色の無い世界 

2006年06月10日(土) 23時54分
俺は,今まで逃げていたのかもしれない。

自分の過去から


いや,逃げていた。
目を背けたかった。無かったことにしたかった。

だけどそれは益々俺を浸食し,
消えない傷になった。


どうしようもなかった。

隠していることが嫌になって,ボロボロに崩れていく自分が見えた。



此処から下は,今までの俺の「全て」を語ります。
これ以上,大事な友達に迷惑をかけたくないから

恐い,けど,分かって貰いたいから。






昔,からだった。

俺は女ではなかった。
心の何処かで,男になりたいと願っていた。

小学生の頃から,遊ぶのは全部男友達と。
毎日が開放的だった。
休み時間はずっとスポーツして,流行りのゲームで遊んで。

誰も性別なんか気にしてなかった。




だけど,中学から,そうは行かなくなった。

男女で分かれ始めた。

俺はそれが気に入らなくて,男として振る舞った。
制服も,スカートは一番長くして,
女子着用のベストは一切着なかった。

そしてある日のこと。
親友が俺がキレる様な暴言を吐いた。
俺はその子を,無視し続けた。

その子は病気がちで,学校もあまり来てなく,
何より,いじめの対象だった。


俺は,小1からずっと,その子をかばい続けた。
何があっても,友達だった。

だけど,その一言で全てが崩れてしまった。


結局,その子は学校に来なくなった。
俺のせいだろう。


そして,いじめの対象は,異端者の俺になった。


毎日,机に落書きされていたり,水がかけてあったり
自分の傘だけなかったり。
俺は我慢し続けた。

そしてある日のこと。

文化祭の準備を,教室で先輩と合同でしていた。
そこには女子の先輩が全員と,友達が二人いた。

俺がその教室に入ったとたん,
雰囲気が変わった。


そして,先輩からこう言われた。

「どうしてベストを着ないの?」


言葉につまった。

先輩達は全員,俺を見ていた。
焼き入れだ,と思った。

恐くて何も言えなかった。
だけど罵声は止まなくて,友達だと思っていた二人からも言われた。
「あんたおかしいよ。」


俺は何も言えず,その教室から無我夢中で飛び出した。


家に帰って,泣いた。
人を恨んだ。
殺したかった。


何もない世界。 

2006年06月10日(土) 23時17分


だけど,俺が殺したのは,自分だった。


女のフリをすることに決めた。


翌日から,ベストを着ていった。
先輩達は,何も言わなくなった。


だけど俺は,他人に心を一切開かなくなった。
信じなくなった。

笑えなかった。いや,笑えなくなってしまった。

家でき親に偏見の目で見られていた。


もう,俺が心からしゃべる人間は,いなくなった。



人間が,嫌いになった。

しゃべる人間が嫌い。耳障りだ。
笑っている人間がいると,何がそんなにおかしいのか分からず,イライラした。

そして,その人間がたくさんいる教室にいられなくなった。

狭い密室に閉じこめられて,そこには人間がいっぱいいる

息が,できない。
心臓がバクバク言って今にも倒れそうだった。
恐かった。
お腹が痛い。
またグルグルと鳴ったりもした。
本当に嫌で,逃げたくて仕方なくて。
自分にシャーペンを刺して必死に我慢した。


拒食症にもなった。

だけど人間に相談なんてできない。

俺は3年間,我慢し続けた。
自分のしたことが全て返ってきたんだと思った。










今。
時々,過去の記憶が戻る。
どうしても,人間嫌いが治らなくて。
人としゃべりたくなくなる時がある。
教室にいれない。
その経緯が,これだ。

分かって欲しい。
俺は本当は人間が好きだったはずだ。

だけど,自分のエゴで,自分を隠して生きてしまった罰で,
こんなってしまったんだと思う。

俺は,友達は本当に大好きだ。いつも感謝してる。
だけど,友達は,俺の嫌いな人間なのだ。

どうしようもない。
でも,皆のお陰で治ってきている。
有り難う。






いつか,


本当の自分で,人を好きになって,

皆と,

心から

笑いあいたい。
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