映画「津軽百年食堂」小さな食堂の歴史

2011年04月13日(水) 10時50分
「津軽百年食堂」★★★★
藤森慎吾、中田敦彦、福田沙紀、
ちすん、伊武雅刀出演

大森一樹監督、
98分 、2011年4月2日公開
2011,日本,日活、リベロ
(原作:原題:津軽百年食堂)







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2011年弘前さくらまつり
平成23年4月23日(土)〜5月5日(木・祝)



「ここ数年で行きたい旅のテーマに
太宰の描いた「津軽」の現在を歩きたい、
というのがあるが、
今回の震災の折、様々な自粛がされる中
弘前の桜祭りはやりますよーと
TVで見て、今すぐは行けないけれど
ならば映画でそのきっかけでもと劇場へ」



弘前と青森駅の位置さえ
先日初めて知ったような
自分ですが最近は
「太宰治と旅する津軽」という本を買ったので
これで地図上の旅をボチボチしていて
この映画ではツーリストの旅情というと
もうひとうだけど、
設定が「桜祭り」の出店が
ひとつのハイライトでもあるので
城と桜と津軽そばという
お手軽な旅番組っぽい
でも充分魅力的な映画に仕上がっていた。



オリエンタルラジオの二人が主役、
何でこいう素人を使うのかな、
これから有望な役者を出して育てた方が
良いだろうになどと思いながら見たが、
二人は頑張りすぎてなくて
思ったよりずっと良かった。


「津軽食堂」は今は東京で暮らす
4代目息子まで数えると100年も、
この地で実直にただひたすら
美味しい蕎麦を提供してきた。


この食堂の開店のいきさつと
現在の様子が交互に描かれ
その100年の時の流れは
あっという間の夢のようであり
けれど「生きる」という
本質みたいなものを感じた。



日露戦争勝利の好景気が
東北の弘前まで活気づけ
日本はこの後
方向を間違えてしまうが、
今の自分たちなら
「もっと慎重にね」と注意できるが
歴史の只中ではそれを冷静に考えられはしない。

何事にも「もし」ということは叶わないが
今回の津波被害に遭われた方々にも
「早く高台に逃げて」と
そりゃあもう必死で言い続けたい、
それだけでもっとなんとかなったはず。

父の事故で弘前に戻った主人公が
出前のバイクで近所を走るシーンがある、
目が合えば軽くうなずき、
ごちゃごちゃっとした中に
彼にとっては見慣れた何気ない風景が広がる、
そしていつも見守るように
その景色の中には岩木山がある。



父親が事故で入院したと聞いて
連絡を取る主人公に
病院にいる姉が
「たいしたことないから帰らなくていいよ、
アンタも自分の生活があるから」
そんな時、自分自身も考える
親の入院を見舞うことより
大切な事ってあるだろうかと。

そんな感情を抱えつつも
今いる場所での日常に埋もれていく、
そうやって自分達は暮らしているのだけど
本当の居場所なのかなと
そんなふうに心を刺激される。

「3.11」の地震以降に見たから
この映画の印象がずいぶん違うのかもしれない、
けれどなんだか涙腺を刺激され
どうってことなシーンにも
そこに何かを読み取るような鑑賞体験。


行こう、弘前へ
そんな気分。


★100点満点で80点★


soramove
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映画で見える岩木山はまるで富士山のように
つねにどっしりと揺るぎない感じがして
こんな風景の中に暮らすっていいだろうなと思った。

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LOVE Cinemas 調布  2011年04月13日(水) 20時39分








映画 「津軽百年食堂」
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