「シリアの花嫁」国境ゲートは開かない

2009年05月19日(火) 0時09分
「シリアの花嫁」★★★
ヒアム・アッバス 、マクラム・クーリー 、クララ・クーリー 主演
エラン・リクリス 監督、2004年、97分、イスラエル、 ドイツ、フランス




「旧シリア領ゴラン高原の小さな村、
ここは1967年以来イスラエルが
占領し続けている地域だ。
この村から境界線を越えて
シリアへ嫁ぐ娘と家族の
その大切な一日の物語」



パスポートに「無国籍」ということが
あることさえ知らなかった、

目に見える場所へ行こうにも
二ヶ国の煩わしい手続きに
阻まれてそれもままならない。

誰もが殆ど何処でも行けると思える現在、
こんな場所があることを知って
心底驚く、いくらなんでもと。

ウエディングドレスでゲートの側で
手続きの完了を待つ花嫁、
傍らには親族や友人、
ゲートはシリアへと続いている、
なのに花嫁はなかなかそのゲートを通れない。

この滑稽なドタバタの一部始終は
リアルとは言えなくても、
ほぼこれに似たような現状なんだろうなと
想像できる、
そして大変だろうなと他人事のように
喜劇にしか思えない一部始終を見つめるだけだ。

「次の機会を待ってくれ」と言われ
「次は無いんだ」と必死に答える、
途上国では様々な局面で
「待つ」ことが当然のように起こる、
でもこの映画のように「結婚」という
状況を考えると、傍目には笑えても
当人達には泣くに泣けないだろう。

人間は何をしてるんだろう、
今、このときも同じ地球上で
これが現実と思うと
ただ笑うしかないが、
あまりにバカバカしくて、何してるんだろうと。


興味深い内容だったけど
映画としての出来は並以下ってところだ。

★100点満点で60点


soramove
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日本のように海に囲まれていると、国境と言う感覚はあまり無い、
鉄条網で分断された国境のゲートはなかなか開かないのだ。


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軍事境界線を巡る、花嫁一家の悲喜交々。
嫁ぎゆく者が国の境遇を越えて運命を選択する、
自立と自決の物語。




『シリアの花嫁』 THE SYRIAN BRIDE
2004年/イスラエル、フランス、ドイツ/97min
監督・脚本: エラン・リクリス 出演:ヒアム・アッバス、マクラム・J
シネマな時間に考察を。  2010年12月03日(金) 10時42分
「扉をたたく人」で偶然知った女優ヒアム・アッバスさんの主演作ということで見てみたが、彼女自身はもちろん、映画も素晴らしかった。いま?...
或る日の出来事  2010年04月04日(日) 16時51分
イスラエル占の領下ゴラン高原のある村からシリアへ一人の女性が嫁いで行こうとする。物語の核はこれだけであるが、この映画はたったこれだけのことから人間の持つ罪深さを描き出す。それは「境界を作り対立を生み出すこと」であり、また「対立を作り、境界を作ること」で...
映画と出会う・世界が変わる  2009年08月27日(木) 8時54分
解説: 軍事境界線を越えたシリア側の男性と結婚することになった、イスラエル占領下のゴラン高原の村に住む花嫁の決意と運命をつづる感動ドラマ。監督のエラン・リクリスは自身のゴラン高原の旅の経験を脚本に盛り込み、一度越えたら家族とも二度と会えない境界線をめぐる結婚のエピソードを複雑な中東情勢を背景に描き出す。花嫁の妹を心配する姉に国際派女優のヒアム・アッバス。未来へ踏み出そうとする姉妹の行動に胸が熱くなる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: イスラエル占領下のマジュダルシャムス村では村娘のモナ(クララ・クーリー)が結婚の準備をしていたが、姉アマル(ヒアム・アッバス)は境界線を越えるとシリア国籍が確定してイスラエルへの入国が不可能になる妹を案じていた。モナは決意を胸に境界線へと向かうが、通行手続きをめぐるトラブルに巻き込まれてしまう。(シネマトゥデイ)


妹モナの結婚式の1日を綴った無国籍の家族の話ですが、まさに映画で知るとはこのこと。
複雑な結婚話はいくつも映画でみたけれど、これは国と国との問題で、今回、結婚するモナは、シリアとイスラエルの間で未だ、どっちつかずの場所に住んでいるがために無...
すたほ〜映画・本の部屋〜  2009年05月29日(金) 8時29分
「The Syrian Bride」...aka「La Fianc?e syrienne」2004 フランス/イスラエル/ドイツ

“もう二度と帰れない、それでも私はこの境界線を越える。”
モントリオール世界映画祭(2004)グランプリに輝いた感動のヒューマン・ドラマ。

長女アマルに「マリア/2006」「画家と庭師とカンパーニュ/2007」のヒアム・アッバス。
次女モナに「ワールド・オブ・ライズ/2008」のクララ・フーリ。
長男ハテムにエヤド・シェティ。
次男マルワンに「キングダム/見えざる敵/2007」のアシュラフ・バルホウム。
父親ハメッドにマクラム・J・フーリ...
ヨーロッパ映画を観よう!  2009年05月21日(木) 22時39分
イスラエル占領下のゴラン高原の村。 ひとりの花嫁が境界線を越えるその一日。
三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常  2009年05月21日(木) 21時21分
 2004年/イスラエル、フランス、ドイツ
 監督/エラン・リクリス
 出演/ヒアム・アッバス
     マクラム・J・フーリ
     クララ・フーリ

 2004年のモントリオール世界映画祭グランプリ作品。ちなみに、このモントリオール映画祭ってあの「おくりびと」もグランプリを受賞したんですよね。

 イスラエル占領下のゴラン高原。ここに住む人達は「無国籍」扱い。そんなゴラン高原に住むモナが、シリア側に嫁ぐことになる。しかし、一度境界を越えると、二度と元に戻ることはできず、家族に会うことはできないのだった・・・というストーリー。

 ゴラン高原という地名は今まで耳に...
It's a wonderful cinema  2009年05月21日(木) 1時01分
「シリアの花嫁」試写会 サイエンスホールで鑑賞

これは珍しいイスラエル制作(イスラエル、フランス、ドイツ共同制作)の作品。
テーマの目の付けどころが外国人では難しいところ。
どうみても重たいところなのに、それをコミカルに軽く作っているところが素晴らしい。
出てくる現地の女優さんたちみんな超キレイだし。
地名とか聞いたこともないし覚えられないんだけど、そこの1地域だけがシリアの占領下で分断されているらしいです。
だからと言ってみんなが苦しんでいるわけでもなく、明るく暮らしているのは不思議な光景。
お見合いでシリアにお嫁に行くその1日が描かれているんですが、1度どの領域を出...
てんびんthe LIFE  2009年05月20日(水) 21時38分
 
 http://www.bitters.co.jp/hanayome/

すばらしい映画!
最高の名画の一つに数えたいと思う。

「境界」という人間が作ったものに翻弄されながらも、強い意志で、一歩前に踏み出そうと
Art- Mill  2009年05月20日(水) 20時34分
監督:エラン・リクリス
出演:ヒアム・アッバス、アクラム・J・フーリ

「イスラエル占領下のゴラン高原の村、若いモナの結婚式当日家族が続々と集まる。
しかし祝いつつも皆の表情は暗い。
境界を越えたら、もう二度と帰ってくることができないからだ。二度と家
日々のつぶやき  2009年05月20日(水) 16時43分
晴れやかな門出に心からおめでとうを。

第三次中東戦争でイスラエル占領地となったゴラン高原のマジュダルシャムス村。
そこに住むイスラムのドゥルーズ派の娘モナが境界線の向こうのシリアへ嫁いでいく結婚の一日の物語。境界、ボーダーや壁について描かれる物語は大好きなので、この物語設定、題材はとても興味深く、好みのものに違いないと思っていたのだけれど、期待どおりのステキな感動作だったな。描かれる出来事は大まかには予想はついていたのだけれど、結局のところ自分は中東の複雑な現実のことなんて、ほんの一握りしか知っていないものだから、多くのことに驚かされ、強く心を揺さぶられることとなった。描かれてい...
かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY  2009年05月20日(水) 9時01分
ハリウッドで製作される中東を舞台にした作品はよくありますが、これは今最も注目を集めている国・イスラエルが占領し続けているゴラン高原に住むとある家族の物語です。主演ヒアム・アッバス、監督はエラン・リクルスという一般的な日本人には無名な2人。2004年のモントリオール世界映画祭グランプリ受賞作品です。
LOVE Cinemas 調布  2009年05月19日(火) 0時31分
2009年05月
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