07  変わることのないゆるぎない想い 

2005年09月19日(月) 14時18分


昔、とても大切なヤツがいた気がする。

今では顔もぼんやりとしか思い出せないけれど。
名前なんて忘れてしまったけれど。


それでも。



「スティングー」



俺を呼ぶ声も
水色の髪も
時折見せる優しい笑顔も

ほんのかすかに覚えてはいるのに。



「   、好きだ。」
「僕も」



柔らかい唇の感触とか
抱きしめたときの温もりとか

「好き」とか

「愛してる」だとか


ほんのかすかに覚えてはいるのに。


変わることのないゆるぎない想いは
君の名前だけを捨てて

今もこの胸に




「アウル、好きだ」
「僕も」

06  思いはつのるばかりで涙が溢れてくる  

2005年09月19日(月) 14時14分


いつもそばで笑ってくれる

そんな君が 好き


いつもそばで泣いてくれる

そんな君が 好き


いつもそばにいてくれる

そんな君が 好き


好きだよ 好きなんだ

君が  好き



「さーくらーいくーん?どこー?」



楽屋にでも行ったんかな?

そう思いながら君を探す。
そっと楽屋のドアを開けて、君を見つけた。



「……寝てる。」



なんだか疲れてるみたいで。
ぐっすり眠ってた。

寝てるとかわいいんだけどな…

スースーと寝息が聞こえてきて。
そんな音にでさえドキドキしてる…。



「櫻井くん?…今だったらゆっても聞こえへんよね。」

思いが

「あのさ、オレね」

溢れてくる

「……聞き流していいから、ちゃんと最後まで聞いてね」

思いは

「オレね、櫻井くんが」

ただ一つだけ

「…す、」

君が 好き

「好きなんだ…」

好きで好きで好きで

いつかどうにかなってしまいそうなくらい

「好きだよ、櫻井くん」

好きだよ 好きなんだ


君が  好き

「………す、き」



思いはつのるばかりで涙が溢れてくる。

05  今なら言えるのかな、なんて夢さえ見てる  

2005年09月19日(月) 14時13分


今、君は目の前に居て。

今、君は僕に最近の君の話をしてくれて。

今、僕は君の話を聴きながら。


そう、胸がドキドキしている。



「でさーこの前…」



君の話はとてもおもしろいのに。
それなのに緊張しすぎて話が耳から入って耳へ抜けていく。
ちゃんと聞いておきたい。
君の声を胸に刻んでおきたいのに。
それなのに僕は、さっきからろくに君の話を聞いていない。



「鈴?…お前、ちゃんと聞いてる?」
「へっ!?何?聞いてるよ、聞いてる。ちゃんと聞いてるから。それで?」
「あぁ、それでさ…」



君の話をしてるときのキラキラした目が好き。
僕を気遣ってときどきこっちを向いてくれる優しい目が好き。

いつも優しくて、なんでもそつなくこなす君が  好き。


今なら言えるのかな、なんて夢さえ見てる。

君が 好きだって。



「そんなこと、あったらおもしろいのに…ね。」
「だろー?絶対いいと思うんだけどさ」



そんなことができたら 僕はこんなに悩まなくて済むのに。

04  声をかけるのさえ恐れてしまうくらい  

2005年09月19日(月) 14時12分


君に声をかけるとき、どうして僕はこんなに臆病になるのだろう。

君の居る空間に居るだけで、どうしてこんなに胸が音を刻むのだろう。



「さ、櫻井くん?」
「?どした。」



声をかけてその次の瞬間、君と目が合うのが怖い。



「最近、鈴おかしいぞ?何かあった?」
「なっ、なんでもないよ!ごめんオレ、先行くわ。」
「……?あぁ…わかった。」



きっと今、君は僕をすごく怪しんだんだと思う。
そう思われるのが怖くて仕方が無い。

でも、目が合っても僕はきっと恐れてしまうと思う。


好きなのだ、君のことが。
声をかけるのさえ恐れてしまうくらい。

どうしてだろう。
こんなに君を好きだと思うのに。
いつだって声を聞いていたいと思うのに。

いつも一緒にいたいと思うのに。



「あ、あの櫻井くん!」
「なに?」



今、僕は普通だろうか。
おかしくないだろうか。

君に嫌われて無いだろうか。



「やっぱり、…一緒に行っても、いいかな…」




いつだって君への想いは、僕を臆病にする。

03  自分が思っていた以上に大切だった  

2005年09月19日(月) 14時11分


アウルが死んだなんて誰が信じてやるもんか。

でも主を失った部屋はそのことを物語っているように静かだった。




「バカアウル、お前何やってんだよ…」


気がつけばいつも憎まれ口ばかり叩いていた気がする。


「うるさいな、デコスティング。」


気がつけば喧嘩ばかりしていた気がする。

本当はそんなことが言いたいわけじゃないのに。
口だけが先走って。傷つけて。
後で素直に謝るぐらいなら、最初から素直になっていればいいのにと自己嫌悪に陥って。

でも、それでも。
アイツが好きだったような気がしていた。
保護愛だったのかもしれない。
それでも 俺はアイツが好きなのだと思っていた。


でも違った。
好きだなんて一時的な言葉でまとめられるような、そんな気持ちじゃなかった。

失って気がつく。


アイツは自分が思っていた以上に大切な存在なのだということに。



ごめん。
ごめんな…
今さらだけど素直に謝れば 帰ってきてくれるような
そんな気がして。


「ごめん…」


主のいない、空気の冷え切った部屋にそう呟いたら
君は水色の笑顔で許してくれますか?

02  子供だったから、それさえも分からなかった  

2005年09月19日(月) 14時10分


ずっと昔、
本当にずぅっと昔

君にキスをされた覚えがある

ちゃんとした記憶はないのだけど
子供心にとても印象づいて
今でもときどき思い出す

君は覚えてるのか それさえもわからないけど

あのとき、君は僕が好きだったのか
僕は君が好きだったのか

子供だったから、それさえもわからなかったけれど

むしろあのときの相手が
君だったのかさえ わからないけれど


それでも僕は
きっとあのときから君が好きだったのだと 今になって思う

もうあのときから
僕は君のものだったのだと そう確かに思う





「スティング、」
「あ?」


今、君は僕の前に居て
ブアイソだけどちゃんと返事をしてくれて
ソコに居て
笑ってて
いつだって手を伸ばしてくれて
僕に優しいキスをくれる


「ちったぁ黙ってろ」
「わかってるよ」


あのときの
僕に優しいキスをくれた
君のままで



「ねースティング、」
「黙ってろっつったろ。」


「大好き。」

01  たった少しのすれ違いだけでも落ち込んで  

2005年09月19日(月) 14時09分


「ハァ!?櫻井と喧嘩した?」
「だぁっよっちん、声がでかいって…みんなに聞こえるー」
「んなもん気にすんな。っつーか実際、喧嘩なんか絶対してないだろ?」
「してるんだってばー」
「なになに?鈴、さくちゃんと喧嘩してんの?」
「あぁっもう。鳥ちゃんまで来ちゃったじゃんかよーよっちんのバカ。」


ほんのちょっと櫻井くんと口喧嘩になって。
ほんのちょっと落ち込んでいて。
ほんのちょっとよっちんにでも相談に乗ってもらおうかなーなんて思ったらこれだ。
なんだか大事になってるし。
よっちんだけじゃなく、鳥ちゃんまで来て。

ハァ…俺がこんなんやから、あんなことで櫻井くんと喧嘩するんかナァ。


そう。櫻井くんと喧嘩になったのは本当に些細なことで。
後からよくよく考えてみれば、俺がいきなり怒鳴らなければあんなことにはならなかったんじゃないかなーなんて思ったりもした。


「ちょっ、鳥ちゃんじゃまー」
「で?鈴はどんなことで喧嘩したわけ?」
「俺は無視かよ」


…いつのまにやら鳥ちゃんまで仲間に加わって。
しかも鳥ちゃんがよっちんを押しのけて相談に乗ろうとしている。
俺はしぶしぶ2人に事の次第を説明した。


「ふーん…」
「そんな、まるでどうでもいいみたいに返事しないでよ…よっちん」


話し終わると、最初興味津々だったよっちんはその興味が失せたらしく、やる気のない返事をしてくれた。
しばらくの沈黙が続いた後、鳥ちゃんがこう言った。


「ってゆーか、それってさくちゃん全然怒ってないんじゃない?」
「え…?」
「うん、そうだと思うけど。」
「だ、だって!すっごい怒って部屋出てったんやで?」
「ま。鈴にはまだわかんないかなー?」
「なっ!!!まるで人をお子様みたいに」


そう反論した俺を宥めるかのように、鳥ちゃんは優しく笑って言った。


「素直に謝っておいで。さくちゃん、絶対本気じゃないよ。」



「……うん。」




ちょっと考えれば本当に些細なこと
あのとき素直に謝ればよかったのに
今になって
たった少しのすれ違いだけでも落ち込んで

素直に謝ったら
いつもみたいに笑って




「櫻井くんっ、…ごめんね」


「バァーカ、怒ってねーよ

設置完了 

2005年09月19日(月) 14時08分
お題用のブログの設置が完了しました。
なんか最初は自分でページを作ろうとか思ってたんですけど、ブログだと携帯からも更新できて楽なのでこっちにしました。
お題はPlumaile様よりお借りしました。
ありがとうございました<(_ _*)> アリガトォ

〔文中で10のお題〕

01  たった少しのすれ違いだけでも落ち込んで

02  子供だったから、それさえも分からなかった

03  自分が思っていた以上に大切だった

04  声をかけるのさえ恐れてしまうくらい

05  今なら言えるのかな、なんて夢さえ見てる

06  思いはつのるばかりで涙が溢れてくる

07  変わることのないゆるぎない想い

08  まるで街が君を忘れたかのように

09  僕を呼ぶ声は今でも嗄れることなどなくて

10  心の何処かでつっかかっていたもの、それは