「ノルウェイの森」悲しみを受け止めその痛みを忘れない

2010年12月16日(木) 0時20分
「ノルウェイの森」★★★★
松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子出演
トラン・アン・ユン監督、134分 、2010年12月11日公開、2010,日本,東宝
(原作:原題:Norwegian Wood )




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1987年に発表され、国内での
累計発行部数870万部を誇る
村上春樹の同名小説の映画化。
『夏至』のトラン・アン・ユン監督がどう映像化するか
お手並み拝見!

「こんなに出来上がりが心配な作品は無かった、
随分前に読んだきりで
細部は忘れてしまっていたが、
自分の記憶の中では完璧な作品として
揺るがないものだっただけに
その登場人物達が動き、言葉を発するのを
なんとも不思議な気持ちで見つめた。」



小説に描かれていたのは
喪失の物語だ、
人は生きていく上で
出会って出会って出会うだけならいいものを
ほぼ同じ数だけ別れて、失って
手放してしまうのだ。

周囲を見渡せば
僅かに残った繋がりを絆と呼ぶのか、
これが本当に自分の望んだものかさえ分からない。



主人公のワタナベ(松山ケンイチ)は、
自らは何も選ばない、
人と人の間を流れるように漂い
なるべくしてなった結果を受け止めるだけ。

主体性が無いと感じるが
実は誰もがこんなものかもしれない、
それが楽という訳じゃなく
ただ無関係という関係性を
僅かに繋いでいるような。

映画を見終えて振り返ると
結局何も呈示していないことに気付く、
長編小説が言葉を尽くして描いた「何か」を
それでも映像として
その形の無いものを視覚的な雰囲気で
なんとか伝えてくれている。


ただし、主人公達の間で頻繁に
SEXについての会話が交わされるが
原作にも確かにそういった描写はあるが
映画では強調され過ぎている気がした、
本当にそうだろうか、
違和感は最後まで拭えなかったな。





息を詰めてすごく体に力を入れて
見たようで、
見終えてすごく疲れていた、
物凄い解放感だ、
映画館から逃げるように、
なんだか大変なものを見てしまったと
未消化のまま映画の断片を思い返していた。

最近大切な友人を亡くした、
心から淋しいと思う、
でも映画の主人公の様には泣けない、
現実にはあんな悲しみの方法は成立しないだろう、
シェラフを持ってあてもなく旅し、
海辺で波の音に負けないくらい大声で
心の底から悲しみを振り絞るように叫ぶ姿。

そんなこと現実にはしないよと思いつつも
心の中ではまさに見たままを
繰り返している、
どうしようもない悲しみを
やり過ごす方法なんてない、
ただ身構えて受け止めるだけ、
別にその痛みから逃げるつもりもない。



この映画には明確な何かを求めてもはじまらない、
この全体の雰囲気は
小説世界そのもの、
気になる点もあったが
見終えて見ればそんな些細なことは
どうでもよくて、
永遠に繰り返すものは何も無く、
悲しみは突然にやってくる、
そしてそれに慣れる術は無く
その事実の前で人間はただうろたえるだけ。



少し経ったら
もう一度見たい、
小説も久し振りに読もうかな。

★100点満点で80点


soramove
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結局何も無い映画が出来上がっていた、
でもそれで正解と感じた。

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原作は未読ですが、大ベストセラーだったのね。強く人を愛すれば愛するほど心は痛くなる。でもそんな愛を経験した事がないんだよなぁ…。
傷付くのが嫌でワタナベがあまり人と係わり合いになろうとしない所なんかは共感出来た。ただ菊池凛子さんのキャスティングはちょっと無理があったかなーと思う。顔立ちがきつすぎて、あまり儚げな印象ではなかった。壊れそうなイメージではありましたが…。
生(性)と死を描いた作品なのか、原作を読んでないのでわからないのですが、この映画版を見た限りではワタナベは直子と緑の間をふらふらとしているようにしか見えませんでした。そしてどうしても人と係わるとセックスがそこに入り込んでくるのが不思議と言うか。レイコさんなど必然性を感じなかった。やたらとキスの場面が多くてその代わり性行為が中途半端に映し出されていた気がする。
原作を割愛し過ぎて説得力不足になっているのかもしれませんね。だから人物描写が浅い気がして薄っぺらく見えるのかもしれない。場面場面がとぎれて映し出されるのも唐突で、脚本が悪いのかなとも思う。
ワタナベの「人としての責任」という言葉から、もう愛は消えているのではと...
いやいやえん  2011年10月07日(金) 9時57分
ノルウェイの森
★★★☆☆(★3つ)




意外な評価で★4つ。
これは相当期待してなかったところによる、意外点が入っているのですが。

原作を期待してはダメ。
ストーリー展開もぶつ切りだし、全然つながってないんだけど、映像と音楽がきれい。
ワンシーン、ワンシーンだけを切り取ったとしたら、美しいショットが多数でした。プロモーションのよう。
そこを(そこだけを?)評価します!夏、冬、吐く息までもきれいだった。
そして、私原作ファンじゃないし(笑)

良いのか、悪いのか、登場人物が自分のことを語っていても、どこか他人の話をしているよう。そういう世界観を出しているのか、俳優が下手なのか。映画作品としては、★2つで総合点で★3つ。

言うまでもなく、菊地凛子はおばさんで見ていてつらかった。30歳で20歳の役はきつい。水原希子との肌の差が痛々しい。そして、あまりにもがっちりしてて、うつ病患者っぽくないよ。。。
過激な性描写も(結局)なかったし、水原希子がやればよかったのに。どちらかというとそっちのほうがイメージ近かった。ミドリはもっと日焼けしてて健康的なイメージだったし。

あと、小さなエピソードがほぼカット...
食はすべての源なり。  2011年07月28日(木) 15時25分
藤原竜也、北大路欣也、片平なぎさ、武田真治、
石井正則、平山あや、石原さとみ、綾瀬はるか等、
ともかく超豪華キャストの密室ミステリーで、
監督は中田秀夫と聞けば、
もう絶対観たい感じ。
しかし、良い評判を聞きません。
でも観てみなくちゃ。

時給11万2,000円と
映画、言いたい放題!  2011年03月10日(木) 20時44分
【評価ポイント】
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var OutbrainPermaLink='http://blog.livedoor.jp/z844tsco/archives/51787422.html';var OB_demoMode = false;var OBITm = "1221446538656";var OB_lang ...
気ままな映画生活  2011年03月01日(火) 23時45分
レディース・デーの夜は残業してから、TOHOなんばのプレミア・シートで映画鑑賞、すでに上映から約2ヶ月の経つこの作品・・邦画の方が今は人気なんですね〜。同じ時期に始まっ...
kaoritalyたる所以  2011年02月16日(水) 8時33分
10-82.ノルウェイの森■配給:東宝■製作年・国:2010年、日本■上映時間:133分■鑑賞日:12月19日、吉祥寺オデヲン座(吉祥寺)■入場料:1,000円スタッフ・キャス...
KINTYRE’SDIARY  2011年01月24日(月) 22時42分
青春とは・・・小さな嘘に傷つき、時として、優しさが傷付けあうこともある。  まずは来訪記念にどうかひとつ!  人気blogランキング 【あらすじ】親友・キズキを自殺で失ったワタナべは、東京で大学生活を送り始める。ある日、ワタナベは偶然にキズキの恋人だった直子と出会い、毎週直子と東京の街を散歩するようになる。しかし、直子の20歳の誕生日、精神的に不安定になった直子と夜を共にする。それ以来、ワタナベは直子と連絡がとれなくなってしまう。さらに喪失感が深まり心を病んだ直子は、京都の療養施設に入所していたのだ。直子に会いたくても会えない状況の中で、ワタナベは大学で出会った不思議な魅力を持つ女の子・緑にも惹かれていく・・・監督:トラン・アン・ユン   原作:村上春樹出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、玉山鉄二、柄本時生、糸井重里、細野晴臣、高橋幸宏・・・若い頃、本を開いてみたが途中で挫折した。たぶん、あの頃は物語に嫌悪感があったのだと思う。  そして、今・・・もちろん映画でしかしらないのだが、青春ってこんな感じだったよなぁ、と懐かしささえ感じられる。でも、...
じゅずじの旦那  2011年01月07日(金) 10時20分
ああ・・・・・・松ケンが最初の人だったらよかったのにぃ・・・・・・
ノルウェー暮らし・イン・London  2011年01月07日(金) 0時22分
 申し訳ないな、そう思いながら、この映画の原作で村上春樹氏とは絶縁状態になった。というのも、それまでは、彼の作品が単行本で出るたびに殆ど入手して読んでいた。ところがだ、本作品が講談社より書き下ろしで新発売。すると、それまでの作品とは趣き変わって、大ベストセラー
空想俳人日記  2011年01月02日(日) 6時59分
うーん、微妙な感じ。村上春樹の原作は発行当時に読んだ記憶があるけれど、ストーリーはまったく覚えていません。ただ、世界的ベストセラーの映画化ということで、期待値が高かった...
まてぃの徒然映画+雑記  2010年12月31日(金) 8時59分
正直、観ている時は「あんまり面白くない…」と思ったのです。
でも、家に帰っていろいろ思い返している内に、どんどん素晴らしい作品だと思えてきました。

愛する人を失った人間と、愛する人を支えられない人間が抱く、喪失感と絶望感を描いた映画『ノルウェイの森』。

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解説
1987年に刊行され、それまでの国内小説の発行部数を塗り替えるベストセラーとなった村上春樹の「ノルウェイの森」。主人公ワタナベの喪失と再生を描いた究極の恋愛物語に人々が動かされ、時代が動かされた。画期的な赤と緑の装丁も話題となり、当時はその本を持つこと自体がステイタスにもなった。そんな20世紀を代表する恋愛小説は、現在も読み継がれており、さらには世界をも魅了し36言語に翻訳されている。そんな「ノルウェイの森」が、出版から20年以上の時を経て、遂に奇跡の映画化を果たす。監督は『青いパパ...
シネマDVD・映画情報館  2010年12月30日(木) 0時48分
遠い昔に見た景色。
ぼんやりとした心象風景が雪原の中に蘇るとき。
雨と風と、人と人と。余白の中の、想いと言葉を。
死を接点に描かれた、トライアングルの生の中で。



『ノルウェイの森』 2010年/日本/133min
監督:トラン・アン・ユン 出演:松山ケンイチ、菊池凛
シネマな時間に考察を。  2010年12月29日(水) 17時15分
満 足 度:★★★★★★★★☆☆
   (★×10=満点)
   ユナイテッドシネマ豊洲 にて鑑賞
   


監  督:トラン・アン・ユン
キャスト:松山ケンイチ
      菊地凛子
      水原希子
      高良健吾 、他
★試写会中毒★  2010年12月25日(土) 13時50分
いまいち、迷いはあったものの、マツケンは好きだし、村上春樹も気になって。
公開日の夕方に「ノルウェイの森
」を鑑賞(更新は遅くなったけど^^;)。


「UCとしまえん
」は、土曜の夕方にしては、少なめかな。
「ノルウェイの森
」は、中くらいのスクリーンで、3割程
いい加減社長の日記  2010年12月23日(木) 18時08分
映画「ノルウェイの森」を鑑賞。
FREE TIME  2010年12月21日(火) 21時12分
「ノルウェイの森」という映画は、私にとっては、映画「SPACEBATTLESHIPヤマト」と同じくらい評価は低い。但し、評価の内容は全く違う。「ヤマト」が全く映画として不出来であったのに対...
映画と出会う・世界が変わる  2010年12月21日(火) 8時05分
原作は例よって知りません。

で、結局よくわからない。
途中で恐ろしいほどの睡魔に襲われました(爆

おもいっきりネタバレになりますがここから白反転
冒頭でキズキが自殺します。
直子はキズキを愛...
単館系  2010年12月19日(日) 22時11分
村上春樹著のベストセラー小説を映画化した作品です。 実は、この有名な原作本を持っているにも関わらず、ずっと未読のままでいました。 映画で初めて知った「ノルウェイの森」の物語は、 じっくりと考えさせられるような恋愛の世界が描かれていました。
とりあえず、コメントです  2010年12月18日(土) 12時26分
原作は高校生の時に早熟な友達から借りて読んだ。実は内容も知らずただ赤と緑の装丁が綺麗な話題のベストセラー小説ということで薦められるがまま安易に借りたのだったが、そのおかげで鬱々とした気分を味わうハメに
たいむのひとりごと  2010年12月17日(金) 19時20分
映画「ノルウェイの森」が、12月11日から日本全国で劇場公開されている。原作は、1987年に刊行された村上春樹氏の同名小説で、これまで世界36カ国で翻訳され、中国でも100万部以上発行されるほどの世界的ベストセラーとして知られている。自殺してしまった親友の恋人だった「直子
流行・万華鏡  2010年12月17日(金) 17時57分
村上春樹の小説「ノルウェイの森」は1987年刊行以来累計発行部数が1000万部を超え国内小説発行部数歴代第1位を記録。その「ノルウェイの森」が遂に映画化を果たす。「ノルウェイの森」は最新作「1Q84」をはるかに凌ぐレベルの社会現象を80年代後半の日本に巻き起こしていた。...
やっぱり邦画好き…  2010年12月17日(金) 16時34分

<ノルウェイの森 を観て来ました>

製作:2010年日本

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シネマカフェさんのご招待で一足お先に鑑賞してきました。
気になっていた作品だけに、周りの評価も興味あったんですが、あまり評価自体を聞かないうえに、ちらっと小耳にはさんだ評価は喜ばしいものではありませんでした…。

それでも映画自体を楽しみにしている人はとても多いようで、第67回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品された作品とあって、ドキドキの鑑賞です!
原作は超有名な、村上春樹原作の同名小説。
赤と緑の表紙が印象的で、きっと誰もが目にした事のある、認知度の高い小説だと思います。

しかし私は原作を読んだ事が無い!!

威張っていう事じゃないですが。
子供の頃、この本がすごーく流行って、背伸びしたい女子がこぞって学校で読んでいたりしたんですが、その際男子(まだガキでバカ)が、その本を読んでいることを、とても茶化すのです。
なぜその本を読んでいると茶化されるのか、全く理解出来なかったけど、その本に関わるといじめの対象になると思って、さわりもしなかったんですよね〜。以来、村上春樹の作品はど...
★紅茶屋ロンド★  2010年12月16日(木) 22時50分
監督 トラン・アン・ユン少しあらすじワタナベ(松山ケンイチ)は唯一の親友であるキズキ(高良健吾)を自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で大学生活を始める。そんなある日、...
ももたろうサブライ  2010年12月16日(木) 21時18分

 1967年。親友のキズキ(高良健吾)を喪ったワタナベ(松山ケンイチ)は、上京し
大学生活を送っていた。ある日、ワタナベはキズキの恋人だった直子(菊地凛子)
と再会する。

 村上春樹による、世界...
真紅のthinkingdays  2010年12月16日(木) 20時46分
 映画版『ノルウェイの森』、一般公開初日に観てきました。
 張り詰めた美しさの画像が、観客を引き込みます。
 それも、力任せにぐいぐい引き込むタイプではなくて、浜辺で満ち引
Drupal.cre.jp  2010年12月16日(木) 17時51分
将来のノーベル文学賞候補である作家の映画化は、非常にハードルが高い。映画化した製作陣にも、それを見て解釈する観客にも、両者にとってハードルが高い。しかし原作を読んでいなくても、青春の残酷さが痛いほど伝わってきた。映像が伝える力を持っている。成功作だと思う
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver  2010年12月16日(木) 17時00分
監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ、菊池凛子、水原希子、高良健吾、玉山鉄二


  深く愛すること。

「高校の時に親友キズキを自殺で失ったワタナベは、逃げるように東京に出てきた。東京で寮に入り大学に通っているワタナベは、友達も作らず本を読み
日々のつぶやき  2010年12月16日(木) 9時30分
カミングアウトしちゃいます。
って、そんな大げさな話ではありませんが、
私は・・・松山ケンイチくんが好きです(*^。^*)ポッ!!

だから?、観てきました『ノルウェイの森』。
松ケンが出るって情報を得...
よくばりアンテナ  2010年12月16日(木) 9時20分
11月27日(土)@東宝試写室。
入場時に、LPレコードのジャケットのようなプレスがもらえた。
終映後は監督のティーチイン。
イベントの質は良かった。(笑)
あーうぃ だにぇっと  2010年12月16日(木) 8時28分
原題:NORWEGIANWOOD原作:村上春樹監督・脚本:トラン・アン・ユン出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、玉山鉄二、霧島れいか、柄本時生、初音映莉子(TOHOシネマズ1か...
NiceOne!!  2010年12月16日(木) 7時30分
1987年に発表され、社会現象にもなった村上春樹のベストセラー「ノルウェイの森」を映画化。監督は『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』のトライ・アン・ユンが務める。主人公ワタナベに松山ケンイチ、ワタナベと心を通わせる直子に菊地凛子、他にも水原希子、高良健吾、玉山鉄二ら若手の実力派が顔を揃える。瑞々しくも鮮烈な四季の映像、独特の表現の会話劇に引きこまれる。
LOVE Cinemas 調布  2010年12月16日(木) 0時31分
2010年12月
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