinkingdays  2011年07月29日(金) 9時45分
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映画まとめてみました  2011年07月29日(金) 8時43分
「Vincere」2009 イタリア/フランス

イーダ・ダルセルに「向かいの窓/2003」「心の中の獣/2005」「コレラの時代の愛/2007」のジョヴァンナ・メッゾジョルノ。
ベニート・ムッソリーニに「重なりあう時/2009」のフィリッポ・ティーミ。
ラケーレ・グイディに「13才の夏に僕は生まれた/2005」のミケーラ・チェスコン。
監督、原案、脚本に「母の微笑/2002」「夜よこんにちは/2003」のマルコ・ベロッキオ。

1907年、トレント。イーダ・ダルセルは社会主義信奉者の青年ベニート・ムッソリーニと出会う。7年後ミラノで再会した二人は激しい恋に落ちる。彼を愛し...
ヨーロッパ映画を観よう!  2011年07月28日(木) 22時58分
ヒトラーと並ぶ独裁者ベニート・ムッソリーニ。その男に己の持てる全てを捧げた女がいた。しかし彼女は歴史の闇に葬り去られたのだった…。イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督が描く悲劇の物語の主人公は全米批評家協会賞主演女優賞を獲得したジョヴァンナ・メッツォジョルノだ。彼女の尋常ならざる気迫のこもった演技に目が釘付けになる。共演はフィリッポ・ティーミ。
LOVE Cinemas 調布  2011年07月28日(木) 19時24分
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