そして人はまた汽車に乗るのです

April 21 [Mon], 2008, 0:04
いよいよ鎖国を解く日がきた。
正確には一度鎖国を解き韓国と友好関係を結んだのだが、
2008年、いよいよ鎖国完全撤廃をここに宣言する!!

俺のあっという間にすぎた35年が、
実はこんなにも価値あるものだったと気づかせてくれたのは、
俺に価値を与えてくれた人たちだった。
「いってらっしゃい」と優しく送り出してくれるみんなの笑顔、
その一つ一つに心からの感謝を伝えたいと思います。

正直、ここ数日(今も)、何で行かなきゃいけないんだろう…と、
自分で決めておきながら、体が拒否反応を起こす程しんどい日もあった。

行けば絶対に楽しいだろうし、良い経験をたくさんするに違いない、
それはわかっているんだけど、俺はこの場所が好きみたい。

窓の外に見える草木や、ウグイスの声さえも、今日は新鮮に見えて聞こえて、
まだここでやるべきことがあるからと渡欧を拒んでいた20代の自分をふと思い出した。

母から二日連続で電話があった。留守電だったけど。
初めて東京にでてきた1991年の4月2日を思い出した。

たった3ヶ月なのに、あっという間なのに、
みんなが優しいから、俺ったらこんなに感傷的。

深くお礼申し上げます。
感謝の想いは、次の舞台で。

ヨーダン

April 19 [Sat], 2008, 0:32
横浜開港150周年記念 国際シニア合唱祭
ゴールデンウェーブ in 横浜

上記のコンサートに我が洋光台男声合唱団も参加してきた。
みなとみらい大ホールで演奏できるとあって、
団員の皆様もこころなしかいつもより張り切ってみえる。

二日間にわたって、全国からたくさんのシニア合唱団が参加するとあり、
浜の洋男(ハマのヨウダン)をアピールする絶好の機会とも言える。
今日は44団体が参加していた。

洋男は得意の民謡「最上川舟歌」と、信長貴富さんの「新しい歌」から1曲、
ダイナミックな響き、繊細な表現、緩急の変化が見事に決まり、
実に心地よい、感動的な演奏を創造した。

平均年齢65歳? との噂を全く感じさせない、
音楽と音楽の楽しみへの希求は、
音楽家である自分に、いつも良い刺激を与えてくれる。

オマケに8団体にしか与えられない賞まで頂いたものだから、
ビールの美味かったこと!!!

子どもたちよ

April 18 [Fri], 2008, 1:29

教員になりたくて音楽の道に入った俺が最も幸せを感じる瞬間は、
子どもたちが俺の知っている音楽に驚いたり喜んだりと、
様々な反応を見せるときだ。

約60名の子どもたちと週に一度、時間を共有している。
だけど一人ひとりとたくさんお話する時間は、残念ながら、ない。
一週間の出来事から大きなニュースをピックアップして話してくれる子、
そうかと思えば、挨拶しかしない(してくれない)子まで、
実に様々、十人十色である。

なるべくみんなのことが知りたくて、可能な限り話しかける。
歌声を聴く。歌う姿勢や仲間たちとの接し方などを注意深く観察する。
得られるだけの情報(数少ないけど)をもって、
「きっとあの子はああ見えて、実はこうに違いない」
などとみんなのことを考える時間が楽しいし、幸せだ。

当然、お父さんやお母さん(お婆ちゃんも!)たちと接する機会も少なくない。

不思議なことに、家での様子を尋ねると、
ほとんどの子が俺の予想する姿と反対の姿であるとの報告を受ける。

最初は「俺は見る目がないなあ…」とガッカリしたものだが、
年を重ねるごとに、その猫かぶりとでも言うべき差にもどうやら法則があるらしく、
俺が予想する性格はそれとして、猫をかぶるときとそうでないときの姿の予想も最近では出来るようになってきた。これまた楽しい。

ま、そりゃ、そうだよな。
大人だって人を見て、場所を心得て姿を変えるように、
子どもたちも考えているもんね。

どんなに憎まれ口をたたいても、
たまに叱られるようなことをしちゃっても、
歌声に集うウチの子どもたちは最高だ。

子どもたちの成長の渦に溺れそうになりながら、
一緒に笑える、そんな幸せ。

録音・再生

April 04 [Fri], 2008, 22:28

俺が稽古を録音する機器として愛用してきた4代目のMD(パナソニック)。
しかし近頃、ネジはなくなるわ、傷だらけだわ、
家電量販店でも姿が見えなくなりつつあるわで、
新たな機器の購入を決意した。

で、購入したのがコレ↓
http://www.kenwood.co.jp/j/products/home_audio/personal/mgr_a7/index.html

そして貯まりまくっていたポイントを使い、
ついでにコレも購入↓
http://www.ecat.sony.co.jp/walkman/product.cfm?PD=30556&KM=NW-E026F

小さくなった〜
軽い〜
難しい〜

この感想って…
俺ったら間違いなくオジサンになっている。

オペラシティ・ガラを終えて

April 03 [Thu], 2008, 2:42

「立ちくらみ」は、ほとんどの人が経験したことがあると思う。
だけど立ったまま立ちくらむ? って経験はなかなかないはずだ。
俺は、しょっちゅう、ある。

それは演奏中におこる。

いつも以上に集中したとき。
いつも以上に気合が入ったとき。
いつも以上に興奮したとき。
いつもよりも高音域の音が多いとき。

3月31日のオペラシティ・ガラでは、
この全てに該当したため、
たちくらむのたちくらまないのって…
もう、立ったままクラクラである。

「刻の里標石」再演は、
岩村力さんの真摯で的確な指揮、
東フィルさんの感動的な熱演、
オペラシティ武満メモリアルホールの最高の音響空間、
池辺先生のダジャレ、
全てに支えられ、たちくらみもぶっ飛ぶほど、
それはそれは楽しく演奏することが出来た。

東フィル・コンサートマスターの青木さんが、
わざわざ楽屋までいらしてくださり、
「よくぞこんないい作品と出会わせてくれた。
演奏しながら涙が出た。ありがとう。」
…なんておっしゃってくださるものだから、
俺まで感動して涙が出そうになった。

モーツァルトもマーラーも好きで得意だけど、
あの舞台で、宮本益光を十分に発揮するにはさ、
加藤昌則「刻の里標石」以外にないでしょうよ!?

自慢じゃないけど、加藤昌則のオーケストラ歌曲、
あれが世界で一番上手く歌えるのは、
今日現在、間違いなく宮本益光です!!
ちなみに宮本益光以外、歌ったことある人、いませんけど(笑)。

だけどあの作品に拍手してくださった人、
あの作品を楽しんでくださった人、
あの作品を楽しんで演奏してくださった人、
そんな人なら大勢いるもんね。

数十ページの楽譜から生まれた音が、
こうして誰かの心に支えられ、
つまりそれが里標石となって少しずつ広がっていく。

加藤さんよ、今度もたちくらむような曲をつくってや。
客席のみんなも、座ったままクラクラたちくらむような曲な。
だからといってクラリネットだけで曲かいたら、
あんた、池辺先生二世って呼ばれるぜ。

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