卵子の幹細胞移植し不妊マウスの出産成功

2009年04月13日(月) 15時48分
 卵子の数は、哺乳(ほにゅう)類では生まれた時から増えることはない――そんな定説を覆す研究成果を中国のチームが発表した。マウスの卵巣から卵子のもとの幹細胞をとり、不妊マウスに移植して子どもをつくることに成功した。新たな不妊治療技術などにつながる可能性がある。12日付の英科学誌ネイチャー・セル・バイオロジー電子版に発表した。

 上海交通大のチームは、おとなのマウスの卵巣で、生殖細胞を赤色、分裂中の細胞を緑色に染色。両方の色に染まった卵子の幹細胞とみられる細胞を、まず分離した。

 この細胞を増殖させ、特殊な蛍光をだすように遺伝子操作した上で、不妊マウスの卵巣に移植したら、8割のマウスが健康な子どもを産んだ。子どもが蛍光を出し、移植した細胞からうまれたことが確認できたという。

 哺乳類は出生前に卵子の増殖を終え、出生後の卵巣に幹細胞は存在しないというのが、長く定説だった。米国の研究者が04年、出生後のマウスの卵巣から卵子の幹細胞を見つけたと発表したが、分離できず、本当に幹細胞だったのか、論争が続いていた。

 理化学研究所の小倉淳郎・遺伝工学基盤技術室長は「分離した細胞が幹細胞なのか、ほかの研究者が検証し、再現性が確認されれば、論争に決着をつけるすばらしい成果になる。加齢で卵子の質が低下した女性の不妊治療や質の高い家畜生産など、生殖医療や畜産業に大きな影響を与える」と話す。(林義則)

asahi.com

細胞の研究もここまで来たか…。
  • URL:http://yaplog.jp/sinzatsu/archive/120
コメント
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。
2009年04月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30