果たして 

2008年04月03日(木) 1時32分
このブログを見ている人はいるのでしょうかw

久しぶりすぎる更新を致します。





行動分析学入門的な英語の論文?文章?


本当に最初のとこだけですが、ちょっとずついかないとためこんでしまう性格故、
スモールすぎるほどスモールステップで参ります。



内容ですが、本当に最初の最初、
行動分析を学ぶ入り口のような内容ということで、
「みんな知ってるだろうなーてかこんなん載せていいのか?」
と思っていたのですが、「どういう流れで人の行動を観察するに至ったか」
みたいなことが書かれていて(何せ最初の最初)、
意外にもわたくし、知りませんでした!!

という内容で、読んで良かった!と一人喜んでおります。



アリストテレスのこととか、全然知りませんでしたがきっと私だけ!?w

とにもかくにも、自分には良い勉強になっています。





<行動への科学的アプローチ>


私たちは、他人のすることに大変興味があり、
またなぜ人々がその行動をするのかということを知りたいとおもう。
これらの問題には、科学的な答えを挙げることができる。
ここ100年余り、人間の生活の多くの領域において、
科学技術的発展がとげられてきた。

この第一章においては、
人間の行動に関する科学的視点の歴史的変遷を簡潔に見ていく。




T.人間の行動を説明する初期の試み

人間の行動についての説明に興味が持たれ始めたのがいつであるかを
正確に断定することは不可能であるが、
紀元前325年、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが、
人間の行動についての観察と解釈をし始めたことと言われている。

アリストテレスは、身体の動きの原因、
またそれに関する人間と他の動物の差異を理解しようとした。
彼は、知覚・嗅覚・聴覚や簡潔な思考や複雑な思考といった
多くの種類の行動を説明した。

アリストテレスは、今日の私たちよりも出来事の予測にほとんど興味がなく、
結果的に彼の行動の説明は近代的な考えに近かった。
彼は、特定の場合に見せる個人の様々な行動―たとえば食欲や感情、
意思など−を説明することに関わった。


アリストテレスやその弟子たちの観察と分類は、人間と動物の行動の原因を
理解する自然研究の試みの始まりを象徴するものであった。
しかしながら、新たな科学はギリシャ人の文明の消滅によって衰退していった。
西洋世界では、初期のキリスト教時代と中世の時代が、
観察や調査にあまり合わない理知的な風潮を生み出し、
人々の注目は形而上の問題へと帰っていった。

神父に始まり、中世の神学者たちが、アリストテレスの純粋で観念的な
「心」という概念を、
「魂」と名づけられた超自然の実体へと変換したのである。

 この二元論の教理は、魂と身体との間には直接的な関わりはなく、
互いの領域で分かれて存在していると述べられていた。
精神や魂の観察できない領域での行動の原因を示すことで、
二元論は、行動の自然主義的研究を制し、長い間、行動への実験的
または観察的アプローチへの関心が削がれる原因となった。

そこから、17世紀のガリレオの時代に飛ぶことになり、
ついに科学的構造が再編される筋道となる近代的な物理学の幕が開くのである。




以上、スモールすぎる、とってもベリーにスモールステップな更新です。

続きはまた明日あさってにでも、アップ致します!

行動アセスメントの機能分析モデル その1☆ 

2008年01月29日(火) 1時06分

ブログ移転とともに、

遅ればせながら、やっと英語論文要約を初投稿です!!!


ながーーーーいので3つに分けてみました。
その2は1つ前の記事、その3は2つ前の記事となっています。
(上から順番に1・2・3となるようにしています)

よろしくおねがいします


<<行動アセスメントの機能分析モデル>>

望ましく適切な行動を増やしたり、また、不適切な行動を減らすためには、なぜその行動が行われるのかを理解する必要がある。またそのためには、その行動を引き起こしている先行事象、その行動を維持している強化子を特定する必要がある。これらのことを決定付けるために考えられた技術は、問題行動の治療に特有であり、“機能分析”や“機能的アセスメント”として知られる領域から成っている。


<問題行動という学習された機能>
 ほとんどの行動の生起は、環境事象による制御を受けている。簡潔に言えば、問題行動の機能または強化的な結果事象として、正または負の強化があり、しばしば行動にとっての強化の原因の基礎となっている。

○正の強化
・社会的強化
  強化的な結果事象の一つに、他者によってもたらされる正の社会的強化がある。攻撃、かんしゃく、破壊行為や自傷行為は一般的に、叱責や反応妨害、快適さや個人を行動に従事させようとする、といったような社会的な結果によって起こる。このような反応は、しばしば避けられないように見え、一時的に個人の行動を妨害するかもしれない。しかしながら、これらの随伴する社会的相互作用は正の強化として機能し、行動を時間外でも維持する。

・自動的強化
 問題行動が、他者によってもたらされず、行動自体によって自動的に強化されている場合もある。たとえば、ある行動をすることが、その行動を強化する感覚刺激を生み出す場合がそれである。自閉症児が、何かを噛んだり、吸ったり手をヒラヒラさせたりする時、その行動によって強化的な感覚刺激がもたらされている可能性が高い。

○負の強化
・社会的強化
 問題行動が起こったあと、他者が嫌悪的な関わりや課題、活動をやめる時、その行動は負の社会的強化によって維持されているといえる。これらは逃避や回避として機能し、負の強化を通して行動を強化する可能性があるといえる。

・自動的強化
 負の自動的強化は問題行動を起こすことによって、自動的に嫌悪刺激がなくなったり弱くなることである。この場合においては、他者の関わりがなくても嫌悪刺激がなくなったり弱くなったりする。

<訓練、研究、防止における機能分析的方法論の役割>
  アセスメントツールとしての機能分析的方法論の有効な使い方は、研究や防止、訓練に関して大きな利益をもたらすであろう。行動的機能の認識は、治療プログラムの4つの点において有効な知見を与えてくれる。1つは、行動が起こるという、先行する状況を具体的に挙げ、警告して問題行動が起こりにくくするということを我々に与えてくれる。2つめは、機能分析は消去するために取り除かなければならない強化の原因を決定づける。3つめは、問題行動を現在維持している同じ強化子が、新しい行動を生み出し、強化するために使われているかもしれないということである。そして最後に、機能分析の結果はそれらの強化子または不適切な構成部分を決定付けるだろう。

その2☆ 

2008年01月29日(火) 1時05分

<行動的機能のアセスメント>
10年以上に渡って、機能分析方法論における研究は、幅広いアセスメントをうみだし、行動分析の領域において最も盛んな分野のひとつとなってきた。近年のアプローチは、集めたデータを使う方法に基づいた分類と観察がなされた状況に基づいた分類から3つの主要なカテゴリーの元に分けられる。それぞれの方法については以下に示す通りである。


<機能的(実験的)分析>
 機能的分析による機能的アセスメントでは、先行事象と結果事象の変数を操作し、それが問題行動にどのような効果をもたらすかということを見出す。

○一般的な理論的枠組み
 これまで多くの人々によって機能的分析の研究が展開された。
たとえば、Iwataらは、自傷行為の機能を同定するための実験を行っている。彼らは自傷行為を強化するのが、注目なのか、要求からの逃避なのか、自傷行為そのものによってもたらされる感覚的な刺激なのかを調べるため、いくつかの実験条件を設定した。
彼らは、随伴性の種類による行動の起こりやすさを同時に判断するための一般的なモデルを提示した。注目条件においては、セラピストが一人同席して、セッション中はクライエントを無視し続け、自傷行為が起きたときだけ注目し、関わりを持つ。逃避条件では、セラピストが、クライエントに対して課題をするよう指示し、自傷行為が起きたら課題を一時的に中断した。最後に、一人条件においては、部屋の中にクライエントを一人きりにし、おもちゃなどもない状態にした。
 この実験の結果、Iwataらは自傷行為の機能がクライエントによってそれぞれ違っていることを提示した。自傷行為が、注目によって教化されているものもあれば、逃避や感覚的な刺激によって強化されているものもいたのである。
 この結果は、問題行動に介入する際、行動の機能を十分に理解し、最も有効な介入方法を選ぶために、問題行動の機能的アセスメントを行う必要があるということを提示している。

☆○実験デザイン
 多元要素デザインは機能的分析において最もよく用いられる、なぜなら多様な条件のもとで効率的に比較し、他の条件において行動に作用するかもしれない一つの条件を長く行わなくて済むからである。しかし、この多元要素デザインは、条件を容易に区別できないため、難しいと主張されるかもしれない。この理由から、反転法も用いられる。しかし、反転法は、別の条件に取り掛かる前に、ベースラインに戻ってしまうので、多様な比較をするのに合っていない。これら二つに変わるものとして、条件交替法と呼ばれるものがあり、多元要素デザインと反転法を組み合わせようなものとなっている。

○機能的分析の長所と短所
 機能的分析から得られた結果は、良いアセスメントデータに基づいた治療計画の発展をもたらすため、アセスメントや問題行動の治療に関心のある応用行動分析の研究者たちによって広く採用され、臨床訓練においてますます主要になってきている。
 機能的分析の最も大きな長所は、問題行動とそれに関わる変数の関係を明らかにできるという点である。また、機能的分析の結果は治療の発展に役立つので、強化を基にした行動の減少に関するアプローチの成功率を高める。したがって罰による行動の減少を考え直されるかもしれない。
 しかしながら、短所もある。最も大きな問題は、アセスメントに膨大な時間と高度な専門的知識を必要する点である。どんな機能的分析であっても従来の方法よりも多くの時間を必要とする。また、行動の維持についての妥当な結論が、他の方法を通しても同様に得られるのかという疑問も挙げられる。機能的分析の実施には、かなり正確な方法に基づいて先行事象や結果事象を導きだす能力が必要となる。
 機能的分析は、実験の一つであり、行う際にはきちんと訓練を受ける必要があるということがいえる。

その3☆ 

2008年01月29日(火) 1時02分

<記述的分析(直接観察法)>

○ABC観察
 記述的分析は、自然な状況(日常場面)においておこる行動の直接的な観察と関連している。問題行動が起こるたびに先行事象と結果事象を観察し、記述するという方法であり、普通、ABC観察と呼ばれている。ABC観察とは、日常におこる問題行動に関連している先行事象と結果事象とを記録することである。ABC観察の良いところは、問題行動が起きているその時に直接観察・記述できるため、より正確な情報が得られるという点である。しかしながら、時間がかかり、セラピストへの負担が大きいという問題点などもある。また、たとえ問題行動に関わる先行事象や結果事象についての客観的情報が得られても、問題行動と先行事象・結果事象との間に相関関係があることを示すにとどまり、機能的関係があるのではないという問題も挙げられる。しかしながら、その情報に基づいて問題行動を引き起こしている先行事象や、それを維持する強化子に関する仮説を立てられることもしばしばあり、その仮説の精度が高ければ、有効な介入をすることが可能となる。
 
○スキャタープロット
 トーチェットらにより、一日の中でどの時間帯に最も標的となる問題行動が起きやすいか、を調べるためスキャタープロットを用いた方法が提示された。これは、クライエントの日常場面に共にいる人が観察者となり、30分間刻みでその間に問題行動が起きたかどうかを記述するものである。スキャタープロットを付けていくと、問題行動が1日のどの時間帯に起きやすいかがわかるようになる。したがって、その時間帯にABC観察を行うと効果的である。


<間接法>
 間接法の名前の由来は、アセスメントの間行動の直接観察がないということからきている。この方法では、行動インタビューや行動質問紙を用いてクライエントをよく知る人々から情報を集める。実施が簡単で時間がかからないという簡便さから、広く用いられている。しかしながら、情報提供者の記憶に依存した方法であるため、その情報に間違いがあったり、忘れている点があったりする場合もあるので注意が必要である。
 行動インタビューにおいて最も重要なことは、問題行動の生起に関連する先行事象と結果事象、またはその他の変数についての客観的な情報を得ることである。先行事象と結果事象についての明確な情報を得ることができたならば、セラピストはそれらの情報に基づいて問題行動に影響を及ぼしている先行事象と、問題行動の維持に関連している強化子についての仮説を立てることができる。
間接法は、先にも述べたように情報提供者の記憶に左右されるという欠点があることから、より正確な情報を得るためには複数の機能的アセスメント法(直接観察など)を用いる必要が主張されている。



<展望>
 この章の始めにも述べたように、行動分析の分野において、問題行動の機能分析は今最も注目すべき方法である。実際、この10年間で、機能分析の研究や発表は大きな成長を遂げた。しかしながら、いくつかの分野においてさらなる研究が必要であるということも忘れてはならない。機能分析のさらなる改善・精鋭を続けることで、より高度で短時間の方法がもたらされるかもしれない。また、極端にリスクの高い行動や頻度の低い行動、周期的な行動のアセスメントに対する治療という課題も残されている。
そして、機能分析の主要な焦点は、子どもの問題行動や、知的障害などを抱えた子どもの問題行動という点に置かれている。これらの人々の間の問題行動の生起は高いにもかかわらず、他の人々に見られる問題行動(たとえば若い女性の間で多く見られる摂食障害など)によって小さく見えてしまっているのである。
これらの難しい問題と共に、機能分析の利用を説明することで、行動分析家や読者がさらなる発展の励みになることが期待される。
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:hino
  • アイコン画像 血液型:A型
  • アイコン画像 職業:大学生・大学院生
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