大量の犠牲

July 30 [Tue], 2013, 13:31
長沙攻囲戦がもたらした敗北と大量の犠牲について責任を負わされたのは、李立三だった。李
立三はソ連に対して、中国共産党の戦いに軍隊を派遣して支援するのは「国際共産主義の義務」で
ある、と申し入れた。前年にソ連が中国東北に侵攻したとき、李立三は中国共産党員に「武器を取
ってソ連防衛のために戦おう」と呼びかけた。だから、今回モスクフは恩返しをすべきである、と
いうわけだ。これがスターリンを怒らせた。スターリンは、李立三がソ連を対日戦争に引き入れよ
うとしている、と邪推したのである。ソ連は併合したモンゴル地方を共産主義中国に返すべきだ、
という李立三の発言も、スターリンの怒りを買った。コミンテルンは八月二五日に李立三を「ボル
シェビズムに敵対的であり、コミンテルンに敵対的である」と譴責した。 一〇月、李立三をモスク
ワに召喚する書状が届いた。モスクフに連れてこられた李立三は、スターリンのスケープゴートに
使われ、事あるごとに矢面に立たされて自己批判を強いられた。歴史書では、李立三は一九三〇年
代前半に共産党が被ったあらゆる敗北の責任者とされている。その中でも大きいのが長沙攻囲戦の
犠牲である、とされているが、実際にはこれはすべて毛沢束の責任であり、毛沢東個人の権力欲が
招いた犠牲だった。
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