デジカメ・スマホ… タイ洪水、日系拠点に打撃 年末商戦に暗い影

October 20 [Thu], 2011, 5:26
デジカメ・スマホ… タイ洪水、日系拠点に打撃 年末商戦に暗い影


 タイの大洪水が日本企業のデジタル機器生産に深刻なダメージを与えている。デジタル一眼カメラなどの完成品工場だけでなく、パソコンなどの記憶媒体に使うハードディスク駆動装置(HDD)や、スマートフォン(高機能携帯電話)向けの部品工場も軒並み操業が停止し、部品のサプライチェーン(供給網)の寸断が長引く恐れもある。被災各社は他工場での代替生産などを模索するが、復旧に手間取れば年末商戦への悪影響も避けられない。

 「年末商戦を控えているのに、まさかこんな事態になるとは…」。アユタヤ県のハイテク工業団地にデジカメ工場を置くソニー。工場が浸水し、操業再開のめどが立たない事態に担当者は頭を抱えている。

 同工場はミラーレスを含む同社のデジタル一眼カメラのボディーを全量生産しており、影響は甚大だ。すでに日本や中国での代替生産の検討を始めたが、年末商戦の“主役”として11月に発売を予定するミラーレス一眼の新製品も発売日を延期する可能性がある。

 ニコンもアユタヤのロジャーナ工業団地にあるデジカメ工場が浸水し、復旧のめどが立たない。タイではデジタル一眼の量産モデルの9割、レンズの6割を生産し、日本を含む各国への輸出基地に位置づけられることから、年末商戦への影響は避けられそうにない。

 デジカメは日本勢が世界シェアの8割を握る。上位メーカーであるソニーとニコンの生産停滞は市場全体にも大きな影響を与える。

 スマホやデジタル家電向けの折り曲げ可能なプリント基板(FPC)で世界シェア約1割を持つフジクラは、10工場のうち8工場の操業を停止している。FPC生産の約9割をタイに集約していたため「他工場への代替生産は厳しい」(同社)と苦しい状況だ。

 タイが世界生産の6割を占めるHDD向け部品工場の被害も大きい。ロジャーナ工業団地に入居する電子部品のミネベアや日本電産、日東電工は外部委託比率を上げたり、国内で代替生産するなどして、何とか今回の危機を乗り切ろうとしている。


(この記事は経済総合(産経新聞)から引用させて頂きました)




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