ハッピークリスマス 

2008年12月27日(土) 10時08分
2人でイルミネーションを見に行った。

いつもなら行かない、小さくて古い遊園地。

観覧車自身も彩られてたんだけど、それと同じくらい周りも綺麗だったから。


「ここの観覧車古いしなぁ…」
「今日風も強いしね(~Д~)」
「別の意味で怖い。高いところも、俺あんまり」
「私閉鎖空間があまり(^∀^;)」
「観覧車、別にいいか」
「そだねぇ〜(´'ω'`)」

なんて言ってたのに、結局乗った。

観覧車で上に行かなきゃ見れない彩りがあってすごい楽しかった。

てっぺんでチュウした。
「バッカみたい(≧Д≦)」って言ったら
「なんだよぉ」って笑ってた。


その後2人でご飯食べて、私が
「楽しいねぇ(´'ω'`)」って意外そうに言ったら笑ってた。


すごい楽しかったクリスマス当日。
私が夜勤のバイトだから、まだクリスマスのうちにバイバイして、私は仕事場に向かったんだけど。

さて、仕事場について、
ふと携帯を見たら、彼からのメールが入ってた。
『なんだろ…?』
メールを見ると、今日は楽しかったね、の後に。
こんな事が書いてあった。



『顔をみると恥ずかしくって、言えなかったから。
俺を彼氏にしてくれる?』



「…………」



まったく。


カチカチ(´・ω・)b
携帯を耳に押しあてた。
呼び出し音に耳を澄ます。


『もしもし?』
「あ、もしもし〜?仕事場ついたよ」
『そう……』

彼がすごい緊張してるのがわかる。
だから、言ってやった。


「ねぇ」
『うん?』



「……ちゃんと言って?」



彼は一瞬わからないような雰囲気を出してから。

高らかに笑った。


『あはははは!!あ〜ね〜!あ〜〜……あ〜〜〜』

彼は最後の『あ〜〜〜』だけ笑わずに言ったら、またちょっと笑って。

恥ずかしいだのなんだのと呟きが聞こえてきたけど許してやらない。


『あの、さ』
「うん」


『……俺で良い?』


………。
そうきたか(´・ω・`)
今度は、私が黙る。

違うの、それでも十分がんばってるんだけど。

私が聞きたい言葉じゃないの。


どうしようかと、しばらく考えたんだけど。


「…ちゃんと言って?」

そんなんじゃ、許してあげない。

彼はまたちょっと黙ってから、言った。


『……俺を、彼氏にしてくれる?』


よし、言った。

「うん、良いよ」

『ほんとに?』
「うん、よろしくね(^∀^*)」
『うん、よろしく』

2人して笑った。


バイトの時間が迫ってたから、
「もう世話がかかる(´∀`)」
とかちょろっと話して電話を切った。



あぁ、幸せだ。



クリスマスにもらったプレゼントは、
オレンジ色の可愛いぬいぐるみと
愛の告白と
幸せな気持ち。
ちょっと年上のサンタさんと、
末永くがんばっていけるようにガンバります♪(´∀`*)

忘年会 

2008年12月07日(日) 11時34分
「今日、飲み会だから」
「あ、言ってたね、了解。帰り気をつけてね」
「うん」
「行ってらっしゃい」
「うん」

同棲を始めようと思ったのは、彼女と半年の交際を経てからの決断だった。
はっきり言えば派手ではない、どころか地味目な彼女はしっかり者で。
「結婚するなら、良い相手だな」
って感じたんだ。
同棲を始めてからも理解ある彼女は、
飲み会はもちろん、さらに二次会にちょっと女の子が居るお店に行くくらいには寛容で
(これは誤解してる女の子がいっぱいいるので貴重で助かる)
でもたまに
「早く帰ってきてよぉ」
なんて甘えられると、やっぱり可愛い。

二次会でそんな彼女を思い出してたら
「なにニヤニヤしてるんだよ!!?」
なんて先輩に気持ち悪がられ。
そしてこの先輩が嫌に察しが良いもんだから
「あ!!同棲始めたばっかの彼女の事でも考えてんだろ!!?」
「始めたばっかなんて…もう半年同棲してますから」
「ほら!!やっぱりそうだ!!!」
……みんなにからかわれるハメになった。

そんな宴もたけなわを通り過ぎ、二次会の話も出ようとした時だ。
「携帯光ってるよ」
の声に、何時間か振りに携帯を見た。
現在着信があっての点滅ではなく、「着信がありました」を知らせる点滅。
彼女からだった。
「?」
着信もあるが、メールも来ているようなので、それも確認。
それも彼女だった。
一通目「鍵、ちゃんと持ってる?」
二通目「鍵、ある?帰り何時頃になりそう?」

時間的に見て二通のメールの後に電話か、
何かあったのかな?

そっとその場を抜け出して、かけ直した。

「もしもし?」
『もしもし!?はい、もしもし??』
なんだ、普通じゃん。良かった、緊急とかじゃないのか。
「もしもし」
『はい!! はいはい?』
「いや、はいはいじゃなくて…鍵なら、ちゃんと持ってるよ」
『うん、そうだよね』
「うん…何?他にあるの?」
『うん?うん〜、そうだよね〜』
「?」
『大丈夫だよねぇ〜』
彼女はしまったなぁ、みたいに笑った。
『いや、暇だから家でたまには飲んで見ようかなんてさ…思って』
「うん(酔ってる?)」
『それで鍵の事でメール入れても返信全然ないからさぁ……“つい”ねぇ〜』
「あ…」
『大丈夫だよねぇ〜』
彼女はやっちゃった、みたいに笑った。


心配かけてた。


俺は自分が勘違いしてたのに気付いた。
寛容で、飲み会も女の子が居るお店も、二つ返事で許してくれる彼女。
でも、別に“喜んで行ってきてほしい”訳じゃないんだ。
心配一切、しない訳じゃないんだ。

俺ってバカだったんだ。
寛容・寛容って、
甘ったれてただけじゃん。

「……ごめん」
『あ、違うの違うの。私が変な心配してごめんね』
「……」
『うん、ごめん』

全く……バカな奴。

「今帰るから」
『え?』

俺は急いで電話を切って店を出た。
二次会に誘う先輩には申し訳ないが
「なんか彼女が具合悪いみたいで」
とかわさせてもらった。

今から急いで帰れば2人で飲めるな。
ケーキは流石に太るな。
ギュッと抱きしめてちゃんとごめんって言おう。
俺たち、絶対これからもうまくやっていける気がする。

最後の初恋 

2008年11月07日(金) 0時53分
今日、世界で1番好きな人と終わった。
いや、もともと彼氏・彼女という肩書きはとっくに取り下げてた間柄で。
でも私は好きで、たまに誘われるままにsexしてた間柄だ。


この間初めて食事の誘いを断った。


今日、元会社の飲み会の帰り。
送ってもらう車中で、これが最後のつもりで手を握った。
何も言わずに、彼は私の手を握り返して、優しく親指で撫でてくれた。


しっとり柔らかい、男性なのに高すぎない体温。


車中で2人はだいぶ無口だった。
時々元会社の人のこととか聞いたりしてた。
私の我が儘で

「あっち行って」

から始まった遠回りももう終わり。

もう家に着く。

私は好きな歌にちなんで「また会いましょう」って言うつもりだったけど。


……言葉につまった。


彼はそれでも明るく振る舞おうとする私が放った2・3の言葉を軽く流すと。
抱きしめてくれた。


「もうHはしないよ」
「うん」
「一緒に居れて…楽しかったよ」
「……俺も」
「ありがとう」
「うん」


顎をつかむ彼の手が恥ずかしいのと戸惑ったのと。

「幸せにやんな!!」
「うん」

でも彼は許してくれずに、優しく微笑んで。
私たちは耐えきれないように、優しいキスを交わした。


やっぱりしっとり柔らかい、男性なのに高すぎない体温だった。


ただ本当に唇を合わせたキス………これが最後だ。

今後彼とどんなに関わりを持とうと……もう友人以上にはならない。



止めて欲しかったのかもしれない。
もう一度だけ、2人の夜を過ごしたかったのかもしれない。
でも、もう終わり。

「じゃあまた……バイバイ」
「うん、じゃあね」
「うん、バイバイ」
「うん」

慌てたように降りると、ドアを閉めた。
もう、涙が止められない。
振られる手を見ながら、私も手を振って。
彼の走り去る時のいつもの“5回のハザード”を見た。

それが大好きだった。

涙が止まらなかった。

私は家の前でうずくまって、暫く泣いた。

子供みたいだった。

昨日の出来事。 

2008年08月12日(火) 8時26分
昨日ママがお昼食べながら


「夕食は天ぷらにしよう(゜ω゜)」


って言うんだけど、

ママ、それはインスピレーションではなく

(´・ω・`)貴方が今食べているものです。


と、思って


「今天ぷら食べているんじゃないの?」


と聞いたらその2秒後に
ちょうど噛んでいた母からの攻撃

そばスプラァァァァアッシュ?(◎Д◎;;)

( #Д#)三?
飛び散るそばにビックリも出来ず傍観。

その後ヘルプを求めて

キョロ((('Д';)))キョロ

キョロ(((;'Д')))キョロ

大変、他に誰も居ません。(祖母別室)

片付けに親子で右往左往した後、


叩かれました(´・ω・`)

絶っ対あちし悪くないもん(´;ω;`)
八つ当たりだ(ノД`。)

昨日の続きです。 

2008年07月13日(日) 2時00分
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

私は目が覚めるとすぐ目頭をぬぐった。
予想外に涙は出ていなかった。
・・・はっきり認識した。


夢であったと。


ってゆーか自分ってほんと夢の癖に設定細かいなって言うか
私がアイドルとかマジありえないから!!
なんか短いスカートで歌っちゃってたよびっくりだこのやろう。


「・・・・・・」


あんなに純粋に。
純粋な、気持ち・・・・・・

「やっぱり惰性はダメだな、うん」

乾いたような、一人で「あはは」と笑った。



「私が別れようって言ったら、どうする?」
彼は別に本から目を上げなかった。
「興味本位でそんな事言うんならぶっ飛ばすぞ」
「やだなぁ、興味本位じゃないよ」
じゃあ何だというような、ジロッとした冷たい視線が帰ってきた。
私は彼氏がくれるには冷たい、でももう見慣れた視線を真っ向から見返していった。



「別れよう」



「・・・は?」
「は?でなくて。 質問ですらないの、別れよう。別れるから。もうこの部屋の自分のもの持って帰って」
「・・・なんでだよ、いきなり」
「愛してない」
「は?」
「惰性で、続けてきた。もう“情”だよ。・・・“愛”じゃない」
「・・・」
「私は・・・」


 『あの夢のように』
 
 『もっと純粋に、一生懸命・・・人を愛したい』


「幸せに、なりたいから」

彼を見返した。


笑顔で


『私は夢の彼みたいにぼかしてなんかやらないんだ』


言った。






「さようなら」



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆



昔さ、昔。
別れ話を納得してもらえなくて何度「別れよう」って言っても応じてくれなくて、散々話し合いをして事がある。
そのある日、彼が言ったんだ。
「俺たち“がんばれば”まだやれるよ!」
私はその瞬間、頭より先に言葉がでた。
「あたしまだ“がんばんなきゃ”いけないの!!?」
彼との恋愛は後半すごい辛くて、自分では毎回毎回会う度にすごいがんばってたんだ。
それなのに「まだがんばれ」とか言われて。
いつも「たまには考えるより先に口に出してみたら」って言われる私が。
初めて彼に・・・・・・いや、多分生まれて初めて、心から率直に出した言葉がそれだった。

やっぱりそれが聞いたのかな、その日に別れたんだけど・・・まぁ、終わったことだしね。
恋愛は共同責任、だよね。

素直な言葉 

2008年07月12日(土) 3時25分
私はアイドルだ。
今日はライブの準備に慌しい。いつもと違い取材もいくつかきているようだ、突然のインタビューの依頼もあった。
いきなり勝手が違うんだなぁと、ちょっとびっくり。
つい先日発表した曲がCMから大ヒット。
もれなく人気絶頂になるだろうと、マネージャーから覚悟しておけと昨日言われたばかりだったのに。
だけど今日のライブはまだそのヒット前のチケット販売のライブで、だからじわじわ集まってくれた・・・コアっていうのかな?
そんなファンの人ばかり。
「舞台の確認、行ける?」
「あ、うん。いける」
私は立ち上がって、黒服の彼の腕をつかんだ。


私より頭二つ分くらい大きくて、スマートだけど肩幅ががっしりしていて、いかにもつ強そうな彼。
今は私のボディーガード(兼雑用)をしている彼も、実は元はそんなファンの人。

彼と初めて会ったのは、もっともっと私が売れてない、でもセカンドアルバムは出してたかな?
そんな頃にしたライブの会場だった。
「まずは親しみやすいアイドルで売ってくよ!!」
まずって何だ?とマネージャーには突っ込まず、親しみやすいアイドルとは?というと。
衣装はきらびやかなギラギラではなく、シャツにジーンズとか、そんな感じで。
ライブの最中にファンの方と会話できちゃう、みたいな。
そんなノリで、私は当時ライブ開場前の、ファンの方が並んでいるロビーにパニックにならない程度顔を出して、
「来てくれてありがとう!!今日もみんなのためにがんばります!」
っていうのが定例になっていた。
彼と会ったその日は、ロビーに対して客数が多くなってしまい、なのでそれをやめるかどうするか検討した結果。
ロビーと舞台裏を区切るドアからチョロッと顔を出して目の前にいる方々に「ありがとう!」って行って去る、事になった。
「しないほうがマシでは?」
「いや、ここまでしてきたんだからしようよ」
惰性ですか、そうですか。
まぁそれが決定ならそういたしますし、来ているファンの方に挨拶するのは、私も結構好きだからいいんだけど。
「気をつけてね?周りも警戒するけど、自分もやばいと思ったら奥へ走って?」
「そ、そんな過激なファン私にいたっけ?」
「過激なファンでなくてもファンにとってアイドルって普段手が届かないものだもの。それが触れられる程
近くにあったら・・・触りに行くでしょ?」
「・・・触りにとか、やめてよ」
ハハッと乾いた笑いをして、私はドアの前に立った。
パァッとドアが開く。
そしたらまず。
目の前にやたら背の高い人がいてびびった。
その人のバックには、私のファーストアルバムに特典としてつけた私を模したキーホルダーがかかっていた。
あ、ファンだ・・・でもなんだか、一回壊しちゃったらしい。
キーホルダーはツギハギみたいにボンドでくっ付けた感じがここからでもわかって、そこまでして持っていてくれることが私は嬉しかった。
「ファンの方? ありがとうございます♪」
すごい笑顔でそう言ってから、今度はその人の後ろに目を走らせた。
「みんな!今日はありがとう!!今日もライブがんばるね!!」
整列の為にファンの方は列を作り、こちら側には列を守るポールと紐が張ってあったから。
誰しもが油断してた。
たった一人が、その紐を飛び越えてこちらに走ってきた時には、もう私の背筋に悪寒が走っていた。
こういうのって、要は「最初の一人がいるかいないか」にかかっているのだ。
集団行動が好きな日本人は、他の人が誰も飛び出さなきゃ「どうするか」考えているうちに一瞬のことなんて通り過ぎてしまうのに。
一人飛び出てしまえば、まるでそれを追う動物のように、“負けられない”って闘争本能のように、
何かに駆り立てられたように・・・・・・他の人も飛び出してくるのが見えた。
『やばい』
頭が回るのに体が動かない。
マネージャーが動いたのがわかったが、走ってくるファンも結構早い。
『どうしよう』
伸びた手に恐怖した、その時だった。
目の前に影が差した。
最初に見た、あのやたら背の高い男の人。
あの人がまるで壁になったみたいに。
背と同じでやたら長い手を広げて、私とファンの前に立ちはだかったのだ。
「あっ・・・」
マネージャーに腕を掴まれ下げられると、目の前でドアがバタンと閉まった。
ふっと。
ツギハギだらけのキーホルダーが思い出されて・・・
「だめよ!今の人助けて!!」
気づいたら大声で叫んでた。
「警備の人じゃないのよ!?怪我しちゃうから!!」
あの興奮したあれだけの人の前に立ちはだかったのだからただじゃすまない!
やっと気づいたアシスタントが、後の二人が押さえているドアを開けさせて飛び出していき・・・
しばらくして、シャツが破れたりしてモメクチャになっていたらしいあの人を連れて戻ってきた。


お礼とお詫びと弁償と色々話しているうちに、立ちはだかった度胸を買ったマネージャーが
「君仕事探しているなら、この子のアシスタントしない?」
と言い出した。
最初は「恐れ多い」などと言っていた彼に、私は荷物から見つけ出してきたキーホルダーを差し出した。
「ねぇ、これあげるから。そっちの頂戴?」
このキーホルダーの交換が・・・彼のツギハギだらけのキーホルダーを受け取った私が、
彼の心をどう動かしたのだろうか?

彼は今では私が腕を組んでどこへでも連れて行く、一番仲良しで大好きな“私のボディーガード”になった。
「足元気をつけてね?」
「うん」
舞台チェックで上った階段が急だったから、彼は私の先を歩いて私を見ながら歩いてくれる。
優しい。
彼の優しさが私の癒し。
廊下を組んだ彼の腕に甘えながら歩いていると、マネージャーが
「週刊誌の話題にならない程度にしてね」
と今日も呆れて笑った。




ライブが始まった。

お客のノリも上々!!私も超ハイテンション!!!
アップビートは全部OKだったし、一回目のトークも盛り上がった!
ちょっと取材の方々もこれは感心してんじゃない!!?
なんだか不思議なくらい今日は気持ちが良い!体が軽い!
「あはははは!!」
二回目のトークが始まって、まず最初に笑っちゃった。
でもお客さんもわかってたみたい。
私が笑った瞬間に、「すげぇ!!」とか「絶好調じゃねぇ!」とかそのまんまの言葉が聞こえてきた。
「なぁんか今日超おかしぃんよ!!テンション良すぎな〜い!!?」
会場全体から大きな歓声が聞こえた。
もう一回、大声で笑いたいほど、テンション高かったのに。

ふっと。

一瞬何か・・・何か、こう・・・・。

風が吹いた気がした。



「・・・・・・・」



イカナキャ。



私は走っていた。



どうしてわかったんだろう、しかもいくつもある出口の中から私は間違うことなく。
彼のところへ向かった。
「おい・・・ちょっと、今ライブ中・・・」
「どこ行くの?」
マネージャーを無視して、私は彼を見た。
開けたドアからもう体の半分、彼の片足はもう外に出ていて、
私を見返した。


笑顔で




「元気でね」





“さようなら”

 と同じ、五文字の言葉に別れを感じた。




立ちはだかるマネージャーを何とかかわして。
走りいく彼を追いかけた。


彼が逃げ込んだのは繁華街ではなく裏側の住宅街だった。
あっちを曲がりこっちを曲がり、静かな住宅街を二人してばたばた走る。
必死で走って、空き地の草に足をとられながらも必死で追った。

何で彼は行ってしまうんだろう?
何で私は追うんだろう?

私は彼が大好きで、でも恋人とかじゃなかった。
キスだって、したことなくて。
でもでもでも・・・・・・行ってほしくない。
行ってほしくないんだ。
住宅街って事も考えず、色々叫んだ。

「何で行くの!?」
「どうしておいていくの!?」
「なんでダメなの!?」
「連れて行ってよ!!」


「側に居てよ!!」


背の高い、彼の足についていける訳なんてない。
もうだいぶ離されてて、もう一度彼が曲がればもう目ですら追えないのはわかってる。



必死で、

『伝えなきゃ』



  「待ってよ!行かないで!」



叫んだ。

『本当の、言葉を』






  「一緒にいようよ!!!」







絶叫に近い全身全霊で伝えた言葉は









むなしく消えて夜に解けていった。







彼の立ち止まらない遠のく足音を聞きながら。
私は子供みたいに泣いた。


「うわぁぁあああ・・・・・・」


置いていかれた子供みたいに・・・・違う。
置いていかれた、子供なんだ。



「うわぁあああ〜〜ん!!





精一杯泣いた。





彼が、大好きだったんだ。




☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

それは突然だ。 

2008年07月02日(水) 0時19分
「好きって言えよ」
「鋤」
「今耕す固有名詞出たろ?“I LOVE YOU”って言ってみな?」
「第一に意味がわからない。第二にいつから外国人に転職なさったの?」
「お前に愛の告白がされたい」
「自分がしてからお言いなさいよ、こんちくしょう」

「愛してる」

「・・・・・・」

「返答は?」
「だめ」
「何で?」

「・・・・・・足りない」

そっぽ向いていた顔のあごを指先でつかまれて、その後唇を大いに奪われた。

「足りない分は、ベッドで」
「・・・最初からそれが目的か」
「愛してる」
そして無理やりベッドに引きずり込まれた。

かくして愛とは、じゃれあう事と似たりと思いけり。

えっきし(;´3`)三3 

2008年06月27日(金) 0時49分
風邪をひいた。

「何しにきたの?」
「……ずいぶんじゃねぇかよ」
買い物袋を持ち直し、キッチンに向かいながら彼は苦笑いを浮かべた。
「仕事は?」
「相変わらず曜日感覚のない事を……今日何曜日だ?」
「……土曜?」
「あぁ、一応当たり」
熱を計ろうと私の額に手を伸ばすから、頭をひいて逃げた。
「……熱は?」
「…そこそこ」
「ま、いいや。寝てなさい。おかゆ作ってやるから」
ちょうどお昼時だった事もあり、彼はさっそく鍋に水を入れ火にかけた。せっかく来たのに。
「……そんなんよりさぁ」
「ん〜?」
彼は買い物袋の中の物を冷蔵庫に入れながら生返事をする。
私はキッチンとベッドルームを隔てるドアに掴まりながら、熱に浮かされながら言った。
「こっち来て?…遊んで?」
熱のせいで目尻から涙がこぼれた。

―ばたん
―ガチャン
冷蔵庫のドアが閉まって、コンロの火が消されて。
彼がギュ〜と抱きしめてくれた。
涙がポロポロでる。
「熱は?」
「そこそこ…」
「そんな訳ねぇだろ……寝な?」
「いつまで居れるのぉ?」
鼻声のせいでいつもより甘ったれた声が出た。
彼は一緒黙ってちょっと困ったようだったが、頭にチュッてキスをくれた。
「とりあえずは月曜の始発までだけど…いつまででもいてやるよ…?ほら?寝な」
彼にギュ〜とすがりついたが、言葉とは裏腹に容赦なくベッドに入れられて布団で抑えつけられた。
「ん〜」
駄々をこねたが聞いてくれない。
「おかゆ作るからちゃんと食って。そしたら一緒に寝て月曜まで一緒にいよう。まだちょっと待ってろな」
彼がまたチュッとして離れて言った。
「……ところで、誰に聞いたの?」
「秘密」
「ありがとう」
「…はいよ」

外は辛気臭い雨。 

2008年06月22日(日) 14時18分
つれない背中を見る。
コーヒーをすする。


「仕事が忙しい時期にあるんだ、しばらくは許してくれ」
そう彼が言ったのが一ヶ月くらい前だった。
彼と付き合い始めてからの時間は浅いと長いの、丁度中間くらい。
彼の住まいと私の住まいは少し遠くて、遠距離でもないけど平日会うには近くもなく。
今までも彼は結構忙しい人だったが、
本当に忙しくなるとこんな一ヶ月もメールも電話もない日々が続くとは、正直予想だにしていなかった。

私より若干年上は彼はだいぶ気を使ってくれて、コミュニケーションを大事にしてくれる。
だから寝る間を惜しんで彼が現状の忙しさを説明してくれたのだが。
何分専門用語が多かったものだから
「結局しばらくは遊んでくれないし大人しくしてろってことでしょ?」
としか私には理解できなかった・・・・・・言わなかったけど。
まぁ結局は大人しく待ってさえいたら彼は十分なのだろうが、初めての“連絡なしの日々”は思ったよりも私にはきつくて・・・
一ヶ月たとうとしていたある日、とうとう週末を目の前に連絡を入れてしまった。
『構ってくれなくて良いから、惣菜持って伺っても良い?』と。
惣菜に惹かれたのか、それともそんなメールに淋しさを見出してくれたのか。
『すまない、ほんとに構ってやれないけど・・・それでもいいなら、ぜひ来て』
その返信が来たときは・・・ほんとすごい嬉しかった。


でもやっぱり来なければよかったと今は思っている。
彼の為に体によさそうな野菜の惣菜をタッパー三つ分も使って勢いつけてきたはいいけど。
本当に一つも構ってくれない。
いや、当初は本当にそれでよかった、そのつもりだったの。本当よ?
でもさ、人間って贅沢な生き物じゃない。
連絡が一つもないと・・・連絡がほしくなる。
連絡が来ると・・・声が聞きたくなる。
声が聞けると、会いたくなって。
会うと、構ってほしくなるの。
もっと構ってほしい、チュウしてほしい、それで、抱きしめてほしい・・・。
一人で自分の部屋で待つのと、彼を目の前にして我慢するのを考えると、
私には絶対、一人で待ってたほうが辛くなかったと思う・・・。

それでも帰らずに今まで我慢したのは、
「じゃあ、そろそろ帰るね」って言った私に
「あぁ、ありがとう」とか「お疲れ」って
簡単に返す彼の言葉が聞きたくなかったから。
だってそしたらやっぱり無理言ってまで来た私が馬鹿みたいで、「やっぱり邪魔だったんだな」とか思っちゃって、嫌になるじゃん。
・・・でもそんなこといったって、どうしようもないんだよな。
彼にばれないようにため息をついてから。
私は上着をきて、かばんを持った。
「ねぇ?そろそろ帰るね」
「・・・・・・え?」
資料か何かを見ていたせいで、彼はちょっと反応が遅れた。
「帰るね、お仕事がんばってね」
私はそう言って手を振った。
「・・・」
彼は時計を見て、また私を見る。
・・・予想より反応のない対応だが・・・今はしょうがないだろう。
私はもう一度手を振ってから踵をかえ・・・・・・。
−クンッ
「?」
上着を何かにひっかけ・・・?
「なにやってるの?」
彼の手が、私の上着をつかんでいた。
しかもいきなり体制を変えてだったので、床に這い蹲るみたいにして辛うじて。
「ちょっと?」
「電車何時?」
「はい?」
「最終何時?ってか、明日帰るんじゃだめか?」
「・・・帰るよ」
「なんで?」
「見てたってしょうがないし。家で連絡待ってるほうが、賢明だから」
「・・・・・・」
「家で終わるの待ってるから。終わって顔見せれるようになったら、連絡して?」
「・・・・・・」
「・・・」
仕方ないので。
ちょっと屈んでお別れのチュウをしてあげた。
「がんばってね?」
「・・・・・・」
立ち上がりかけた私の手を、彼が捕まえた。


「?」
「居ろよ」
「ん?」
「居ろよ」


彼が言ったのはそれだけだった。
もう片方の手に持っている私のカバンをひったくる様に取るとそれを自分の机の下に隠してしまって、
手を伸ばして取ろうとする私を遮るだけだった。
「・・・ずるい」
「・・・・・・」
「ちょっと!」
「・・・・・・」
彼の背中を数回たたいたが、反応してくれし返してもくれなかった。
仕方なく座りなおして彼がトイレに行く隙にでも取ってやろうと思ったが、
しばらく後のトイレに行く直前に、私に向かってもう一度
「居ろよ?」
というのだから、やっぱり卑怯だ。

・・・仕方なく夕食も作って行ってやる事とする。


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

そりゃ忙しくって構ってやれないんだけど、
実は彼氏だって会いたかったし側にいたかったんだよ、というお話に・・・ちゃんとなってるかな?

なんか狙ってはいないのだけど小説系は背中が続きましたね。
この間は女の子の背中、今日は彼氏の背中。
うん、このヒロインは結構かわいいかもしれない。

田舎もんだもん(´;ω;`) 

2008年06月13日(金) 23時39分
一昨日、ちぃ〜と用があって東京に行ってきました。

アバウトにここ2・3年の間に2・3回は行ってはいたんだけど、それらは全て当時の彼氏と彼氏の車で行ったりだったので、
電車に乗って1人では大分久しぶり。
リアルに5・6年くらい。

新宿駅まで行ったんだけど、
まず出口がどこだかよくわからん(・Д・)ぽか〜ん

出口でても、駅からなかなか出られねぇ(・Д・;)
意味もわからず地下通路歩かされてるうちに、
地上の本来曲がる所通り過ぎてる模様だしorz

あんなデッカくしたことに意味とかあるの?(´・ω・`)

田舎もんへの罠としか思えんかった(´;ω;`)

なんとか用事をすまし、次は帰りです。
一度駅の入り口が良くわからないという大惨事に見舞われながらも、案外あっさりと目的のホームにはつけました。

が、きた電車がスッゴい混んでる(@Д@;)
いや、降りるしな(´・ω・`)とか思ったけど、
あれ?ホームでもメッサ待ってる(゜ω゜;)

乗車率120%体感

東京人すげぇよorz

やっぱり痴漢騒ぎとか増えたせいか周りのおじ様たちちゃんと手を前に固めて守りの姿勢をとってました。
さすがだが大変だなぁ(´・ω・`)

そしてちょっと空いてきて立っている人達にも大分余裕が出てきた時、
酔っ払いリーマンによるリバース勃発(((@□@;)))
ちょっと離れてた、良かった(´・ω・`)
それにしてもお気の毒、そんな飲むな(´∀`)ノポンポン

まぁ色々あって無事帰って来た訳だが、
帰宅後連絡をとった友人に

私「オラ東京は好かん(ノД`。)」と言ったら

友人「だろうな(´・ω・`)」

私「えっ、ちょっ!!?」

友人「あんたはそんな感じの子だよ(´・ω・`)」
ちっとは慰めろorz

まぁ長くなりましたがどの辺が一番田舎もんかと言うとだ、
東京から帰った翌日風邪ひきましたorz
平熱35.4の人間が夢の38度。
がんばれ白血球(@∀@)

こんなに暑いの久しぶり!!

オヤジ「知恵熱か?(´・ω・`)」

ほっとけorz
2008年12月
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