おひっこし〜〜 

April 05 [Sun], 2009, 21:38
新しいブログにお引越ししました〜

なにやら小説投稿のための専用ブログみたいのも設けられてるみたいなのでw

新しいURLはこちら↓

http://siyone.blog35.fc2.com/

今後はこちらを更新していく感じになりそうです☆

小説もバンバンあげていきたいですー!

ROSS 第四回 

February 20 [Fri], 2009, 19:31
おまたせしましたっ?第四回!

今回にて1話完結でっす!

それではごゆるりとお楽しみくださいませ〜☆


ラグナロクオンライン アナザートストーリー 「アリけみっ!」 chpter4


―九死に一生―
まさにそんな体験をしたにも関わらず、無事にフランメとアリスは家に戻ってくることができた。
フランメを運んでくれたおっさんはすぐに町に戻ってしまい。
アリスはベッドに寝かしつけられたフランメを心配そうに見つめ続ける。
「・・・ん・・・んぁ。ここ・・・どこ?」
「あ、お、おはようございます」
「ん?家か?んーてかキミ。まだ夜だよ、おはようはないでしょうおはようは」
「え、あっ、そ、そうですね。ごめんなさい・・・」
唸りながら目をこするフランメを見てホッと胸を撫で下ろすアリス。
「・・・ん?ああああああああああああああああああああっ!」
「あきゃああああああああああああああああ!」
意識がはっきりしたと思ったら突然叫びだすフランメに驚きアリスも絶叫。
「な、なななな。なんですか?どうしたんですか?」
「どーしたんですかじゃないわよ!あの騎士は!あの後どうなったの!」
「あぁ・・・それは。えっとぉ・・・」
かいつまんで事の始終を話すアリス。
フランメはふんふんと黙って聞いていたがアリスが話し終えると。
「はぁ・・・んじゃあ私はキミとあのおっちゃんに助けられたわけだ。なっさけないなぁホント」
「そ、そんなことっ」
慰めようとするアリスの口を塞いで立ち上がるフランメ。
冷静になって自分とアリスの状態を見てげんなりとした顔で呟く
「うあぁ、私もキミもボロボロに汚れちゃってるわねぇ・・・。んーお風呂入るか」
言うが早いが前置きなしに服を脱ぎはじめる。
しかし、突然の事に真っ赤になって俯くアリスを見て逆に恥ずかしくなる。
「なっ、なによっ。なんでそこで赤くなるかなぁ・・・。ほら!キミも脱いだ脱いだ!」
「え、えぇぇぇー!」

―かぽーん
「んー。傷にしみるぅ」
「だ、大丈夫ですか。やっぱりちゃんと消毒してからの方がよかったんじゃ」
結局、なしくずし的に一緒に風呂に入ることになったアリスとフランメ。
湯船で向かい合いながら他愛もない話に花をさかせていた。
「あぁ、いいていいて。そんなに気にするほどの傷じゃないよ」
「でもお腹、痣できちゃうかもです・・・」
「ふっふーん。そこはほら、わたくしのアルティメットケミストリーを持ってすればチョチョイのチョイなわけですよ」
「そ、そうなんですか?凄いです」
素直に感動するアリスの反応が嬉しかったのか頭を撫でてやるフランメ。
最初はちょっと嫌そうにしていたアリスだったか次第に顔がほころんでいくのだった。

「かー!お風呂上がりはこれだぁー!」
風呂上り、バスタオル一枚で外に出たフランメは牛乳を一気のみ。
「あわわ、そんな格好でいたら風邪ひいちゃいますよー」
慌てて追いかけるアリスだったが同じくバスタオル一丁なので説得力がない。
「はいはい、いいから。キミもゴクッといきたまえ!夜空を眺めながら飲む牛乳は格別なんだぞーっ」
「わ、わかりました。ゴッキュ―ぅ、げほげほげほ」
慌てて飲んだために盛大にむせこむアリス。
馬鹿だなぁと背中をさすりながらフランメが微笑む。
「・・・うぅ。ありがとうございます」
「ううん。急かした私も悪かったね。ほら、今度はゆっくり飲むんだよ」
神妙な面持ちで牛乳ビンを見つめた後、ゆっくりと飲み始めるアリス。
今度はしっかり飲み終えて、ぷはっと気持ちよさそうに息を吐く。
「私・・・今、幸せ・・・です」
「ん?何かいった?」
「い、いえ!なんでも!」
フランメは実は聞こえていたのだが、素直に聞くにはあまりにも恥ずかしかったのでとぼけてみせる。
アリスはそんな事を知ってか知らずか黙ってフランメに寄りそう。
風呂上りのホカホカな体をゆっくりと夜の空気が涼ませてくれていた。

「っくしゅん・・・うぇ」
「あーあー。またこの子は。せっかくお風呂入ったのに鼻水たらしちゃしょうがないでしょうに」
「うぇ・・・そんなこと言われてもぉ・・・ぐずっ」
いい雰囲気にすっかり時間を忘れてしまい、湯冷めするところだった二人は慌てて家の中に入るとパジャマに着替え始めた。
「えーと、その・・・キミ。もしかして寝るときもメイド服で寝るつもり?」
「はぁ、いつもそうですけど」
何を当たり前の事を聞くんだという感じのアリスに溜息をつくフランメ。
多少強引にメイド服を脱がすとこれを着なさいとパジャマを放る。
「な、なんか。慣れないですね・・・」
「何を言ってるのよ。生まれた時からずっとメイド服ってわけでもないでしょ?」
「いえ、そうですけど?」
「・・・・・・」
あっけらかんと答えるアリス。
フランメはアリスの生態について好奇心を刺激されたが、細かい事を考えると混乱しそうなので深くは追求しない事にした。
「あぁ、まぁいいわ。さ、もう寝ましょ。ほら入って」
「・・・・・・ぇ」
ベッドに先に入り手招きするフランメに硬直するアリス。
「だー!そこでまた赤くなられると私も恥ずかしくなってくるでしょ!明日にはちゃんとベッド用意してあげるから!今日は我慢!わかった!」
「はっ、はいぃっ!」
強引に首根っこを引っ張られ布団に押し込められるアリス。
かなり近距離で見つめ合うこと数秒、おやすみっ!と反対側に寝返りをうってしまったフランメにおやすみなさいと声をかけると二人とも眠りの世界に落ちた。


―チュンチュン
朝を知らせるスズメの鳴き声が響く。
―トントントントントン
台所から聞こえてくる軽快な音に目を覚ますフランメ。
「・・・んー?何の音―?まぁいっか・・・すぴー」
速攻で二度寝に突入。朝はあまり強くないようだ。
少しの間、いい気持ちで二度寝を楽しんでいると体を揺すられる。
「おはようございます。朝ご飯ができましたので、起きてください」
「・・・んぇ?朝ごはん?・・・お、おぉぉー・・・キミが作ってくれたのぉ?」
徹底的に朝が弱いのか、はっきりと喋ることもできないフランメ。
「そうですよ。料理当番は私ですからね♪」
うふふと笑うアリスを無視してまたも寝てしまう。
「わー!なんでまた寝ちゃうんですかー!ごはんですってばー!」
―ユサユサユサユサ
寝ては起こし寝ては起こしを続ける事数回。
アリスはようやっと起きたフランメをリビング兼研究室の一角にあるテーブルに座らせ、料理を並べだす。
「おー豪華だねー」
「うふふ、頑張って作りました」
アリスはうれしそうに一皿二皿並べていく。
「すごいねー。これおいしそうだねー」
「ありがとうございます。いっぱいありますからね」
アリスはうれしそうに三皿四皿・・・。
「・・・ちょっと。多すぎないかしら」
「そんな事ないです。あと3皿くらいで終わりです」
「・・・・・・ちょっといい」
手招きで裏に呼ばれたアリスは材料費その他云々の事で説教されるのだった。

大量の朝食は大部分を保存用に取り、なんとか食べ切る事に成功した二人。
アリスは自分の失敗に部屋の隅で暗く座りこんでいる。
「ほーらー。そんなとこでいつまでも座りこんでないでー」
「申し訳ございません。申し訳ございません。申し訳・・・」
ぶつぶつと完全にいじけてしまっている。
フランメはしょうがないなぁと首を振り、部屋を去る。
いなくなってしまった事に不安を感じたのか途端にキョロキョロしはじめるアリス。
フランメは昨日アリスが掃除した部屋に入ったままでてこない。
不安だけがつのりながらも時間はどんどん過ぎていく。
さすがに辛抱できなくなってアリスが立ち上がった時だった。
―バタン
軽快に開かれる扉。
中からは何やら嬉しそうなフランメの姿。
「はーい。お待ちかねー!白ポーションがでっきましたよー!」
ビシッと自慢気に白ポーションを突き出すフランメ。
アリスは好物を目の前に突きつけられ、自然に顔がゆるんできてしまうのを一生懸命とどめようとする。
「ほーら、変な我慢してないで。せっかく作ったんだから飲んで飲んで」
中身がたっぷり詰まったポーション瓶を手渡してやると嬉しそうに見つめるアリス。
「い、いいんですか?」
「いらないなら返してね」
「いっ、いぇ!頂きます!」
コクコクと大事そうに飲み始めるアリス。
嬉しそうな顔をしているのを見てフランメも満足気に頷くのだった。

「さーて。ではそろそろキミに名前をつけてあげないとねぇ」
「・・・ぁ」
白ポーションを飲み終わってご満悦のアリスを見てフランメが唐突に切り出す。
「いつまでもキミキミ言ってるわけにはいかないでしょ。家族なんだから」
「・・・家族」
「そうよ。何か呼んで欲しい名前とかあるならそれに合わせるけど?」
フランメの言葉に俯いて考え込むアリス。
また泣かれるのではないかとフランメはその顔をのぞきこむ。
「・・・特にないです」
「ん?呼ばれたい名前?」
「はい。それに・・・名前は、つけてもらうものだから。家族に・・・つけてもらうものだから。おねがい・・・します」
「ははっ。そっか。そだったね。ごめんごめん」
一本取られたフランメはアリスの名前を必死で考える。
「んー、んー、んー」
アリスは待ち遠しそうにフランメの顔を見つめる。
「いよしっ決めた!リーシャ!あなたの名前はリーシャよ!」
「・・・リーシャ。それが私の名前」
名前を決めてもらったアリス、もといリーシャは大事なものを胸にしまうようにゆっくりと繰り返す。
「リーシャ・・・。な、なにか由来はあるのですか?」
「んー。私ね、アリスって名前すっごくかわいいと思うのよ。でもねそのまんまじゃ何か変だし、ちょっと組み替えてみたの」
フランメはメモを取り出すと文字を書き出す。
ALICEのAの字を消して後ろへ矢印を引くフランメ。
そして末尾に書き足されたAの文字。
「LICEA。まぁ、私ちょっとこの言語には疎いからなんとなく読みでリーシャ。物事を分析したり組み替えたりして本質に至るのが錬金術の根源思想なの。だから私はコレしかないって思うんだけど・・・?」
「えぇ、とってもステキです。本当にありがとうございますっ」
ばふっと感極まって抱きつくアリス。
「リーシャ。私はリーシャです。今日からご主人様に仕えるメイドで・・・そして、あなたの家族ですっ!」

こうして、アルケミストのフランメとアリスのリーシャの物語は始まったのだった。

ラグナロクオンラインアナザーストーリー 「アリケミっ」
  第一話「メイドさんと白ポーション」
                              END


はいーこれにて一話完結でっす!

次回からは2話が開始されますよっ!

一応初期プロットでは1クール12話ものとして考えてますがどうなることやらww

愚民を見る目で生暖かく見守ってくださいw

次回はアルケミストといえばっ!な、ちっちゃい仲間の登場予定です☆

おたのしみに〜〜〜??

ROSS 第三回 

January 12 [Mon], 2009, 17:59
PCも新しくなって快適な毎日ですw

ROおろかルーセントとかだってすいすいですよ!

そんなこんなでROSS 第三回をおとどけします☆

んではっ!スタートー!


ラグナロクオンライン アナザートストーリー 「アリけみっ!」 chpter3

―思い立ったが吉日―
何も深い考えなしで家を飛び出してしまったアリスは夜のプロンテラをさ迷い歩いていた。
「・・・どうしよう」
ポツリと漏れる呟き。何を壊したのかさえわかっていないアリスは当然何を買い直したらいいかさえわかっていなかった。
ふらふらとたよりない足取りで夜の露店街をあてもなく見回る。
「ん?アリスの一人歩きとはめずらしいな。ふらふらしてっと枝産と間違えられて狩られちまうぞ」
そんなアリスに背後から声をかけたのは、朝にフランメからギャングスカーフを購入した壮年のアサシンだった。
「えっ、ちっ違います!私はえっと、ふ、フランメ様のペットでして」
「ほぅ、あの嬢ちゃんのペットか。こりゃ驚いたな」
「ふ、フランメ様をご存知なんですか?」
「ん、まぁな。嬢ちゃんの露店にはいつも世話になってる」
突然声をかけてきたアサシンに最初は警戒をあらわにしていたアリスだったが、フランメの知り合いということで少しだけ落ち着くことができた。
「んで、嬢ちゃんはどこだ?自分のペットほったらかして歩くようには見えんが」
「それは・・・その・・・」
「んぅ?なんかわけありか?まぁここで会ったのもなんかの縁だ、メシでも食いながら話そうや」
アサシンはそう言って露店の一角、飲み処「婆」と書かれた店を指差す。
「えっと、私、お酒はあまり・・・」
いいからと促されてすごすごとついていくアリス。
暖簾をくぐると気さくな顔をしたおばさんが迎えてくれる。
「あぃ、らっしゃい。お、旦那。今日はめんこいの連れてるね」
「ははっ、ちょっとわけありでな。まぁいつもの一杯たのむよ。コイツには―」
「わ、私はいいです。その、お金もありませんし・・・」
「あっはは。かわいいね。ほらオレンジジュース。今日はおばさんのおごりだよ」
問答無用にコトンと目の前におかれたグラス。アリスは小さくお礼を言うとコクコクと飲みはじめた。
「・・・おいしい」
「ははっ、そりゃよかったね。またノド渇いたらいつでも来ておくれ」
和やかなやりとりを終始目を細めて見届けていたアサシンだったが、そろそろかと本題を切り出す。
「んで、どうしておまえさんは一人歩きなんかしてるんだ」
「それは・・・その・・・」
これもお食べと出された豚の角煮を食べながらアリスはぽつぽつと喋りだす。
「はむっ。えっと。ちょっと、失敗しちゃったんです・・・」
事の始終を話すとアサシンは豪快に笑いながら答えた。
「はーはっは!そりゃ傑作だ。しかしまぁ、気にしなさんな。嬢ちゃんはそれくらいの事で本気で怒ったりしねぇよ」
 アサシンの言葉に冷静になって考え直して見るアリス。
 確かにフランメは怒ったそぶりなど見せておらず、ただ自分が慌てて飛び出しただけのようにも思えた。
「・・・あ。私」
「わかったんならさっさと帰りな。嬢ちゃんが必死こいて探してるかもしんねぇぞ」
 アリスはゆっくりと頷く。
 街の門までは送ってってやるよとアサシンがついてきくれた。

一方その頃フランメは
「まーたっくどこ行っちゃったのよぉ」
案の定ぶつくさ文句をいいながら夜のプロンテラでアリスを探してた。
「あの格好ならすぐ見つかると思ったんだけどなぁ・・・」
メイド服の後ろ姿を求めてさ迷い歩くこと数十分。
―ガッ
何者かに足をひっかけられる。
キョロキョロと周りを見回していたので反応が遅れ、危うく転びそうになった
「ちょっ!とっとっ。何すんのよ!」
キッと睨みながら振り返ると見覚えのある顔。
「よぉ、昼間は世話になったな」
道の影から顔を出したのは昼間にアリスを取り合った騎士だった。
「ちっ、面倒なのに見つかったわね・・・」
「そう言うなよ。俺は別に昼間の事は気にしてないぜ」
身構えるフランメにのそりと近寄ってくる騎士。
「あっそう。んじゃ私はこれで」
言い捨てて踵を返そうとするとガッと腕をつかまれる。
「痛っ、ちょっと!離しなさいよ」
「そいつは無理だな。誇りある騎士のお誘いなんだ、もっと喜べよ」
無理やり引っ張られて密着状態になるフランメと騎士。
フランメは必死にふりほどこうとするが腐っても騎士の腕力、ビクともしない。
「はなしてっ!私はあんたなんかと遊んでる暇はないのよっ!」
騒ぎたてるフランメだったが周りにいる人達はそ知らぬふりを決め込む。
どうやら、今相手している騎士は厄介もので有名らしい。
苦渋に満ちた顔でフランメは必死にここから逃げ出す方法を考えていた。

絶体絶命、そんな様子を物陰からのぞく二つの影。
「あーあー。嬢ちゃんも変なのにつかまっちまったなぁ」
「な、何を悠長な!早く助けないと!」
影の正体はおっさんアサシンとアリス。
今にも飛び込んでいきそうなアリスを押さえてアサシンが呟く。
「馬鹿、うかつに飛び出すんじゃねぇよ。どれ、アサシンの戦い方ってもんを―」
「ご主人様をはなせえええええええええええええええ!」
―バッ!
アサシンの制止を振り切ってフランメ達の前に飛び出すアリス。
「・・・あぁーあー。知らねぇぞ。ったく」
ぼやくアサシンを取り残して場は急展開を見せる。
「ほぉ、これはこれは。いいタイミングとでもいうのかな」
騎士は新しい獲物を見つけてニヤリと笑う。フランメはアリスの姿を見て安心した顔をしたがすぐに真剣な顔に戻り。
「馬鹿!逃げなさい!私はいいから」
「に、逃げません!わ、私はご主人様を助けます!」
カタカタと震えながらも気丈に言葉を発するアリス。
「はっはっはっ!たかがアリス一匹が俺に勝てると思ってるのか?笑わせる」
騎士は大笑いしながらフランメに一発ボディーブローをいれて昏倒させると、道端に放り捨てる。
「なっ!あなたよくも!」
その行動に怒気をあらわにした目でアリスは騎士を睨み付ける。
「そう怒るなよ。おまえもすぐ一緒におネンネさせてやるよ。といってもまぁ一応アリスは上級モンスターだ。素手は厳しいわな」
クックッと笑いながら剣を抜く騎士。
高まる戦闘の緊張感にゴクリと唾をのみながらアリスも自慢の箒をかまえる。
「はっはっ。笑い過ぎて疲れるぜ。真剣に箒で勝負挑むかよ普通」
「・・・・・・」
挑発する騎士をジッと睨み付けるアリス。
「気にいらねぇ。気にいらねぇ目してんなぁ!あぁん!」
―シュッ
騎士の殺気が膨らんだ瞬間アリスの眼前に切っ先が迫る。
「っくぅ!」
―バシッ
必殺の一撃と思われた騎士の剣はあろうことかアリスの箒によって弾かれていた。
「―やるな。腐ってもグラストヘイムのモンスターってとこか」
「・・・剣筋をよめば私だってこのくらいはできます」
「そうかい!でもよ!守ってるだけじゃ勝てねぇぜっ!」
騎士の猛攻が続く。
上段を払えば中段に突きが、突きを避ければ下段にすくうような一撃が、アリスはかろうじてそれらを防ぎながらもジリジリと追い詰められる。
メイド服の端々は切り裂かれ、血のにじむ箇所まででてきた。
「こいつで、トドメだぁ!」
―ブォン!
空気を引き裂くような大上段からの一撃。
しかし、アリスは勝利を確信した故の大振りな一撃を見逃さなかった。
「深淵流箒術!壱の秘剣!針千本!」
騎士の一撃を紙一重でかわすと箒を渾身の力で突き抜く。
騎士は文字通り針千本と化した箒部分の一撃をモロにくらい吹っ飛ぶ。
「勝機!!」
アリスは追い討ちをかけるように二度三度と突きを食らわせ。
「これで、終わりですっ!」
足元をすくう箒の一撃。倒れこんだ騎士に足をのせ、眼前に箒をつきつける。
騎士は呻きを漏らし、悔しそうに舌をならすのだった。
「はあ、はぁっ・・・勝負あり・・・です」
「っく、それで・・・勝ったつもりか?」
―パキッ
騎士の腕から木の枝が折れたような音がする。
―古木の枝―
使えば所かまわずランダムにモンスターを召還するアイテムである。
闇の濃度が濃くなり、折れた枝からモンスターが顕現する。
―キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
夜を切り裂く戦慄の叫び声。
アリスの眼前に忽然と姿を現したのは三首の竜。
「は・・・ハイドラランサー・・・さん」
「ははっこいつは大物だ!さぁ俺になんかかまってる暇じゃねぇぞ!」
自分の体を踏みつけているアリスの足をふりほどき、さっさと逃げ出す騎士。
残されたアリスは凶悪な三つの首に睨み付けられ震えるしかない。
「あ、あの、えっと。ほら、私達広く言えば仲間じゃないですか。ね?そ、そうだ!い、一緒にご飯でも食べにいきますか?い、今ならグラストヘイム食堂にご招待〜なんちゃって・・・あは・・・」
―キシャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
アリスの必死の説得も通じるはずもなく大きく首をもたげる竜。
「ですよねーーーーーーーーーー!」
眼前に迫る竜の顎。アリスはフランメともう少し一緒にいたかったなと悔やんだ。
「ハイハイようやっと出番だなぁ!ハァッ!ソウル!ブレイカー!!!」
―ジャキン!
ハイドラランサーは後ろからの強烈な一撃に首を一つもっていかれ二首の竜となる。
一撃の主は物陰から事を見守っていたはずのおっさんアサシン。
ニカッと笑うと月を背に見栄を切る。
「よくやったぜアリスっ子。こっからはおっちゃんにまかせなっ!」
叫びながら竜の間合いに入るおっさん。
当然のごとく襲い掛かってくる2つの首を避けながら一撃離脱を繰り返す。
「ふへぇ、さすがに大物相手は疲れるなぁ―っとぉ!」
愚痴をこぼした隙を逃がすものかと来る攻撃。なんとかかわし反撃する。
「だぁー、面倒だ!そろそろトドメといくぜえっ!」
―ジャジャジャキン!
獲物を一閃させると轟音をたてて倒れるハイドラランサー。
あっという間に巨体は赤い霧となって消えてしまう。
「おーし、大物討伐終了っと。あやうくテロだぜ・・・」
「お、おじさま・・・ソウルブレイカーって・・・アサシンクロスだったんですね」
確かにアサシンだと思っていたおっさんが使ったのはソウルブレイカー。
転生職、アサシンクロスでなければ使えないスキルである。
「はっはっは。バレちまったな。まぁ嬢ちゃんには内緒にしといてくれや」
「は、はぁ・・・」
何故か内緒にしろと言うおっさんに呆けながら頷くアリス。
「さて、そこでのびてる嬢ちゃんは俺がかついでやるから家まで案内してくれよ」
「あっ、えっ。わ、わかりました。おねがいします・・・」
急展開についていけないアリスはしどろもどろになりながらも家に帰るのだった。

chapter3 END


はいー、今回は戦闘シーンのおでましですw
オリジナル企画である「レゾアンすアンサンブル」もどっちかてとハートフルなお話なので
戦闘描写とか久しぶりに書きましたw
まだ学生の頃とかはバシバシ書いてたのですがあの頃の勢いはどこへやらw
題材がROなのでこれからも戦闘は物語のスパイスとして書いていきたいです☆

次回で1話完結です、早めに更新したいと思うですよ。

皆様の時間を楽しく彩れたなら幸いですw

では、今日はこの辺で。ごきげんよ〜〜♪

コミケ告知〜 

December 30 [Tue], 2008, 1:17
告知おそっ!

ようやっと準備物が全部揃ったので今回の参加告知で〜す

3日目 ウ―51a 「NATURE FLAVER」

新刊は



・ティアーズトゥティアラパロ「ティアーズトゥフェスタ」
表紙の3人メインで文化祭でメイド喫茶〜なお話。
王道 is justice



・ラグナロクオンラインパロ「アリケミっ!」
アリスとケミ娘のオリジナル創作ストーリー。
今回はキャッキャウフフだけでなくバトルシーンもありますぜっ!

上記二点が一緒の本に入ってます!

当日はポスターも貼る予定なので、左の画像のポスターを見つけたら是非寄ってみてくださいね〜☆

既刊「レゾナンスアンサンブル」も持ってきますw
こちらも併せてどうぞw
ラミカいっぱいついてお得ですよ!


さて、いよいよ明日からお祭り開催ですね!

一年最後のしめくくりをドハデに決めましょー!

冬空を ぶち抜け! 物欲ハート!

おひさしぶり!ROSS第二回 

July 21 [Mon], 2008, 20:25
いやぁ、忙しさを理由に更新をなまけてましたw

でも少しづつでも書いていくことってきっと大切だからつづけようと思います☆

久しぶりな上に今回は短めですがヨロシク!

でもやっぱりもの書くのって楽しいからこれを気にまたいっぱい更新していきたいねと思う今日このごろなのです。

では、本編をお楽しみください。



メイドさんと錬金術師

第一話「メイドさんと白ポーション」Chapter2

―後悔先にたたず―

アリスは目の前の悲惨な状況に血の気が引いていくのを感じていた。
今日から家族だというフランメの嬉しい言葉に浮かれきっていた自分を恥じる。
そう、こんなことになってしまった原因は少し前にさかのぼる。

「さ、入って。ここが私の家。そして今日からあなたの家でもあるわ」
「あ、えと・・・お、お邪魔しま・・・す」
首都プロンテラから少し離れた森の中。
大木の枝を傘にしたような家が錬金術師フランメ・エリクススの寝床であった。
「ちっがーぅ!」
「わきゃぁぁぁ!?」

―ドサッ

フランメに促されるままに家に入ろうとしたアリスは突然耳もとで叫ばれ尻餅をついた。
「お邪魔しますじゃなくて!た・だ・い・ま!そこんとこヨロシク!」
「へ?あ・・・はぃ」
「んじゃ、もう一度。家に入るところからやってみよっか」
アリスは服についた埃をパタパタと払いながら立ち上がると顔を真っ赤にしながら呟いた。
「え、えと・・・。た、ただいまっ」
「はい、おかえり。んじゃさっさと入った入った。」
フランメは満足そうに頷くとアリスの手を引き、家の中に入れた。
「んー。ちょーーーっと散らかってるけど気にしないで。適当なとこ座っててよ」
「は、はい」
アリスはこれから自分の家になるであろう物件をゆっくりと見渡してみた。
玄関から入ってすぐのリビングは実験室を兼ねているらしく機材であふれかえっている。
床面積の半分以上をよくわからない機材が占領しリビングと呼べるスペースはほんのわずか。
要するに散らかり放題である。

―ピクッ

アリスの箒を持つ手がウズウズと反応する。
「お、お掃除・・・し、したい・・・」
思わずもれた呟き、しかしいきなり掃除を開始するわけにもいかず欲求不満になりそうだ。
もぞもぞとその場で身じろぎするしかない状態でいるとフランメが奥の部屋から戻ってきた。
「な、何?あ、ごめん。トイレならあっちよ」
「ち、違います」
「ん?あぁ!お腹減った?えっと、何が好きなんだっけ?」
「ち、ちがっ」
―グギュゥゥゥルゥ
盛大に鳴り響くお腹の音。
アリスは顔を真っ赤にしてうつむき、フランメは大爆笑。
「ははっ、ははははっ。ごめ、ごめん。あまりにも盛大に鳴るからおかしくって」
「・・・うぅ」
「お詫びに何でも好きなもの食べさせてあげるから遠慮なく言ってよ、ね?」
「そぅいうわけじゃ・・・」
すっかりいじけてしまったアリスに「いいから」とフランメは強気の態度。
「・・・白ポーション」
「ぇ?何?」
「し、白ポーションが飲みたい・・・です」
「ほほー、わかったわかった了解よん♪んじゃ早速準備するから少しだけ待っててね」
そう言って奥の部屋にまた引きこもるフランメ。
アリスは確かにお腹が減っていたが、それより何より目の前の悲惨に散らかった部屋を片付けたくて仕方なかった。
「あー、ちょっとそっちの奥の部屋からポーション瓶取ってきてー!」
フランメが扉から手だけ出して指差す。
「ぇ?あ、は、はい!」
命令されると弱い気質を持つアリスは何の疑いもなく指示に従い奥の部屋に向かった。

「・・・・・・・・・ぅ」
フランメの指示でポーション瓶をとりにきた部屋はリビングなど比ではないくらいに散らかっていた。
もはや、部屋というよりは倉庫。
否、倉庫というよりはゴミ捨て場に近い。
―カタカタ・・・カタカタ
手に持っている箒が震える音だけが部屋に響く。
「ぅ・・・だめ、もう・・・私」
ゆっくりと眼を閉じて深呼吸、埃っぽさに少し咳き込む。
めげずにスッと開いた双眸には決意の眼差し。
「―いきます!」
言うが早いが部屋の窓を全開にするとスカートの中からハタキを取り出しポフポフと埃取り。
どう考えてもいらなそうなものを隅に追いやりスペースを確保するとそれっぽく分類しながら片付けを開始。
どこから取りだしたのか雑巾とバケツで拭き掃除も忘れない。
仕上げに一番得意の掃き掃除。
床にたまった埃やゴミを神業のごとき素早さで一箇所に集めていく。
「♪〜♪〜」
鼻歌がこぼれる。
楽しい!欲求不満がドンドン解消されていくのをアリスは感じていた。
しかしそんな幸せ絶頂の時にこそ悲劇は突然やってくる。

―ガッ

ここにきて間もない事を忘れていたアリスはちょっとした段差につまずいてしまう。
しかし転ぶ寸前に棚に手をひっかけることでなんとか転ぶのを防ぐことができた―

かに思えた。

―バキッ

「わきゃぁあああ!!??」
棚はアリスの体重を支える事なく簡単に壊れ、棚に乗っていたものは雪崩のごとく崩壊する。
うつ伏せに倒れた格好でアリスは必死にモノの雪崩から頭を守る事で精一杯だった。
崩壊の轟音が収まった後、部屋にはアリスのすすり泣く声だけが響いた。

「なになになに!どした!なにごと!」
突然の大音響に息を切らせて登場したのはフランメ。
ペタンと座って泣きじゃくるアリスと崩壊した部屋に視線を交互に移しながら嘆息する。
「はぁ・・・やっちゃったかぁ・・・あーぁ、ポーション瓶も全部割れちゃってるねこりゃ」
「ご、ごめ・・・ひっ、ひぐっ」
フランメは引きつけを起こしながら泣くアリスの頭についた埃を払ってやる。
「いいよ、ほら。まったく泣き虫だねぇキミは」
「ごめんなさっ・・・私、私・・・」
隅に避けられているゴミを見て合点がいったフランメは微笑みながら
「かたづけしようとしてくれたんだよね。ありがとね」
しかし思いつめたアリスにはその優しい言葉がとどめとなった。
「申し訳ございません!申し訳ございません!申し訳ございません!申し訳ございません!」
「ちょ、ちょっと!わかった!わかったからそんなに謝らないで」
「いえ!弁償します!頑張って全部直します!すぐ直します!!」

―ダッ

「え、ちょっ!待って!待ってーー!」
フランメの横を脱兎のごとく走り去ったアリスは玄関に顔から激突し―
しかしめげる事なく扉を開けるとそのまま外へ向かって走っていってしまった。

「ちょ?えぇぇ!?どこ、どこへ行くっていうのよー!」
夜も更けはじめた森にフランメの叫びが木霊した。


つづく




というわけで今回はここまでです。

少しでもあなたの時間を楽しく彩れたなら幸いです^^

では、また次回!

ごきげんよ〜^^

Ps:どんなものでも感想とかくれると泣いて喜びます ハイw

ROSS第一回 

May 06 [Tue], 2008, 23:41
やっと書けたw なんとか書けたw とりあえず書けたw

久しぶりに書いたけどやっぱりまだまだつたないなぁとw

もちょっと加筆修正したいとこだけどあんまり更新頻度下げてもあれだしのせちゃいますw

校正してないや・・・まぁいっかw(ダメダメです基本です)

そんな感じでアルケミスト話 開幕です!

少しでも楽しんでいただけたなら幸い^^



メイドさんと錬金術師
第一話「メイドさんと白ポーション」

―時は金なり―
この概念は、ルーンミッドガルツ首都であるここプロンテラにおいても例外ではない。
首都中央を貫く大通りには溢れんばかりの商人が我こそはと露店を出し、街は今日も大賑わい。
その中でも一際ごった返す中央広場で今まさに競売が始まろうとしていた。
「さぁさ!よってらっしゃい!見てらっしゃい!今日も今日とてレアアイテムづくし!」
競売の主催者は声を張り上げ一人でも多くの客を抱え込もうと必死のアピール。
主催者である少女の名前はフランメ・エリクスス。
さっぱりとしたショートカットの後ろ髪と対照的に、長くのばした二つの房が前髪から垂れているのが特徴的な錬金術師「アルケミスト」だ。
フランメはそんな赤髪を振り乱しとにかくアピールを続ける。
あっという間に中央広場の一角には人だかりが生まれた。
「よぉねぇちゃん、今日のオススメはなんだよ?」
「おっ、おっちゃんまた来てくれたんだねっ!んじゃ早速・・・今日のオススメはこれだっ!」
人のよさそうな顔をした壮年のアサシンに向かって赤い布を突きつける。
「ほぉ、ギャングスカーフか・・・。またいいもん持ってやがるなぁ」
「ふっふーん。でしょでしょ?さぁ買ってくれちゃったりするのかなっ?」
アサシンのおっさんは難しい顔をして悩んだ後、交渉を切り出した。
「いくらだ?」
「15M!」
フランメが提示した金額に周りで聞いていたギャラリーがざわつく。
「ふっかけすぎだろおぃ・・・」
「はっはー。バレた?」
てへっと舌を出しておどける様は全然悪びれていない。
「当たり前だ・・・」
「わかったわかった、あたしとおっちゃんの付き合いだ!ホントは12といいたいけど・・・今日限りの11でどうだ!」
「ん、11か・・・。むぅ・・・」
フランメが改めて定時した金額にまたも難しい顔で悩み始める。
「きりよく10にはならんか?」
「おっちゃんそれは・・・」
「あれだ、製薬材料とかもまたもってきてやるからよ」
「うぅぅ〜ん」
フランメとおっさんアサシンのにらみ合いがつづく。
先に折れたのはフランメの方だった。
「わかった。その代わりいっぱい持ってきてよー」
「あったりめぇだ。どっさりもってきてやるからカート空にして待ってな!」
「おっちゃん、それだと商売できないから・・・」
「おっ・・・おぉ。はっはっは、一本とられたな」
フランメはおっちゃんと笑い合いながら商談をまとめ、お金を受け取る。
まいどあり、と言葉を投げるとおっちゃんは似合わないウィンクを投げて去っていった。


「ほっくほっくだ〜♪」
おっさんアサシンから大金を手に入れたフランメはすぐに店をたたんだ。
一日の儲けにしては破格の金額、あとは自分の買い物をした方が懸命というものである。
中央通りを南から北へぶらつきながらウィンドゥショッピングを楽しむ。
そんな中、丁度中央の大噴水前にさしかかった時だった。
「うっほ!いいもん見つけたぜぇ!」
いかにも品の悪そうな声が露店の一角から聞こえてきた。
フランメは商人の性か「いいもの」という単語に反応してしまう。
とりあえず何があるのか確かめようと人ゴミをかきわけ移動する。
「へぇ、アリスじゃない。めずらしい事は確かね」
露店に出されていたのはキューペット・アリス。
メイド服は目立つと見たのか、ご丁寧に卵から孵化させて展示されている。
かわいそうなことに、さっきの品の悪いヤツが近づきすぎて凄く怯えてしまっている。
「最近は需要が減ってペットなんてなかなか見ネェからなぁ。しかもこいつは上玉だ」
「お、お客さーん・・・。お手をふれないでくださいね・・・」
出店の主は気弱そうな若い男で注意する声もとても小さい。
「あぁ!?触るなだぁ?こっちは客だぞコラッ!」
「っひぃ!ご、ごめんなさい。でも傷モノにされては困りますので・・・」
完全に気迫負けしている。このままでは安値で買い叩かれるのがオチだろう。
フランメは店主と男のやりとりに苛立ちを覚え始めツカツカと近づいていった。
「ちょっと、品の悪い会話はそれくらいにしてくれない?」
「あぁん!なんだテメーは?」
突然、背後から声をかけられた男は条件反射的にフランメに向けて剣をつきつけた。
この時初めてフランメは男の職業が騎士「ナイト」であろうことに気づいた。
何故なら、騎士というからには男の身なりは薄汚れすぎていたし何より品格がなさすぎた。
「物騒なものはしまってくれるかしら?そっちのアリスも怯え切っているわ」
「・・・ハン!うっせぇ」
眼前に剣をつきつけられても微動だにしないフランメの気迫に負けて男が剣をしまう。
じっと事の経緯を見ていたアリスに変化があったのはその時だった。
「・・・・・・ぅ・・・・・・うぅ」
「あ、あぁ。ダメだよ。商品が泣いちゃあ・・・印象悪いだろ・・・ほら笑って笑って」
怯えや緊張が頂点に達してしまったのであろう。
店主の言葉を無視して肩を震わせながら泣きだしてしまった。
「あーあー。女の子泣かせたー。その剣と鎧はかざり?騎士が聞いてあきれるわ」
「んだとっ!このアマ!そのペットは俺が好きなようにするんだ!どうでもいいだろが!」
「へぇ、もう買った気でいる?残念ながら私もその子が欲しいの、競りといきましょうか」
「あぁ!俺が先に見つけたんだぞ!そんな話があるか!」
二人の言い争いが始まり、店主はオロオロするばかり。
アリスはというとますます小さくなって震えてしまう。
「あー!わかった!俺も男だ!売られた喧嘩はかわーな!オイ店主!レートはいくらだよ?」
「え、えぇっと・・・3Mくらいでいいですから早くお引取り願えますか・・・」
「了解、3Mスタートね。ちゃっちゃとすませましょ」
「オイテメー!話をしきるなっ!」
余裕顔のフランメと常に怒鳴っている騎士の男。
何にせよ、勝負の類では先に熱くなった方が負けるというのは常識であるが・・・
男が勢いを付けて叫ぶ。
「一気に引き離してやるよ!5Mだ!さぁねぇちゃん!これ以上はだせねぇだろ!」
店主がつけた初期レートより2M上乗せ。
もはや平均相場からも逸脱した趣味の範疇の値付けである。
フランメは一瞬驚いた顔をした後、なにやら難しい顔で悩み始める。
「はっ!どうしたねぇちゃん!いきなり勢いがなくなったな!ダセェぞオイ!」
下向きになって何やらぶつぶつと言っていたフランメだが突然顔をあげると。
「ちょっと触らせてもらうわよ」
「ぇ?お客さんちょっと!」
店主が制止するのを片手ではらいのけアリスの目の前に立つ。
「オイテメー!触るなって言ってんだ――」
「ちょっとお客さ――」
―ガバッ
振りあげられる腕6本。
騎士の男と店主はフランメめがけて。
フランメは眼前のアリスめがけて。
―むぎゅ〜〜〜〜
「ん〜〜〜〜〜♪いい抱き心地かも♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・あきゃぁあぁああああああああああああああああ!」
突然抱きしめられて困惑したアリスの慟哭が首都プロンテラに木霊した。
それに呼応するかのごとく高々とフランメが叫ぶ。
「いよーし、決めた!10よ!10Mだすわっ!さぁこれ以上だせるってのかしら!」
「んなっ・・・10・・・だと。おまえ正気か・・・?」
男は驚愕の表情で固まり、店主にいたっては顔面蒼白になって今にも泡を吹きそうだ。
「えぇ10よ!女に二言はないわっ!」
「・・・っくそ!頭おかしいやつには付き合ってらんねーよ!一人でやってな!」
捨て台詞をはいて去って行く男。
先に熱くなっていた男より更に熱いハートで返す。
普通に見れば大損大負けしているだけなのだが、フランメの清々しいまでの笑顔がそれを打ち消していた。


プロンテラから少し離れた森の中。
とぼとぼと歩く影二つ。
「さ、さすがに勢いつけすぎたかなぁ・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
フランメとフランメが先程購入したキューペット・アリスである。
「今日の儲け全部パーだよ・・・」
「・・・・・・・・・・・・ごめん・・・なさい・・・」
フランメは後ろから聞こえてきた声にピタっと立ち止まり振り向く。
アリスも同じく立ち止まりうつむいてチラチラとフランメの様子を窺う。
「あ、あはははは。ごめんごめん!本人がいる前で言う話題じゃなかったね」
「・・・・・・・・・」
とりつくろうように笑いながらアリスに近づく。
よく見るとアリスの肩は小刻みに震えていて今にも泣き出しそうだった。
「あぁ、そのなんだ・・・。お金なんて使うためにあるんだからいいのよ!貯めてちゃだめ!使わないと周らないのよ!もっと大きな目で見ないとね!そう大きな目で!」
「・・・・・・・・・ぅ・・・・・・うぅ」
適当に励ましたフランメだったが、効果は一向にあがらずアリスはうつむきっぱなし。
必死に考えるがいい言葉が思い浮かばずやはり適当に言ってみることにする。
「ほら、私達今日から家族みたいなものなんだしさ。一蓮托生っての?なくしたお金は一緒にまた稼げばいいでしょーが」
「・・・・・・・・・家族・・・」
「そうそう家族、家族。私、料理苦手なのよ。今日からあなた料理当番ってことでよろしく」
「・・・・・・・・・お料理なら・・・得意です・・・」
「お!いい事聞いたわね!んじゃ後で買い出しいこっか」
「・・・・・・・・・う・・・・・・うぅ・・・」
成功したかに見えた慰めだっがやっぱり泣き出してしまうアリス。
「なーんで泣くかなぁ、そこでまた・・・」
「・・・・・・・・・わぁぁぁ〜〜ん!」
―ガバッ!
「ちょっ!とっとっとっとっ」
かがんでアリスの頭をなでようとしたフランメの体めがけて体当たりのように抱きつくアリス。
突然のことに踏みとどまるので精一杯のフランメ。
「寂しかったんです!怖かったんです!捕まえられて!卵から出してもらったらよくわからない街で!じろじろ見られるし!変なとこ触ってくる人もいるし!」
いきなり雪崩のように話はじめるアリスにキョトンとしていたフランメだが、すぐに我に返り優しく抱きしめ返してあげる。
「そうかそうか。ま、これからは一緒だから。もう怖い思いも寂しい思いもさせないよ」
「・・・・・・・・・・・・はぃ」
「うぁー、涙だ鼻水だで私の服までぐしゃぐしゃじゃない。洗濯も今日からキミが当番だからね」
「ぇ?・・・あっ、はっ!はい!」
「うんうん、よろしい。じゃ、かえるよー」
優しくアリスを体から離すと歩きはじめるフランメ。
一歩下がった位置をキープするようにアリスが続きながら二人は家路についた。

メイドさんと白ポーション
Cahpter1 END

Chapter2へつづく

バトンつくってみた 

April 27 [Sun], 2008, 16:13
なんか新機能が増えたらしいので早速つかってみるw

気が向いた人はやってみてね〜☆

ラグナロクオンラインバトン
Q1 ラグナロクオンライン(以下RO)歴は?
もう5年くらい? 休止してて最近再開したので新システムわかりゃせんw
Q2 ROで好きな職業は?
ウィザード 結局1stキャラだったこの職がお気に入りw
Q3 ROで好きな町は?
ゲフェンとフィゲル ゲフェンは故郷w フィゲルは田園雰囲気が好き☆
Q4 ROで好きなスキルは?
LOV ロードオブヴァーミリオン 初めて狩り場で見たときしびれましたwどーん!どーん!w
Q5 ROでカワイイorカッコイイと思う服装は?
ソウルリンカー♀ ヒモがかわいいのれす♪w
Q6 ROアカウント数は?
1 2垢してたときもあったけど、さすがに面倒見切れなくなってきたのでw
Q7 ROで好きなペット
ソヒー アリス ルナティック  ソヒ以外は飼ってますwペット増えないかなw
Q8 ROでペット化して欲しいMOB
サキュバス 保護するもの ハイドラランサー 他にもいっぱい増えて欲しいです☆
Q9 ROでログイン時に仲間がいない時にすること
フィールド散歩 てくてくと緑のあるフィールドを歩くのがすき♪
Q10 ROでこれからやりたい事
転生? ジプシとハイウィズが作りたいですね まぁまったりとね〜☆


バトン書いてたらSS書く時間がなくなってしまたよ・・・

まぁGWにでも書きますw

期待せずに待て!w

魔法少女 また始めました 

April 19 [Sat], 2008, 0:50
ダンサをジプシにしたーいとか思って頑張ってたのですが・・・

やっぱりマジ子がやりたい! と思ってしまったわけでw

引退する前の1stキャラがマジだったわけで、一番長く慣れ親しんだ職なのです。

で、再開するにあたり、もうマジはいいだろうと思っていたわけですが・・・

結局、人は元の鞘におさまるということでしょうかw

作ってしまいましたよ〜☆

しかもキャラネームも昔の1stキャラのものを復活!

なんか俄然やる気がでてきましたw

ハイウィズになるとかはもう何年後か先の事でいいので早くウィズになりたいものです。

たまり場のみなさんの協力でヒルウィンドcが4枚そろったので雷特化杖つくって遊ぶつもりですw

そんなわけでせっせこレベル上げ中☆



みごとに蟷螂の足がふっとんでいるグロ画像w

何気に撮っただけなのですがいいものがとれました^^v


ROの二次創作小説はどんな感じにしようか考え中です。

とりあえずうちがやったことあるジョブを主人公に沿えたものを何パターンか作ってみようかなぁとか

以下原案をちょとだけ公開

・ダンサというかジプシのお話
オリジナル創作の「レゾナンスアンサンブル」もそうですが何故か踊りものを書きたがる私w
毎回いろんなところで踊る話にしようかなぁとか?

・ケミっ子のおはなし
フィーリルの亜種とアリスを連れた2人と1匹の旅を描こうかなと。
実際この組み合わせはゲーム中で私がやってますw

・ソウルリンカーのお話
努力と根性の熱血アクションものにしようかなぁと。
実はバトルとか書くのかなり好きなんですよ?w

あとは自分のキャラスロットで言うとマジとアコがいるわけですがこれはまだ考え中。
いっそのこと二人ペアの物語というのもおもしろいかもしれませんね^^

毎回主人公の違う話を書いて、その主人公達がたまにPTプレイをする特別編とか書けたら楽しいかなと。

こう考えるとROはいろいろネタがあっておもしろいなぁw

次の日記更新は早くて日曜日あたり、遅くて来週の金曜日を予定しています☆


ウィズになりたくてうずうずしていた日のこと

はじまりはじまり 

March 30 [Sun], 2008, 4:02
再開して結構たったROですがいろいろあってゲーム内資金が集まったので装備等を購入。

でも、まとまったお金ができてしまうとついついやってしまうのがペットの購入w

だって、かわいいんですもの☆

今回はかなーり背伸びして憧れのアリスたんをゲットー!



自キャラと一緒に写っておりますw

もしや?と思ったら気軽に声をかけてくださいね☆


本業?であるNETURE FLAVERのサイトの方は長らく休止状態が続いていて今では見てくれている人もかなり少なくなってしまいましたが私の中ではまだ死んでいませんよ!

アリスたんをゲットしたことでまた創作意欲がふつふつとわいてきているのですw

ROSS、ROプレイ日記等の他にもレゾアン本編やアニメ・ゲーム系二次創作など書きたいネタはいっぱいあるのでじゃんじゃん更新していきたいところですね^^

あまり時間をかけられないので荒削りな文しか書けないと思いますが気が向いた時にでも読んでもらえれば幸いです☆

では今日はこの辺で


オリジナル学園百合ちっく演奏ファンタジー小説「レゾナンスアンサンブル」執筆中!

http://www.moecity.jp/home/natureflaver/ 今すぐアクセス!

ラグナロクオンライン、再開しました 

February 17 [Sun], 2008, 18:21
少し前からなのですけどROの方を再開しました☆

かなり前にやめてずっと放置だったのですがいろいろあってやることに♪

プレイ日記というかプレイをネタにしたSSなどもUPしていけたらなぁと考えております。

レゾアン共々よろしくですよ^^

ちなみにキャラはソウルリンカーを育成中w

といってもまだテコンガールですがねw

後衛しかやってこなかった私が実は前衛に向いていた事が判明した日のこと。
P R
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