ひめなはじめ 

January 01 [Sat], 2011, 17:53
少し寝てしまったようだった。


電気ついてる。


まだ起きてるのかと思ったら、しろくまくんもとなりで仰向けになって眠っていた。
手が繋がれてて嬉しかった。


(あ・・・)


(コンタクト、つけたままだ・・・)


のそのそ起き上がって、洗面台に向かった。

使い捨てのコンタクトレンズ。取らないと朝起きた時につらいのよね。
お酒飲むと、たいていこのまま寝ちゃうからなあ。

つけっぱなしだったテレビと明かりを消して、気崩れていた浴衣を直してそっとお布団にもぐりこんだら、突然大きな腕が腰の辺りをつかんで、ぐいっと引き寄せられた。


「・・・」


「・・・起きてたの?」


「・・・うん」


しろくまくんの仰向けの体にぴっとり体を寄せられて、そっとキスされた。


ちゅ


ちゅ


触れるみたいなキス。


半分夢見心地だった私には、なんだかふわふわした感じ。

そっとほほに両手を添えて、上から優しく包むようにキスをした。

いつもより、ていねいに、ゆっくり。


(・・・)


(するのかな・・・?)

ちょっと本気のキスになり始めたので、あわてて身を離した。


ぽかん、とするしろくまくん。


「あの、しろくまくん・・・」


ぱちくりした目でとまどうような目をするしろくまくん。


「・・・するの・・・?」

「・・・」

「・・・・・・うん」


「・・・したいの・・・?」


「・・・うん」


「じゃあ、ちゃんと言ってよ・・・^^」


もしかして、さっきの赤い目。


泣いてたんじゃなくて、我慢して充血してたんだ。


私が途中で眠っちゃったから、もしかして、我慢してたのかな・・・?


「言ってくれれば、ちゃんと起きてたのに・・・^^」


崩れ始めた浴衣に手が伸びる。


「・・・したいなら、ちゃんと言って?」


「・・・・・・したいです」


よく言えました。


起き上がって、体を寄せ合って、改めて抱きしめ合う。

しろくまくんの首をかき抱いて、体温を感じ合う。


「ふふふ」


「はずかしがりやさんめ」

浴衣の中に、しろくまくんの大きな手が伸びて、体のラインに這い始める。

「あ」

「どうしたの?」

「ゴム、ない・・・」


「持って来てる」

あらましろくまくん、用意周到だわ。


浴衣を来ていると、なんだかいつもより少しやらしい気分になってしまうのはなんでだろ。
温泉の熱さが残るお互いの肌を、何度もくっつけて、手足を絡めて
口を吸い合う。


いつのまにかすっかり脱がされて、後ろから両手を動けない状態にされて
体中をまさぐられた。

声にならないためいきみたいなものが、のどから自然にこぼれてしまう。

熱い。

背中にあたっているしろくまくんのそれも、自分の下腹部の奥のそれも、
熱くて切なくて、頭がまっしろになる。

「・・・一ヶ月も・・・」

「一ヶ月も・・・してなかったから・・・」

「ほんとは」

「もっとじらして」


「しろくまくんに、がまんさせたいけど」


「あつくて」


「ここが、あつくて」



「はやく」



「はやく、しろくまくんが」


「ほしいよ」


泣きそうになりながら
小さな声でお願いした。

このまま、気が狂ってしまいそう。

なんで泣いてるんだろわたし。

随分いやらしい顔をしていたんだと思う。
よだれもたらしかねない私のだらしない顔を見て、しろくまくんが
ふとももにぐいっとそれをおしつけてきて、あまりの硬さに

「わ」

と声が出た。

ふたりきりでの年越し 

December 31 [Fri], 2010, 17:40
年末年始を一緒に過ごせることになった。

しろくまくんと付き合ってから初めての二人で過ごす年越し!
うれしくて、出発の前の日はなかなか眠れなかった。


海の見える旅館に一泊。大晦日の静かな空気の街を出て、ロングドライブした。


泊まり客数が少ない、ちょっと高級な宿のチョイスは私。
おいしいお食事に、素敵な温泉。

殿様気分で夢のようなゆっくりした時間。

おなかいっぱいで布団にごろ寝した。

今日は二人とも浴衣の帯が苦しいくらい食べちゃったし
しろくまくんは仰向けでテレビ見てるし


なんだ、
今日はしないのか


って、気が抜けたら、眠くなった。


テレビから、にぎやかな声がする。

となりには、しろくまくん。

ふかふかのおふとん。

きもちいい。




「て」




しろくまくんに腕を伸ばす。


「手、つないでて」


だまって、ぎゅっと握りかえされた。



うれしいな。

ふたりで過ごせてうれしいな。

おままごとみたいだけど、夫婦みたい。うれしいな。


うとうとしかけたら、しろくまくんがこっちを見てた。


ずっと見てる。


「どうしたの?」


「へんなかおだった?」


「ううん、ちがうよ」


「じゃ、なによ」


「こうして見ていたい時だって、あるんだよ」


変なの。


あれ?


泣いてるの?


目が赤いよ。
泣いてたの?しろくまくん。私の見間違いなのかな。


しばらくそうして見つめ合って、私は眠気に負けて、まぶたを閉じた。

 

March 07 [Sun], 2010, 19:26
ふと我に返って、眼前のしろくまくんを見下ろすと
嬉しそうに微笑んでいた。

だらしない私の顔、見られていた。

あられもなく欲しがって動いていたのを
まじまじと見られていた。

ほっぺに一気に熱が走る。


「あんまり見ないで」

あわてて、手近にあったバスタオルでしろくまくんの顔を覆った。

「・・・息できない」

ぶるぶる顔をふるってタオルをよけるしろくまくん。

だって、久しぶりで。


ぐるんと体を押し倒されて、つながったままひっくり返る。
しろくまくんの口の端は上がったままだ。

汗でぐちゃぐちゃの顔にそっとキスされて、鼻の下をぺろりと
しろくまくんの舌が触れる。

そのまま顔が近いまま、強く貫かれる。
声にならない声。

獣じみた視線だけで気が遠くなりそう。


この日は珍しくしろくまくんが積極的だった。
ちょっと近づく度、くっつくきっかけを探しているような。
目が充血して涙目になってるのは、一緒にお部屋に入った時から
気づいていたけど、なんだかじらしたい気分だった。

シャワーも別々に入ったら、我慢の限界だったのか
ベッドにすぐに引っ張り込まれた。

「こないだ、あまりキスできなかったから」

「今日はいっぱいしようね」

耳元で囁いたら、いつもよりも数倍激しいタッチのキスで
私の体が小刻みに震える。

おかまいなしに強引に割って来る舌に
懸命に応える。

今考えると、今日はのっけからしろくまくんリードだったんだな。




見られていた自分の表情を想像してみる。

淫らな痺れに体をまかせて、その中に入った愛しい感触を楽しんで。
うっとりと満足げに目を細めながら、唇から溢れたままのキスの余韻も
ふかないままで。

どれだけだらしのない淫らな顔をしてたんだろう。

欲望に忠実に、素直に楽しむ私を愛おしく思ったのか、それは聞いてみなきゃわからないけど。


二人の間に境界がなくなっていって、
お互いの肌の境目もおぼろげになる。

何度体を重ねても、飽きのこない気持ち。

いつの間にか涙が出ていた。

もっと、もっとあなたに触れて、あなたを感じて
いつか来るその日に備えて
忘れないように、この体に刻み付けて。

陳腐な言葉でしかあなたに伝えられない自分がもどかしい。

愛してると伝える代わりに、私ののどから震えるのは
淫らなあえぎ声ばかり。

オセロ 

March 05 [Fri], 2010, 17:16
最近、オセロに凝ってる。


暇な時にはiPhoneでMorocco開いてぽちぽち。

ゲームのAIは結構強い。というか、私かなり負けっぱなし。
悔しいのでしつこく挑戦しているうちに、ごくごくたまに勝てるようになった。

私の腕もあがったんじゃないかな?と、人間相手に試したくなったので、
しろくまくんを誘ってみた。

「いいよ」

しめしめしろくまくん、私の腕を知らないわね。


テーブル囲んで二人でかちゃかちゃゲームしてるのは楽しい。



そっちに置くの。

あ、まずった。

そこいただき。



流石しろくまくん、私と対して差はないレベル。
結構いい勝負。五分五分ってとこで僅差で買ったり負けたり。

なんか楽しい。

そのうち、オセロに飽きたら二人でごろごろし始めて。
ゲームそっちのけでキスしてたらいつの間にか日も暮れていた。

むちゅうになって 

November 23 [Mon], 2009, 19:30
ここ二ヶ月、しろくまくんとは殆ど会えなかった。

お仕事 お仕事 お仕事の次にもお仕事!

私のお仕事もしろくまくんのお仕事も交互に仲良くやってきて。合間にごはん食べに行ったりしたものの、どこかに隠れてキスできるような二人でもなく。

私はずっと触れて欲しくて。

触れられたくて。


久しぶりのお休みで、ランチを食べにおでかけ。
帰り道で私からホテルに誘った。勿論返事はイエス。

最初は我慢してたのに、しているうちにどんどん声があがってしまう。
しばらくぶりに私の体に入って来るそれに、夢中になって応える。

入ってくる度、好きでしょうがない気持ちが増幅していくみたいに胸がいっぱいになってくる。
うれしい。

体を起こしてキスしてもらう。
乱暴にキスをされるとびくびく反応してしまう。唇が敏感な私は、荒々しいキスが特に好き。「どんな反応より、キスの反応が一番すごいよね」とにこにこして言われると、私は恥じ入るしか無い。

今日はゆっくり眠れそう。

Q&A 

September 22 [Tue], 2009, 5:48
「好きなところを3つ挙げて」

ふざけてこんなことを言った。
ふむ、と考えた後に

「まずはお目目がぱっちりでしょ」

うんうん

「話が面白くてノリがいいところでしょ」

むー

「後はツンデレなとこかな」

つんでれ・・・

「私のどこがツンデレだっていうのよ」

「普段はツンで、えっちの時はデレでしょ」

しらっとそんなことを言う。


「デレというか、素直になるんだってば・・・」

二人とも、赤面。

水音の中で 

September 06 [Sun], 2009, 20:00
一緒にお風呂に入るのって恥ずかしい。

いろいろ済んだ後ならいいの。もっと恥ずかしいこといっぱいした後だから。

いつもはかたくなに拒否してたけど、一ヶ月会ってなかったこともあって、私はとても嬉しかった。なんでもしてあげたい気持ちでいっぱいだったから、勇気を出して

「一緒お風呂入る?」

と聞いたら

こくこく、と無言で頷いて手を挙げたので、かわいくてそのままお洋服まで脱がせてしまった。こういうこと滅多にしないからちょっと新鮮。

お湯はぬるめに。

ライトはほんのり。

湯船の中にきらきらして光が乱反射しててきれい。
照れくさくて、泡がたくさん出るボタンを押したら、ライトの反射がもっとすごくなった。ぶくぶくしたところを「ほわ〜」と見ていたら、しろくまくんの視線を感じて途端に恥ずかしくなった。

ものすごく、見てる。
体のすみずみまで。うれしい。恥ずかしい。

どうしよう、こういうの慣れてない。

真っ赤な顔してどうしようもなくなった。そのまま首筋にだっこして、ぴとっと体をくっつけた。お湯は二人の肌に滑るように絡み付いて来る。

キス。

キス。

しろくまくんのふとももに股がって、何度も何度もキスをした。

あまり動かないで、ゆっくりお互いの唇を確かめ合う。
体中熱いの、どうしたらいいんだろ。
舌だけが生き物みたいに熱をもって、音をたててる。
しろくまくんの左手が私の首筋を這う。ぐいっと抱き寄せられて、ぴったりくっついた。

水の音が響き渡って、伝わって来る。

そしてキスの雨 

July 29 [Wed], 2009, 20:41
なんでこんなに好きなんだろ。

汗まみれになっても答えは出て来ない。

頭がぼーっとして、自分の理性のタガが吹っ飛んで、私らしくない事をうわごとのようにつぶやいてみる。

「他の人なんかに行かないように」

「今日はいつもより、たくさんして」

「しろくまくんじゃなきゃいやよ」


体も頭もチカチカ光ってくるような、満たされてる気持ち。

毎日だって、毎晩だってこうしていたい。
愛してるの。陳腐な言葉でしかいえない自分がくやしくて。

キス キス キス 

July 28 [Tue], 2009, 20:02
映画が始まって、ベッドにごろんと横になった。
私はそのままうとうと。

久しぶりのしろくまくんの腕はあたたかく、寝不足気味だった私のかっこうの抱きまくら。
体重を預けて寝息を立て始めたら、気遣うようにゆっくり体を動かした。背中にくちびるがあたってぞくぞくする。


後ろからぎゅうと抱きしめられる。
いい匂い。新しいコロンだ。ぐるんと腕の中に収まる私。

手が迷って、迷った挙げ句に私の腰に落ち着いた。
色っぽい事しなくても、こうしてごろごろしているだけで幸せ。
なんだかそんな気分でいたら、今度は強く抱きしめられた。
動悸がさっきより早くなっている。

それに気づかないように、寝ぼけたような吐息を首筋に吐くと、たまりかねたように唇が重ねられてきた。小鳥がついばむようなキス。このまま寝ぼけた振りをしていてもいいな。だって、なんだかあまあまなムードじゃない。

キスは続く。

やさしいキス。

ゆっくり目を開けると、しろくまくんのきれいな目が私をじっと見つめていた。

重ねる手と手 

June 07 [Sun], 2009, 6:30
首筋にまきついて、ずっとこうしていれたらと思う。

肩と、首のとこ。脈打つしろくまくんの肌に唇を這わしていると、どこからが自分の体でどこからがしろくまくんのそれなのか、時々、わからなくなってしまう。

もっと笑った顔を見せてほしい。見てあげたい。
無愛想な顔の形が一瞬で崩れると、どんなにつらいことあっても吹っ切れてしまう。
私の上で切なげに歪む顔なんか、セクシーでキュート。

腕を後ろ手に組まれて、上から覆いかぶさるようにキスされた。
身動きできなくてもどかしい。唇全部を包み込むように割り入ってくる舌に抵抗できない。私のじたばたなんて、しろくまくんには痛くも痒くもなんともなくて、紅潮してぼーっとなってる私の顔を満足そうに眺めている。

気持ちいい?とか、無粋なことは聞いて来ない。
顔に書いてあるんだろうな。
ちょっと得意げな顔して、私のだらしない口元を満遍なく拭う。


目が潤んで、我慢してる顔も好き。
服を脱ぐまでもうしばらく。
P R
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