スガシカオ【19歳】 

August 21 [Mon], 2006, 7:38
なんでこんな俺を愛してくれるん?

跡部に好かれる要素なんてどこにもあらへんで?

嘘ばっかりつくし、作り笑いばっかり。

誰からも好かれたいって必死になってる哀れな男と言われても

それでも傍にいてくれるん?

19歳になって、同じ大学に入り同棲し始めて1年がたとうとしている。

久しぶりのキスは、甘美で苦い毒を秘めていた。

Yシャツ一枚で俺の上にまたがって、腰を落とし首筋に1つ紅の華。

どの仕草をとっても綺麗で、汚れを知らない体を汚したみっともない俺。

汚れた部分を落とすことが出来ればどれだけいいだろう。

仮に出来たとしてもまた俺はその白い肌を汚していくのだと思う。

「なあ、ほんまに俺でええん?」

「・・・あ?」

暗い明かり1つ無い部屋で、キスを交わしながらふと質問を投げつけた。

「俺、跡部にふさわしくないやんか?」

「何、くだらねぇこといってんだよ。俺はお前が好き。それでいいだろ?」

これ以上喋らせまいと、跡部の唇で言葉は閉ざされた。

【くだらない】ことじゃないんやよ。

【くだらない】とか言わんといて?

俺にとっては精一杯で、跡部っていう存在に必死なんや。

もしかしたらこれは嘘で、騙されてるだけやとか思うんよ。

いきなり別れを突きつけられて、1人にされるかもとか思ってまう。

男同士っていう壁やハードルが2人をさえぎるから。

こんなに綺麗で、レベルの高い君が俺のものに本当になってくれたん?

好きってのはほんまなん?

なあ

「集中しろって・・・。」

舌を絡められて、心ここにあらずという俺に渇をいれる。

そうやな



今はこの一瞬を精一杯楽しもう。

砂吐くぞこれは。 

August 21 [Mon], 2006, 5:09
手をとると、振り払われて

キスを落とすと、うざがられて

抱きしめると、鬱陶しがられて

捕まえると、めんどくさがられて

囁くと、少し照れてまた怒る。

そんな君が愛しい。

「けーいーちゃんっ」

「いちいちうっせぇな。なんだよ。」

久々の休日、今日は幸い部活が無い。

そんな日は2人でのんびり過ごすのが日課。

後ろから抱きしめると、ピクリと反応するものの抵抗せずに

めくっていた雑誌の手を少し止めてからまた読み始める。

「雑誌やなくて、俺のことかまってくれへんの?」

耳元に口を近づけ、いつもの低いテノールで艶めかしく囁くと体がビクンっと

反応したのを見逃さなかった。が、気付いてないフリをして耳に軽く息をふく。

「な・・・にしてんだよ。」

「別になんもしてへんよー?」

意地悪そうに微笑むと、耳をわざと音を立てて舐めたり甘噛みする。

いつの間にか雑誌は手元から落ちていて、その行為に反応するのに精一杯な跡部が

そこにはあったりする。可愛いなぁと心の中で思って更にいじめようと思ったが

ここは一歩引いた。

「景ちゃん、かまってくれる?」

「充分かまわせてるくせに…。」

「あ、ばれた?」

ペロリと舌を出して軽く微笑すると首筋に後ろからキスを落とす。

ん・・・とか声を出して身をよじるもんだから、もう理性の糸は切れていた。



「お前ばっかじゃねーの…?」
「知っとる♪」

その悪い言葉遣いでさえも、今では愛の言葉。

付き合うの後編(o゚Д゚)ノダーッ!!!!! 

August 20 [Sun], 2006, 23:18
泣かないで。心から君を愛おしいと思うから。

「なあ、景ちゃん…。」

【もっともっと好きになってしまう】

今ここで好きや。って言うたらどんな顔するやろ。
喜ぶ…わけはないやろな。困るか驚くか気持ち悪がるか。
一生無視されるぐらいなら話題切り替えて誤魔化そか。
「・・・好きなんよ。」
気持ちと裏腹に言葉はいとも簡単に裏切った。
止まらなかった。
止めれなかった。
誤魔化すつもりが、無理だった。
泣き顔を見ただけで何でこんなに愛おしくなるんだろう。
あえて、「景ちゃんは?」なんて聞けなかった。
ごめん。なんてせつな過ぎるから。苦しすぎるから。
「本気か?」

「ああ、本気やで。出会った時からずっとや。」

出会って1ヶ月かそこら。中2で男に告白されるとかどういう気持ちなのだろう。

「好きなやつって女じゃなくて、俺だったってことか?」

「そやな。」

安心すると涙がまた出てくる。どうすればいい?
あいつは俺が好き。でも嘘かも知れない。
俺も好きだって 何で素直に言えないのだろうか。

「景ちゃん、泣かんといて?な?」
「泣いてねぇよ・・・。」
「その涙は、誰の為の涙なん?」

気がつくと抱きしめていた。
その涙は誰の為の涙なん?俺?
動揺したから泣いたん?なあ、何で泣いてるん?

「ちょ…っ…。」

「今だけでええねん。こうさせてくれへん?」

切ない。

なあ 切ない。

何でこんなに近くにおるのに 手放さないとあかへんの。

他のやつのものになるのならこのまま家で監禁してもええんちゃうんか。
実際、泣き顔みてゾクゾクってしたのは本当のことで。
ゴクリと息をのみこんだ。至近距離での泣き顔がほんまに綺麗やから。

「俺も好きかもしんねぇ…。」

小さな消え去りそうな声で。
そっと呟くから。

どうしたらいい?

そして、軽く抱き返してきて。

込められた力は本当に小さくて小さくて。

愛しくて 切なさなんてどこにもいなくて。

「俺も好きや。大好きやで。」

君は俺の胸元でこっくりとうなずいた。

告白を仕掛けたのは 忍足侑士
告白させるような状況を作ったのは 跡部景吾

2人は次の日から付き合い始めることになった。

付き合う編前編(o゚Д゚)ノダーッ!!!!! 

August 20 [Sun], 2006, 20:48
好き。気付くのに時間はいらなかったと思う。
であったときから好きで、でも相手は絶対に自分を見てないだろうって
思ってて、ましてや2番手みたいな俺を好きになんかならんやろって。
誰のものにもなりそうにない君。
誰かのものになりそうでならない俺。

「けーいちゃんっ。」

気になる。気付いた時にはもう俺の中にお前はいて。
であったときは全然そんなことも感じなくて、でも絶対に自分を見てないっていう
確信だけはどこにあった。ましてやこんな俺を好きにならねぇだろって。
誰のものにもなりそうにないお前。
誰のものにもなってやらねぇ俺。

「んだよ。」

【今はこの関係を大事にしよう。】

じゃれあうような2人の関係はいつから?
出会ってすぐはお互いがお互いを許してなくて、
でもその内、跡部の横には忍足がいて。
忍足は跡部を凄い大事にしていて、跡部もそれを嫌がってなくて
仲のいい親友みたいなもんだと思ってた。離れず近づかず駆け引きもない
「久しぶりやね、一緒に帰るとか。」
夏も終盤。手で仰ぎながら風を誘う。
歩幅を合わせて、早すぎず遅すぎず。
「最近忙しかったからな。」
「そやなぁ、さすが景吾様って感じやわぁ。」
会話と会話の沈黙、たった2秒程度なのにとても長く感じる。
早く相手の返答が欲しい。顔は至ってポーカーフェイス。
たまに笑いあって、本当の顔を隠した。
「なあ、景ちゃんは彼女さんとかいてるん?」
「あ?そういうお前はどうなんだよ。」
誰もいない細道。こんなこと聞いたらあかんのやろか。
「俺はおらんよ。好きな子いてはるから。」
ああ、やっぱりな。お前は俺を見てなんかいなかった。
「俺もだ。好きなやつがいるから彼女なんていねぇよ」
そっか。やっぱり景ちゃんには好きな人いてたんやな。
景ちゃんに彼女が出来たら俺なんていったらええんやろ。
「け、景ちゃんなら告ったらすぐOKくるんちゃうん?」
「失恋決定してんだよ。ばーか。」
なあ、俺はお前が好きなんだよ。その下手な関西弁も長い髪も漆黒の瞳も
俺を向いてほしいんだよ。こんなに強がってる自分が痛々しい。
「って、跡部!なんで泣いてるん…」
ふと横を見ると、大切な人の泣き顔。
「…どしたん?」
片袖で、目を2,3回拭うと、少し袖がぬれていた。
「なあ、景ちゃん・・・。」

オールキャラ+忍跡+hygk 

August 20 [Sun], 2006, 20:06
「あの2人って、どっちから先に告白したんですか?」

氷帝2年日吉の一言が、忍足と跡部のいない部室に響いた。
最初はレギュラーメンバーだけで部室に集まって騒いでて、
知らない間に2人はどこいった?みたいな話になり、どうせどこかで
しけこんでるんだろ。とか宍戸が茶化して そこに日吉の一言。

「忍足先輩っぽくないですか?」
長太郎は忍足派。
「意外に跡部だったりしてー。」
ジローがいきなり参入して、全員びっくりするが話題は止まらない。
「でも跡部の性格上厳しくねーか?」
宍戸はあくまで忍足派にまわる。
「じゃあ、俺跡部派にまわるー。」
岳人が参加したものの、2:2.
残る決定権は、日吉にまわった。
「んー・・忍足先輩派ですね。」
「だろ?跡部なわけねーじゃん。」
日吉の言葉に宍戸が賛同する。
やはり、跡部は俺様 で忍足が従順なイメージがあるのか
好き好き言ってるのは、忍足のほうが多いし
告白も忍足からなのだろうということで全員が納得した。

「2人、どこいったんでしょうね。」

日吉がまたもや、話題を戻した。
全員なんとなくわかっていた。誰もいない体育倉庫。
あそこしかないだろう。わかっていないのは日吉だけだった。
すると勢いよく部室のドアが開くのに全員が反応を示した。

「面白そうな話しとるやないの♪」
「あ、忍足先輩どこいってたんですか?」

またもや全員が日吉の言葉に反応を示す。
「(おい長太郎、日吉のやつどうしたんだよ。)」
「(え、でも、授業の時とかは普通だったんですよ!)」

「今日な、景ちゃん生徒会やから途中までお付き添いしてたんやけど?」
『え』
全員が口を揃えて 間抜けな声を出した。
今跡部がいないのも腰砕けになって倉庫にいるからと思っていたからだ。
「それと話途中から聞いててんけど、先に告ったのは…。」
シンッ・・と部室が静まる。
「秘密♪」
全員の空気が和んだ頃、やはり日吉はどこかおかしかった。
どうもあの倉庫を気にかけているのだ。
一部はそんな日吉をいつものことだろって笑い飛ばし
一部はどこかおかしいと不審に思っていた。
そのまま解散で、各自家に帰る頃 日吉は体育倉庫の前に立っていた。

「本当にあの倉庫使われてるかと思ってびっくりしたじゃないですか。」

横にいる岳人。この2人の関係を知ってる者はいないとか。

スキマスイッチ 【君の話】 

August 20 [Sun], 2006, 6:42
もう、その話何回も聞いたて。

あ、その話も。この前聞いた。

こう、もっとわかりやすく説明できひんのかな。

要点だけ教えてくれやなわからへんよ。

「景ちゃん・・・。」

うっすら名前を呼んでも本人は自分の話に浸って必死だ。

一応軽く煙草を吸う俺だが、徐々に1本 2本 減っていく。灰皿もギッシリと灰がつもってる。

ああ、その話も聞いた。どの話も同じ話に聞こえてくるんよ。

「俺様はその時、あいつの球をこう打ち返してだな・・・」

そんな昔の話も、もうええよ。今の景ちゃんのプレイのがすきやで。

言葉に出せなくてもあいづちと意見をしてみるが、届くはずがない。

岳人も日吉も宍戸もみんな早く話を終わらす為に 凄い。の連発。

ジローは相変わらず、すやすや寝れてうらやましい限りで。

やっぱり環境のせいなんやろか。恵まれてお手伝いさんやら執事やらに

話を聞いてもらえる環境におったからやろうな。だから、自分では気付いてない。

タチが悪いもんだ。

「景吾。」

低いテノールで耳元で囁く。部員は「ホッ」としたように息をついた。

跡部は 「あ?」と不機嫌そうに話の邪魔をされたことに腹をたてる。

「もうその話はええから、俺とええことしよか。」

腰を引き寄せ耳元にキスをおとすと、キスに慣れた耳朶がピクリと震えた。

部員は「はじまった・・。」とまた肩を落とす。

「じゃ、奥のミーティングルーム借りるでー。」




跡部は二度と同じような飽きる話をしなくなったそうで。

ばかっぷる到来ヽ(・∀・)ノ 

August 20 [Sun], 2006, 5:07
景ちゃんって可愛えね。

ばーか。

他愛の無い会話。

ほら、そんな風に無防備に微笑まんといてください。

みんな見てはるやろ。

景ちゃんの動作1つ1つに男子も女子も反応してはる。

俺だけのもんや。って主張できたらええのにな。

全校生徒の前でちゅーとかしたら景ちゃんのメンツが丸つぶれやろうし。

指の動き1つとってもすっごい綺麗やん。

そんな綺麗で細い指で字なんて書かんといてや。

ああ、クラスの男子が釘付けやん。

誘ってるん?なあ、俺はもう我慢できへんよ。

その指で、いっつも俺の触ってくれる。

そんな景ちゃんは俺しかしらへん。

「景ちゃん、屋上行って風にあたってこよか。」

「ああ。かまわねぇよ。」

いいなぁ。と何人かが声を呑む。さすが忍足だな。なんて漏らすやつも。

教室を出る一歩寸前、俺よりも少し前を歩いてる君。

「なあ。」

ふと後ろを向くから もう抑えが効かなくて。

クラスの男子女子全員が唖然とした。そしてその場にたちつくした。

「っ・・・おしっ・・・!」

唇を奪ったのは3秒後。先に仕掛けたのは景ちゃんやで。

けたたましく突き放される音がした。

そのまま走り去る君。体が条件反射で追いかける。

すぐに捕まえた。その細い腕を。

なあ、好きやで?見せ付けたいんよ。

「景ちゃん・・・ごめんな。」

一言謝ると、それで全てを悟ったかのように跡部は息を整えておだやかになった。

それから何も言わず、教室に戻る。誰にも何も言わなかった。誰も何も聞かなかった。

暗黙の了解。

沈黙の恋人。


2人は公認カップルとなるのだった。

砂吐いてなんぼのネタ。 

August 20 [Sun], 2006, 4:18

「やる。」

唐突に渡された 『ソレ』。

「何なんこれ?」

小さな包みにピンクのリボン。

誕生日にしてはまだ早い。

バレンタインにしてはもう遅い。

「いいから。」

「あんがとな。中開けてかまへん?」

「家帰ってから、開けろ。」

そういい残し、俺のお姫様はその場を去った。

一緒に帰るつもりが、『ソレ』に気をとられて誘う暇さえ与えられず。

「なんやろ・・・これ・・・。」

家に帰った途端に言いつけどおりリボンをほどいていく。

「(実は景ちゃんが入っていて、 俺を食べて♪とかいうオチやないやろな・・・)」

まさか片手で持てる袋に跡部はいるわけない。わかっている。

少し考えてみただけだ。

包みを開いていくと、そこにはプレゼントカードらしきものと限定のDVDが1つ。

「あ、これ何人か限定のDVDやん。」

思わず声をあげてしまう。そして添付されていた黒いレースのふちに飾られてるカード。

【 これ欲しいって言ってたから手に入れといた。大切にしろよ 】

思わず、どうしていいか困った。電話でありがとうを言うべきかもっと幸せをかみ締めるべきか。

本当に 幸せ者だ。 こんなに可愛い恋人がいて。こんなにもけなげで。

どうすればいいのだろう。幸せとか柄にもないのに。

明日、お菓子作ってあげたらええかな?それとも、皆の前でちゅーしよか。

学校さぼってどっかいくのもええかもな。景ちゃんの私服姿ごっつ可愛いから。

でも他のやつに景ちゃん見せるのももったいないから家で閉じ込めとこか。

一緒にお風呂とかはいって、お菓子食べさせたろ。

忍足の脳内では、明日 でいっぱいだった。とにかく幸せで。

ずっと続けばいいと思ってた。


その夜、待ちかねた跡部が家に来ることも知らず。

電話ネタ 

August 20 [Sun], 2006, 2:47
いつもの聞きなれた着信音。
もちろん相手は…。

『もしもし、景ちゃん様ですか?』
「んだよ、それ。」
呆れたように出ると、なんと呆れるようなセリフ。
呆れた返事しか出来なかった。
でもかけてくれたことが嬉しくて。
『可愛ないなぁ。侑士様っ!とか言うてみたらどうなんっ!』
「ばかかてめぇは。」
そう吐き捨て、でも顔は少し笑ってたりして。
声にわざわざアクセントつけて話すもんだから、クスッて声もこぼれる。
『景ちゃん今笑った?』
「あ?笑ってねーよ。」
『クスって聞こえた。』
「気のせい。」
ベッドに寝転び、言葉とは裏腹に顔がにやけてる始末。
さて、やつはどうなんだろう。


景ちゃん、ほんまかわええな。なんていうか声だけでもいきそうやわ。
それはいいすぎかもしれへんけど仕草っていうか息遣い1つとっても色っぽいなぁ。
「景ちゃん、怒らんといてやー。」
『怒ってねぇよ。』
「怒ってはるやんー、変なこと言うてごめんな?許して?」
『・・・許す。』
久しぶりに出た お許しの一言。それだけでもうめっちゃ嬉しいねんけど。
なぁ、何でそんな横暴やのに 愛おしいとか思えるんやろうな。
「ありがとー!さすが景ちゃん、…大好きやよ。」
わざと跡部の好きな声にトーンを下げる。耳元で囁く時の声で
じっくりゆっくり耳元を犯すような言い方で。
無論、それにハアハアする景ちゃんを遊ぶのがすきやねんけどな。
『その声、反則。』
「どの声?」
わざとらしく、笑ってその声を保ち続けると心なしか電話相手の
息遣いが荒くなってるのが電話線を通してわかる。
アンテナ3本立ち。ああ、俺もたってきたかもしれん。
『・・・家くるか?』
「きてほしいの間違いちゃう?」
『来たくないなら別にいい・・。』
色っぽい吐息が、聞こえてくる。
ああ、やばい。
どないしたらええ?

どツボにはまってるわ。


「―今から行くわ。大人しく待っとり。」

プツッ… ツーツーツー

通話時間 00:32:54

忍足が受けっぽい(゚ェ゚`;;;) 

August 20 [Sun], 2006, 0:40
意地悪そうな笑みをこぼしながら、やつ 忍足侑士は楽しそうに俺を弄ぶ。
頬を気まぐれに触ったり、目についたゴミをはらったり、丁寧に優しく
うざくならない程度に気にかけてじゃれあってくれるから。
言葉ではうざいとか言いながらも内心どこか嬉しいとこもあったりして。
「別に、ゴミぐらい自分でとれるしばーか。」
最初はこんな関係になるなんて思ってなかった。
正直、苦手な部類だった面もある。
何考えてるかわからなくて、それでいて鈍そうに鋭くてでもジローの鋭さとは違う
全てを見透かされそうな。

いきなり顔を撫で回していた手が止まる。
そしてそのまま顎を引き寄せられて掠め取る程度のキス。
「・・・何してんだよ・・・」
その手を払いのけると、忍足は俺をギュッと抱きしめた。
幸い家で、誰もいなかったからよかったものの学校だったら笑いものだ。

「・・・ごめん・・・、今めっちゃやりたい・・・。」

息を少し荒くして、眉をしかめまさに欲情してる獣。
漆黒の瞳が髪が誘う。
「は、お前何いってんだよ・・・落ち着けって・・。」
なだめるように髪を触ると、それにさえも反応するのかまた唇を奪う。
舌を絡められ、そのまま空気でやられかけたものの、そんな簡単にやらせるものかと
拒絶を口にする。
「無理っ・・。」
「景ちゃんとおったらやりたくなってまう・・・あかん?」
本気で、でも少し色っぽい、その真剣な目で懇願されて思わずゾクっと身震いをする。

こいつ こんなに色っぽかったっけ・・。

普段やってる時、いく寸前のこいつは色っぽいと何度か思った。
本気で、愛してくれてるから。大きく息を吐いて汗を一筋流し俺の中に白濁を残す。
その行為以外で、それもこいつが欲情してサカってるときに不覚にも心はときめいた。

「やろ・・・?」

そのまま、流されて。でもまあ、好きだからいいかなんて甘いこと考えて。

イく寸前 やっぱり忍足は色っぽかった。
揺らされて、揺れて、ガクガク 意識なんてもうあったもんじゃない。
白に意識を手放した。あいつは、景吾なんて名前を呼びながらいきやがる。

ぐったりしながら 俺は名前で呼ぶもんかとか意地はってみるけど
呼ばなもうせぇへん。とかだだこねるからしょうがなく小さな声で言ってみた。

「侑士。」

あ、 またその顔…。
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