「あるキング」本物の存在を知った時の波紋

2009年12月05日(土) 0時09分
「あるキング」★★★
伊坂幸太郎著、徳間書店
2009年9月25日、1.260円、221ページ



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「野球選手になるべく育てられた少年は
両親の野球にかける情熱以上の才能を見せ、
将来をいよいよ期待される、
そして少年は宿命を生きる」



山田王求(おうく)と名付けれた少年は
まさに「王」になるためにその道を追求して
周囲のだれもがその才能に気づくが
本人は淡々と自分に課したトレーニングを
才能におごることなくこなしていく。


この物語は少年が両親とともに
夢を掴むサクセスストリーのようなものかと
思いながら読んでいたが、
むしろ「本物」の存在によって
普通じゃない状況となっていく
周囲のねじれのようなものを描いているように感じた。


薄く簡単に読めてしまうのは
文章が巧いからだろうが、
読み進めるうちに感じる本を読むという喜びは
ラストまで感じられなかった。



何かを象徴させたのか
黒服の3人の女が所々に登場し
不吉な予言を残していくが
まったく不要に感じたし、
主人公の心が全く描かれなかったのも
作者の意図だろうが、歯がゆい気持ちになった。

まあ、人気作家だし
たまにはテーマを決めてどんなふうに書けるのか
実験でもしてみたくなったのだろうが、
ちょっとがっかりな作品だった。
まあ次に期待しよう。



★100点満点で55点



soramove
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新作がどんどん出ている人気作家なのでたまにはこんな本もあるかもと
なんだか納得の読後感。

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あるキング作者: 伊坂 幸太郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2009/08/26メディア: 単行本 伊坂幸太郎の最新作。 シェークスピアの「マクベス」、「ジュリアス・シーザー」へのオマージュとして、決められた運命を歩む人間が、その流れの中で生きる様子を描く。 いつもの伊坂幸太郎よりは若干重たいが、それでも軽い、ひょうひょうとした感じは健在。
本読みの記録  2009年12月12日(土) 21時29分
伊坂幸太郎さんの新刊!
予約購入したにもかかわらず読み始めるのがスッカリ遅くなってしまいました。

    天才はこうして生まれた

「片桐亮・桐子夫妻は大の仙醍キングスファン。
桐子の出産間際、若い頃は選手として、そしてこれが引退試合となる南雲慎平
日々のつぶやき  2009年12月11日(金) 16時40分
ここまで面白くなさそうな人生を送っている男の話を
初めて読んだ(笑)もう、読んでいて、気の毒になるくらい
しんどい人生・・・でも、彼は天才なのだ。
マクベスが題材になっているのだから、これは悲劇なんだろうけれど
段々、それがホラーのようになっていくところが、面白い。
おいしい本箱Diary  2009年12月10日(木) 20時03分
JUGEMテーマ:読書

天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?野球選手になるべく運命づけられたある天才の物語。

伊坂さんぽくないと言えば「ぽくない」物語なのかもしれない。「誰も書いたことのないような伝記を書いてみました」だそうです。「おまえは…」って言いながら語っていく人って誰なんだろう。そんな事が気になりながら読みました。

万年最下位で5位とも大差がつくのが常という、仙醍キングスの熱烈なファンである山田夫妻。2人は、名将・南雲慎平太監督が亡くなった日に息子を授かった。「王が求め、王に求められるように」と我が子に「王求(おうく)」と命名し、仙醍キングス入団のために育てられる王求。生まれる瞬間から、幼児期、少年期、青年期、プロ野球時代が語られる。

ナナメモ  2009年12月06日(日) 21時36分
「本とも」の連載に、大幅な加筆・修正を行った単行本。 天才野球少年「王求」の、不思議な一生を描いた物語。 狂信的な両親とか。 面白ければ何でもありの、仙醍キングスオーナーとか。 公園で石を投げてくる男とか。 ちょっと普通でない人物が、折に触れて現れたり。 王求を"王"と呼ぶ、不思議な存在がいたり。
KOROPPYの本棚   2009年12月06日(日) 15時27分


伊坂幸太郎さんの『あるキング』(徳間書店)を読みました。『本とも』の連載を大幅に加筆修正したとのことです。私はそんなに伊坂作品をたくさん読んでいるわけではありませんが、それでも、『ゴールデンスランバー』、『死神の精度』、『終末のフール』、『重力ピエロ』なんかとは大幅に違う作風だと思います。以下、ネタバレがあるかもしれません。未読の方が読み進む場合はご注意ください。
まず、「キング」の名の通り、「王」なんですが、これは野球の「王」です。すなわち、「ホームラン王」とか「盗塁王」とかの...
吉岡家一同おとうさんのブログ  2009年12月06日(日) 10時35分
{{{
    あるキング
         伊坂幸太郎      徳間書店    }}}

公務員の'''山田亮'''と妻・'''桐子'''は、万年最下位の弱小地元プロ野球チーム・'''仙醍キングス'''の熱烈なファン。
そのファンぶりは狂信的で、第一子誕生の際も出産よりも、仙醍キングスの'...
モコモコ雲を探しに♪  2009年12月06日(日) 8時56分
あるキング(2009/08/26)伊坂 幸太郎商品詳細を見る
天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?野球選手になるべく運命づ?...
+++ こんな一冊 +++  2009年12月06日(日) 8時29分
『あるキング』 伊坂幸太郎  徳間書店 
おぼえ帳 みんなの本棚  2009年12月06日(日) 0時11分
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