「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」不確かだけど、その存在を願う象徴の具現化
2009年06月12日(金) 8時09分
「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」★★★
ジョシュ・ハートネット 、イ・ビョンホン 、木村拓哉 出演
トラン・アン・ユン 監督、2009年、114分、フランス

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「富豪の息子シタオが失踪した、
捜索以来を受けた探偵と
香港の刑事、3人の男の物語、
フィリピンと香港を舞台に、
観念的な世界と現実世界が交錯する」
トラン・アン・ユン 監督は、村上春樹の
「ノルウェイの森」の監督に決まったが
この話題の作品を見て
大丈夫かなと不安な出来上がりだった。
しかし、監督の生まれたベトナムで撮影した
いくつかの作品は、
ベトナムのねっとりした暑さや、
趣味の良い日用雑貨、
濃厚な広葉樹などがつくる
視覚から伝わる艶かしい空気感
それも地元の人の感覚というより
欧米人の思い描く東洋趣味が
散りばめられていた。
今回も主人公のひとり、シタオが
フィリピンの奥地で消息を絶ったという
最後に住んでいた場所は
東洋趣味とかの生易しいものじゃなく、
熱帯のジャングルが生活の場まで
押し寄せているような
なかなか感じの良い場所で
たぶん簡単には行けないだろうが
自分の肌でその場所の色や匂いや
空気を確かめてみたいと思いながら見た。
シタオは香港の草むらに掘っ立て小屋を建てて
そこで傷ついた人々を「治して」いる、
ただしその傷を自分に移して昇華するような
神がかったシーンが写しだされる、
これをどう解釈するか等々、
考えどころはあるが、それより
香港の見たことの無い風景を
映画から見るだけでも価値はある。
イ・ビョンホンは鍛えられた肉体を披露するが、
痩せすぎてフィリピンの労働者のような感じで
洗練されたヤクザというには
迫力が足らなかった、
この映画には不要な気さえ。
すごく面白い映画というわけではないが
自分の好きなシーンを
どこかに見つけられるかもしれない、
全体を通しての印象より
様々なパーツを繋いだような映画なので
時々はっとするような新鮮な「何か」を
見つけられるかもしれない。
誰もが折に触れ「神」に祈る、
でもその対象は日本人である自分にとっては
曖昧なものだ、
不確かだけど、その存在を願う象徴の具現化に
挑戦した映画と感じたが、
それは果たしてそこにあったのか。
★100点満点で70点★
soramove
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今年初めて行ったフィリピン、この映画で見た風景なら
再度行ってみたい。
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ジョシュ・ハートネット 、イ・ビョンホン 、木村拓哉 出演
トラン・アン・ユン 監督、2009年、114分、フランス

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ベトナムのねっとりした暑さや、
趣味の良い日用雑貨、
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それも地元の人の感覚というより
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今回も主人公のひとり、シタオが
フィリピンの奥地で消息を絶ったという
最後に住んでいた場所は
東洋趣味とかの生易しいものじゃなく、
熱帯のジャングルが生活の場まで
押し寄せているような
なかなか感じの良い場所で
たぶん簡単には行けないだろうが
自分の肌でその場所の色や匂いや
空気を確かめてみたいと思いながら見た。
シタオは香港の草むらに掘っ立て小屋を建てて
そこで傷ついた人々を「治して」いる、
ただしその傷を自分に移して昇華するような
神がかったシーンが写しだされる、
これをどう解釈するか等々、
考えどころはあるが、それより
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イ・ビョンホンは鍛えられた肉体を披露するが、
痩せすぎてフィリピンの労働者のような感じで
洗練されたヤクザというには
迫力が足らなかった、
この映画には不要な気さえ。
すごく面白い映画というわけではないが
自分の好きなシーンを
どこかに見つけられるかもしれない、
全体を通しての印象より
様々なパーツを繋いだような映画なので
時々はっとするような新鮮な「何か」を
見つけられるかもしれない。
誰もが折に触れ「神」に祈る、
でもその対象は日本人である自分にとっては
曖昧なものだ、
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挑戦した映画と感じたが、
それは果たしてそこにあったのか。
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