「アイム・ノット・ゼア」野心作だけど不親切な出来

2008年05月20日(火) 0時19分
「アイム・ノット・ゼア」★★★
ケイト・ブランシェット 、ヒース・レジャー 、リチャード・ギア 主演
トッド・ヘインズ 監督、アメリカ、2007年、135分



今現在生きている人を
伝説のように描くのは
見てるほうもちょっと居心地が悪い。

この映画は歌手ボブ・ディランの
これまでを数人の俳優が演じたことで話題だ、
彼らは時系列を無視して
ケイト・ブランシェットを中心に
複雑に無規則に登場する。

伝説の人を描くとして
どう処理しようかと考えた末の
野心的な試みだ。

特にケイト・ブランシェットという強い個性の女優が
男性歌手を演じるということも話題だが
自分はその効果は疑問だ、

別に他の男優で良かったかなと。

語られる本人を詳しく知らないからか、
描かれる内容もイミ不明な部分も。
とにかく素人には不親切な出来となっているのだ。

それでも本人としては
生きているうちに自分のことが
映像化されることはどんなふうに感じてるのだろう、
この分かりにくさはその点では
本人には嬉しいかもしれない、
あまりに分かりやすく細部を描かれるのは
イヤだろうからな。

映像としては面白いけれど、
ボブ・ディランにそれ程思い入れのない
自分のような人が見たら
映画としてはいまひとつ楽しめない。

それでも70年代とかの時代の
レトロな雰囲気を感じたり、
歌のメッセージ性を考えたりと
主題とは別の部分が興味深かったりする。

★100点満点で65点

soramove
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野心的で良く出来てるけれど、だからと言って
面白いとは限らない典型のような映画。

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