短歌まとめ12月

December 31 [Wed], 2014, 19:29
足元に蹲りたる灰色の子猫の面影夢に見るらむ (2014.12.10)


・暗い。

テディベア抱いて眠りし夜更けには布の重みに押し潰されり (同)

希死念慮 カーテンレールで首を吊れ ぶら下がるのは思想幻想 (同)

書きかけの卒論の端千切っては口に含んで噛んで飲み込む (同)
・・・母校では今日から卒論提出日なので当時を振り返りました。

朽ちかけてばらばらになる蛾の死骸 噛んで飲み込めそれが尊厳 (同)
・・・これは去年の退職直前くらいのメンタル。

お気に入り大好きだから叩き割る月夜の下の硝子の欠片 (2014.12.11)

不眠症離人症に希死念慮 殴り合いに負けたら死ぬ (同)

「もし明日、世界が終わるというのなら、」続く言葉を私は持たず (同)

月光を泡に映したサイダーは冷たく甘い夜の飲み物 (同)

初氷 暖房のないこの部屋に硝子の金魚 鱗凍てつく (同)

食べること眠ることに生きること囓る林檎の赤き哀しさ (同)

海の底見上げる水面は遠ざかるブルーグレイの信仰は泡  (同)

物心ついた頃から内にある死への焦がれと共に生き行く (2014.12.12)



コーヒーがあっという間に冷めていく雪の降らない屋根の上にて (201412.16)

白無垢の赤き花持つ知らぬひと その行く道よ幸いであれ  (同)
・・・同性婚のニュース写真を見て。お幸せに。

大切な物ほど壊してみたくなる 破れたページ折れたペン先  (同)

冬の夜の満点の星が囁くぞ 耳を澄ませよ聞き逃すなよ (同)



・バンド短歌(バンドをイメージして短歌を詠むという企画に参加しました)

軽音部 今が全てと歌うたう 学園祭のとある一コマ  (同)

皮も身も全て剥がした君の骨 月の下にてしらじら光る  (同) (cocco/白い狂気より)



道化師も古来の神も集まりてメフィストフェレスの系譜とならん (2014.12.17)

絶望を頂戴と言うあなたにはチョコレートの欠片をひとつ (2014.12.19)

十字架を切りて祈れや星空に 胸に刺しませ硝子のナイフ (同)

幸福を具現化したる砂糖菓子 淡い色したマカロン五つ (2014.12.20)
・・・誕生日(11月)にマカロンをもらいました(歓喜)!



・クリスマス。

嗚呼どうか主よキリストよ憐れみ給へと叫ぶれど夜裂く祝詞喉震わせず(2014.12.21)

弟子による三十枚の銀貨にて ナザレのイエスは神となれり (同)



・暗い。

あの人を恨んでいたと気付くのが故人であるは幸か不幸か (2014.12.23)

恨めども届かぬだろう故人には みそひとじにて吐き出す呪い (同)

生きようが死んで居ようが許せぬとやっと気付いたこれが憎しみ (同)
知っている?人を呪わば穴二つ。そうだよこれは、呪い返しだ 。 (同)



年末故暗いものが多くて恐縮です。


今年度も当ブログにアクセスいただきありがとうございました。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:悠木美弥
  • アイコン画像 趣味:
    ・読書-ファンタジー・近代文学・その他なんでも
読者になる
活動縮小中

インターネットコミュニケーション超初心者。間違えたらごめんなさい。
生暖かく見守っていただければ幸いです。

Twitterやってます:snow_miya@悠木美弥
pixv小説あげてます