「ミッドナイト・エクスプレス 」31年前の映画に恐怖を感じる
2009年11月23日(月) 16時09分
「ミッドナイト・エクスプレス」★★★★wowowで鑑賞
アイリーン・ミラクル、ボー・ホプキンス、ランディ・クエイド、マイク・ケリン出演
アラン・パーカー監督、121分 、1978年(公開:1978-10-01)、アメリカ・イギリス(レンタル中)

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「深夜特急」といえば沢木耕太郎、
そのタイトルのヒントになったとして
この映画は知ってはいたが、wowowで放送を知り
録画しておいたものを、やっと見た。
「トルコからアメリカへの帰国便を待つ青年ビリー、
彼は体中に麻薬を張り付け密輸しようとするが、
見つかり投獄され苦難の日々を送ることになる、
真実の話ということが、心底恐怖を感じる」
見始めてまず思ったのは、簡単な気持ちで麻薬を密輸し
捕まった主人公が旅行中の異国での投獄で
混乱し弱さをさらけ出すあたりは
「バカなこと自分でしたからだろ」ということ、
刑務所でのひどい仕打ちは、たぶんあるかもしれないが、
これは片方の側の言い分なので全部が全部信じられない。
だから中盤までは自業自得的な見方だった、
それでも4年の刑期をあと少しとする頃に、
政治的な思惑から再審が行われ
30年の刑が下された時は、
いくらなんでも30年っていうのはどうなんだろうと。
今年の夏、日本中を賑わせた麻薬問題、
それぞれが執行猶予付きの判決を受け、すでに
日常生活へと戻っている、
量の多さや密輸という違いはあれ
そのくらいの重大な犯罪と認識するだけでも
この映画の価値はあるだろう。
たぶんこの映画が公開された当初は
麻薬密輸という罪よりも、トルコの裁判制度や
刑務所でのひどい扱いに皆が注目しただろう、
今でも充分に神秘的な国トルコは
30年以上も前なら自国の法律も手の届かない
恐ろしい国に映ったかもしれない。
アカデミー賞6部門にノミネートされ、
2部門を受賞したという当時の衝撃の作品は
今ではそれ程驚かないが、
それはこの映画以降、このテーマを下敷きに
多くの作品が作られているからだろう。
不条理とかを見せつける映画だけれど、
どうも現代において見ると
ひ弱な青年がバカなことをしているとしか思えない、
軽い気持ちで、このくらい大したことないだろうと、
でも自分の物差しでは測れないことも
世の中にはたくさんあるのだと。
「ミッドナイト・エクスプレス」は「脱出」を意味するようだ、
映画の伝えたいことは時代や受け手で変わる、
トルコの人々はこの映画をどう見ただろう、
そして沢木の旅を読むと分かるのは
異国は異国だということ、自分の常識は通じない、
だったら旅行者はその違いを受けいれ
旅をさせてもらうくらいの気持ちも必要だということ。
海外では無法者に近い旅行者を見ることも少なくない、
地元の人たちが彼らをどんな気持ちで見てるか
想像はつく、様々な要因が重なれば
もしかした誰の身にも起こらないとは限らない、
そう思うとこの映画の描くもの全てが恐ろしく伝わるのだ。
旅は楽しみたいね。
監督のアラン・パーカーについて少し調べると
こんな恐ろしい映画の監督の出発点が
「小さな恋のメロディ」の脚本で映画界に入ったという、
ちょっとした驚きだった、その他
76年に「ダウンタウン物語」で監督デビュー
最近リメイクされた「フェーム」や「エンゼル・ハート」等がある。
最近では2003年「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
★100点満点で75点★
soramove
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映画に登場する「ラール・レストラン、世界一のプディングの店」は現在も営業中とのこと
そのうち実際に訪れたい。
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アイリーン・ミラクル、ボー・ホプキンス、ランディ・クエイド、マイク・ケリン出演
アラン・パーカー監督、121分 、1978年(公開:1978-10-01)、アメリカ・イギリス(レンタル中)

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「深夜特急」といえば沢木耕太郎、
そのタイトルのヒントになったとして
この映画は知ってはいたが、wowowで放送を知り
録画しておいたものを、やっと見た。
「トルコからアメリカへの帰国便を待つ青年ビリー、
彼は体中に麻薬を張り付け密輸しようとするが、
見つかり投獄され苦難の日々を送ることになる、
真実の話ということが、心底恐怖を感じる」
見始めてまず思ったのは、簡単な気持ちで麻薬を密輸し
捕まった主人公が旅行中の異国での投獄で
混乱し弱さをさらけ出すあたりは
「バカなこと自分でしたからだろ」ということ、
刑務所でのひどい仕打ちは、たぶんあるかもしれないが、
これは片方の側の言い分なので全部が全部信じられない。
だから中盤までは自業自得的な見方だった、
それでも4年の刑期をあと少しとする頃に、
政治的な思惑から再審が行われ
30年の刑が下された時は、
いくらなんでも30年っていうのはどうなんだろうと。
今年の夏、日本中を賑わせた麻薬問題、
それぞれが執行猶予付きの判決を受け、すでに
日常生活へと戻っている、
量の多さや密輸という違いはあれ
そのくらいの重大な犯罪と認識するだけでも
この映画の価値はあるだろう。
たぶんこの映画が公開された当初は
麻薬密輸という罪よりも、トルコの裁判制度や
刑務所でのひどい扱いに皆が注目しただろう、
今でも充分に神秘的な国トルコは
30年以上も前なら自国の法律も手の届かない
恐ろしい国に映ったかもしれない。
アカデミー賞6部門にノミネートされ、
2部門を受賞したという当時の衝撃の作品は
今ではそれ程驚かないが、
それはこの映画以降、このテーマを下敷きに
多くの作品が作られているからだろう。
不条理とかを見せつける映画だけれど、
どうも現代において見ると
ひ弱な青年がバカなことをしているとしか思えない、
軽い気持ちで、このくらい大したことないだろうと、
でも自分の物差しでは測れないことも
世の中にはたくさんあるのだと。
「ミッドナイト・エクスプレス」は「脱出」を意味するようだ、
映画の伝えたいことは時代や受け手で変わる、
トルコの人々はこの映画をどう見ただろう、
そして沢木の旅を読むと分かるのは
異国は異国だということ、自分の常識は通じない、
だったら旅行者はその違いを受けいれ
旅をさせてもらうくらいの気持ちも必要だということ。
海外では無法者に近い旅行者を見ることも少なくない、
地元の人たちが彼らをどんな気持ちで見てるか
想像はつく、様々な要因が重なれば
もしかした誰の身にも起こらないとは限らない、
そう思うとこの映画の描くもの全てが恐ろしく伝わるのだ。
旅は楽しみたいね。
監督のアラン・パーカーについて少し調べると
こんな恐ろしい映画の監督の出発点が
「小さな恋のメロディ」の脚本で映画界に入ったという、
ちょっとした驚きだった、その他
76年に「ダウンタウン物語」で監督デビュー
最近リメイクされた「フェーム」や「エンゼル・ハート」等がある。
最近では2003年「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
★100点満点で75点★
soramove
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映画に登場する「ラール・レストラン、世界一のプディングの店」は現在も営業中とのこと
そのうち実際に訪れたい。
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