「子供の情景」内包している問題は分かるが、映画としては稚拙

2009年05月08日(金) 19時33分
「子供の情景」★★☆
ニクバクト・ノルーズ 、アッバス・アリジョメ 出演
ハナ・マフマルバフ 監督、イラン、2007年、81分




「アフガニスタンの映画なんて
なかなか見られるものじゃない、
期待して見に行ったが
作品の内容への思い入れは分かるが
出来は荒削りで、自主上映のレベルだった」



冒頭に以前TVで何度も繰り返された
岸壁に岩をくり貫いて作られた
大きな仏像が爆破されるシーンがある。

2001年3月、バーミヤン遺跡は
その事件で一気に有名になった。


大切な世界遺産の末路だ、
部外者としては「なんてことを」と
感じるが、この国の人たちの行ったことは
それがどういう意味を持つことかということも
含めてまだ簡単に良い悪いとは
言い切れないことだ。

ただ世界遺産ファンとしては
残念と思うし、この目で見たかったなと
ただ思うだけだ。


カッパドキアのような生活が
今も続いているこの国の
バーミヤン遺跡のすぐ側の石窟で
お隣同士の少年が学校へ行くのを見て、
少女は自分も行きたいと
やっと手に入れたノートを持って
学校へ向かうのだが
なかなかたどり着かないというお話。


素朴と言えば言えなくもないが
微笑ましく見ていられる時間を過ぎると
このお遊戯のような素人芝居が
なんとも見ていられない気分になってくる。


それでも砂埃舞う大地や
「タリバン」という言葉を日常のように
使う子供達など
今の日本とは全くかけ離れたような生活に
見所が無いわけではないが、
それにしても素人っぽいつくりの映画だった。

意味深なセリフや何をか伝えたい表情や
青い空のシーンなど
そこに何か深い意味を見つける人もいるだろうが、
それにしても不親切で稚拙な映画だった。

それでもアフガニスタンの生活なんてのは
NHKのドキュメンタリーくらいでしか
見られないので、
およそ文明的な生活から離れた
同じ地球のとある場所の生活をかいま見れたのは
やはりこの映画のおかげだ。



★100点満点で55点

soramove
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{{{   ***STORY***             2007年  イラン=フランス
6歳の少女バクタイは、隣に住む男の子アッバスが学校で習った面白いお話を読むのを聞いて、学校に行きたいと思う。市場へ行って、やっとの思いで卵を売ったお金で何とかノートを手に入れる。そしてバクタイは心を弾ませて学校へ向かうが、着いたところは男子校で、追い返されてしまう。女子校を探す途中、タリバンごっこをする少年たちにノートを取り上げられたりしていじめられる。通りかかったアッバスも悪戯をされて…。     ...
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