24個シリンダー(敏弥side)

June 01 [Sat], 2013, 23:27




底に眠る車のトランクに何を詰め込んだと思う?
それは君の「   」















24個シリンダー















別に何かに不満があったんじゃない
嫌になったんだ
とにかく全てが嫌になった
遠くに行きたかった

そこにある車のトランクに愛した物を全て詰め込んだ
それから鍵を刺してドライブに出た

崖までそのまま走って行ったら自由になれんのかな?















本当はあまりタイプじゃなかったんだ、実は
でも何かが俺を引き留めた
見逃せなかった
恐る恐る声をかけたらびっくりして照れ笑いしてたっけ
あの時の笑顔が最高だった
その笑顔が見たくて時間が出来ればどこかで会ったりして
中々自分の事は話してくれなかったけど
それでも楽しかった











夢見たいな時間だった
君と二人で溺れた白い海
でも気が付けば白い海底には俺だけで

どこを探しても見つからない
どうしても見つからない
ここに残る香りは現実のはずなのに
君と過ごした時間も現実のはずなのに


君がいなくちゃ駄目なんだ
君がいなくちゃ生きられないんだ
俺が君の『中毒』になっただけなのかな?
君は今でも俺の事を想ってくれてる?

俺に悪いとこがあったら直すから言ってよ
嫌なことがあるなら俺に言ってよ
俺が悪いなら謝るから帰ってきてくれよ










このまま崖から落ちたらどうなるかな?
天国に行けるかな?
それとも地獄かな?

今、携帯が鳴ればまだ引き返せるのに
そんなわずかな希望を抱いてる俺は未練がましいのかな?










底にある希望の扉に愛した物全て置き忘れた
もう間に合わないから
もう引き返せないから
もう希望なんてないから

でも一人じゃいられないから
一緒に連れて行くんだ
せめて思い出だけでも・・・


今更になって右手が震えてきた
一向に止む気配のないその手を必死に抑えた
身体は君を求めて仕方がないのに
それが許されない現実
それが悲しくて
辛くて
痛くて
涙を流した

もしかして俺が思い違いをしてただけ?
俺が君を傷つけた?
もうそれすら確かめる事はできねぇけど















最後に抱き締めたかった
最後に声が聞きたかった
せめて
最後にもう一度伝えたかった


「愛してる・・・」


空しく響いたその言葉は君に届くかな?










堪らず車の後方へ行く
だってそこには君と俺が愛した物があるから

もう一緒にはなれないけど
一人は嫌だから
一人にはできないから
だから二人で・・・















底に眠る車のトランクに何を詰め込んだと思う?
それは君の「   」










「ずっと、一緒だから・・・」




















熱を持たぬ愛に口付けて眠ろう




















24個シリンダー(薫side)

August 02 [Sun], 2009, 1:36

いっそこのまま押し潰され心が張り裂けてしまえばいい
そうしたら笑ってられるのに















24個シリンダー















気がついたら列車に乗っとった
別に旅がしたかったわけやない
何処へ向かっているのかもわからへん
ただあの人ゴミから逃げたかったのかもしれへん















あるライブの時やった
皆気が狂ったように暴れとんのに
一人だけ俺見て突っ立ってるヤツが居った
一見何処にでも居るようなその子は
今、自分がいる場所に対して呆気にとられてるのか
それともステージに釘付けになってるのか
ジーッと見とった
あまりにも気になって見てみると
目が合ってもーた

なんや俺の事ずっと見とったんかい
なら盛大に暴れろや

という思いを視線で送りながら
彼女から視線を逸らした










その日から大分経って
一人で外をぶらついている時だった
大道路の向こう側で見覚えのある顔を見つけた
あの薄暗い中でも顔はハッキリ覚えとる
もう一人は友達みたいやけどもう一人は・・・男?
その友達らしい子と話している時よりも
その男と話してる時のが楽しそうやった
その瞬間、俺の中の何かが音を立てて崩れた


なんや俺、嫉妬してるんかな?
別にあの子くらいの歳なら彼氏の一人や二人居るやん
それに男友達とかかもしれんやん
しかし考えれば考える程どんどん深みに嵌っていく
ただの男友達やったらあんな楽しそうにしないやんな


あの日をきっかけにそんな考えをどんどんエスカレートしていった

今、あの男と楽しくしてんのやろか
二人で食事したり
今日あった事とか話しとんのやろか

なんでやろ?

ただあの日にほんのわずかな目が合っただけで
あの日男と歩いてるのを見ただけで
こんなにも想いを募らせるなんて


募り始めた想いはどんどん膨張してゆく
思い出す度に胸が張り裂けそうになる
けれどその想いを現実という2文字で押し潰そうとする
名前も知らない子に想いを伝える事は不可能だと


しかし押し潰そうとすればするほど
さらにその想いは膨張してゆく
それによって生み出される痛みは
甘く、切なく、そして残酷に俺の心に悲鳴をあげさせる















いっそこのまま押し潰され心が張り裂けてしまえばいい
そうしたら笑ってられるのに















気がついたら海に来とった
別に海が見たかったわけやない
何故君から逃げたんやろ?
ただあの人ゴミで見た笑顔を見てしまった俺から
逃げたかっただけなのかもしれへん
これから俺は何処へ行くんやろ?
あの人ゴミに飲まれた3人のように
この黒い海に全て飲み込まれるんやろか?
もうあの人ゴミから君を見つける事は無い
もうあの頃の俺は居ない










熱を持たぬ愛に口付けて眠るだけ


















再開

August 02 [Sun], 2009, 1:32
色々あって放置していたのを復活させました。
詩とか文とか夢みたいなやつとか書こうと思っています。

皆さん、どうぞお手柔らかにお願いしますm(_ _)m
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