正式に自分の歩む道を決めていった数日だった。
学校に休学届を出した。休学とは形式だけで、もうきっと学校に行くことはない。
寂しかったけど、泣かなかった。
涙を流して別れを告げるような友人たちはもうとっくに卒業してしまって、もう居ないから。
結果的に留年した挙句休学→中退っていう道をたどるんだけど、私は学校が大好きだった。
友達も、先生も、先輩も、後輩も、部活の仲間も、学校祭も、誇り高き伝統も、校庭の端のそれを掲げた石碑も、窓際の特等席も、そこから見える桜の木も、横幅が広い黒板も、動かすたびに悲鳴を上げる机と椅子も、埃が溜まった廊下の隅も、古ぼけて壊れそうな部室も、みんなみんな大好きだ。
だから少し寂しいけど、さようなら。
それから、、私は某美術系大学予備校で油絵科をとっていたんだけど、悩んだ挙句に映像科に転科した。本当はどっちもやりたいんだけど、やっぱり入試内容や大学生活を考えたら、映像関係に絞るという形になった。
油科のアトリエも好きだったんだけど、さようなら。
そんな感じで、いくつか大切なものとさようならをしたここ数日間は、不安だらけだ。
本当にこれでよかったのかな…とか、寝る前はそんな言葉ばかりが頭の中で反復されている。
情けないことに、行き先のわからない涙と鼻水で私の顔はぐちゃぐちゃだ。
そういう経緯で今、私は腫れぼったい顔でパソコンに向かっている。
本当にこれでよかったのかな…
すごく不安。
だけど、、漠然とした場所から、何かの目的のために進むというのは、こうやって色んなものと別れて、そして少しずつ近づいていくものだと思う。
今までは子供で、将来どうにでもなるって思ってた。進路なんてそれこそ漠然としていた。
けれど今、真剣に目標と向き合って、私は現実のシビアな一面をつきつけられて、試されている。
だから負けるわけにはいかないんだ。
夢のために、なんて綺麗な表現はそぐわないかも知れないけど、、
きっと人生ってそんなものだ。
そんなことを思った。