海の鳴る時 

December 06 [Sun], 2009, 18:18



12月ですって。
今までで一番早く感じた一年だった。
そして、こんなにも美しい色付きの木々を見たのも初めてだと思った。

今日は小春日和で、気持ちがよい週末でした。
皆様如何お過ごしでいらっしゃいますか。




インプットに力を入れすぎ、アウトプットが鈍化している。このアンバランスさを打破する為、友人に英語のレッスンをつけてもらうことにした。
ライフワークって、きっとワタシは英語の勉強なんだろうなぁ。目標とか、何がしたいとか、明確なことはないけれど、ずーっと英語を勉強していたい。


仕事と勉強の合間に主人と温泉へ@金沢。
恋人の時期を経て、夫婦になるって、しみったれたネガティブなイメージしかなかったけれど 笑。
「夫婦っていいな」って思える瞬間が幾つもあった。
ちゃんと二人で歩いてるんだなって実感がそう思わせたのかもしれないし、あまりにも美しい秋の景色に終始ときめいていたからなのか。



旅先ではお目当ての美術館に足を運び、相変わらず週末にもなればギャラリーや美術館を巡って過ごす。
最近ではヴァンクリーフ&アーペルのthe spirit of beauty @森アーツセンターギャラリーへ。
ダイヤ好きにはたまらない垂涎の作品の数々。
来年も、より多くの美術館に足を運びたい。





写真上↑外苑の銀杏並木。
写真下↓旅館まつさき@金沢の部屋の露天風呂にて。早朝主人の入浴中に激写。

タイトル/泉鏡花「海の鳴る時」より





Humming life in TOKYO 2009 

October 02 [Fri], 2009, 16:30




東京暮しの良いところ。
美術館が30分圏内にあちこちあって、夕刻過ぎからでもぶらりと出掛けられるところ。

先日は開催日ギリギリで『Stitch by Stitch』@東京都庭園美術館へ。

針と糸で作り出す、膨大な時間を費やしたであろう細々としたビジューやスパンコールで見事に描かれたドリーミーな作品に終始うっとり。
その中でも清川あさみ氏の作品は少ないながらにもインパクト以上のものを感じた。
流行りの人の才能は、世の中の波に乗って加速し巨大なパワーを生み出し、魅了する。
女の子の世界観を壊さず、刺繍糸の素朴さやきらきらのビジューで遊ぶ乙女の延長であるから、好きなのかもしれない。


その足で、ミッドタウンで買い物と軽い食事を済ませ森美術館へはしご。
『アイ・ウェイウェイ展』へ。
この方、2008年北京オリンピック・スタジアム「鳥の巣」の設計におけるヘルツォーク&ド・ムーロンとコラボ。
先程見てきたチマチマと繊細に織り込まれた柔らかな布と打って変わって男くさい、線をはみだした、パンチのある作品。
とにかくスケールが違う!
現代美術家・キュレーター・建築家・文化評論家・社会評論家と肩書きのある彼の作品の破壊力や考え方に、主人は理解を示していた。
女のワタシには正直ピンとこなかった。
あまりにも巨大な作品の数々が可笑しくて、楽しかったのだけど。(プーアル茶の茶葉をぎゅーっと固めて1トンの立方体を作っちゃうとか、中国の地図を組木して、巨大な地図を作るとか(笑))


すっかり夜になって、眼下に広がるイルミネーションにぎゅっっと胸が締め付けられる。言葉より先に心が叫ぶ。
きれいだ。本当にきれいだ。東京大好き。
まだまだ夜が続く。





奏でる雨 さしのばした大きな傘がひとつ 

September 09 [Wed], 2009, 21:34



季節はまた移りゆく。
こんばんは。お久しぶりです。お元気にしていらっしゃいますか。
ワタシも主人も、相変わらず楽しく健康に暮らしています。


日々何かをすり減らし、どこか落ち着きのない夏頃、かすれた音を立てながら一頁ずつ読み進めてゆく読書に深く救われた。

今読んでいる本のほとんどが、書店では売っておらず、ネットで一冊ずつ古本を買い集めている。


昔、実家の書庫に並んでいる古い本を見て、母と作家の趣味が似ていることを知った。

母が若かりし頃に読んだ本を、今ワタシが手に取り、シンクロする。
母を形成する一部に、きっとこの文章や思想が根づいたのだろうと、読んでいて思う事がある。もしかすると、ワタシが母の同級生だったら、結構仲の良い友達だったんじゃなかろうか、なんて思ったりした。


職場の半数以上が英国人なので、業務は基本英語。クライアントとは日本語で、同時通訳が必要とされ自分の貧相な語学力に愕然とすることも少なくないので、英語から逃避したくなる。
そんな時、大切な、とっておきの本を開く瞬間は何かリセットし、実に静かに文字を見つめているように思う。傍らのコーヒーがすっかり冷めていることに、口を付けて気付く。


秋の気配。虫の声。月あかり。
贅沢な季節到来。




タイトル/EGO-WRAPPIN'*Finger

僕は死ぬように生きていたくはない。 

June 08 [Mon], 2009, 0:53




仕事帰りにレイトショーで映画を見てきた。
松山ケンイチ主演の『ウルトラミラクルラブストーリー』。エンディングを100Sが担当。


見終わった後、席を立つ松山ケンイチファンであろう女の子達が『よくわからなかった』『うたた寝初めてした』と首を傾げて足早に去った。

推測するに、監督の横浜さんはかなりの中村くんファンであろうと思う。
中村くんの哲学や、歌う世界を知る人は理解はしやすく、映像から溢れんばかりの生命力に愛を感じただろう。

魂、ちゃんと入って生きてるかい?
何度も何度も繰り返し問われるようなストーリーに、中村くんの歌が浮かぶ。
そしてエンディングに爆音で流れる『そりゃそうだ』が、映画と完全にマッチする。


悲しさも、ずっとずっと深くに疼く生きてる熱に癒される。
『シュール』な映像だから、面白おかしく、光る命を見つめられた。






タイトル/中村一義*キャノンボール

ああ 光よ、愛よ 

May 29 [Fri], 2009, 18:28





久々にラフテー(豚の角煮)を作りました。
得意料理のひとつ。とろっとろでもなく、しっかりと形もあり、ふんわり柔らかく。
絶妙に仕上げるのです。
味付けも適当に作るわりに、毎回成功するので、きっと簡単な料理なんでしょうけど。。。


◎Made in Cassina展@六本木ヒルズ

モダンファニチャー『カッシーナ』。
現在に続く家具のデザインの原点はココにあると言っても過言ではない。

しかしワタシは好きではないのです。カッシーナの家具全般が。
60年代の匂いと、『時計じかけのオレンジ』のような描いた近未来の形が、苦手。
だけれど、一つのエキシビションとして成立してしまうデザインや長い歴史は素晴らしい。

写真集も、お洒落なアートブックで思わず欲しくなる(笑)



◎万華鏡の視覚@森美術館

ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより。

初っ端から圧倒される。見たことがないものがいっぱい。想像を超えてゆく。
現代美術の醍醐味。

意味を見出ださなくていいことや、感じられたらそれが全てなところ。
作り手より、作品が全て。
楽しめたり、美しかったり、摩訶不思議。

ピースフルで美しいものが、一番好き。

↓写真下。この電球の輪の中を通ることが出来ます。





タイトル/エレファントカシマシ*ハナウタ

忙しさの質 

May 18 [Mon], 2009, 12:07



ゴールデンウイークもすっかり過ぎて、五月半ば。新しい季節の到来。
先日Canadaにいる友人からAirmailが届き、胸が熱くなりました。
やっぱり直筆の手紙っていいな。
会えない距離にいるからこそ、文字から伝わる『あなた』の存在を近くに感じる。
あまりにも嬉しくて、持ち歩いています。




◎熊川哲也氏率いるK-Ballet『ジゼル』@ オーチャードホール

『ジゼル』には思い入れが実に強く、憧れで、一番好きな作品でもある。残念ながらワタシは一度も踊るチャンスがなかった。

今回はバルコニー席で観劇。
お目当てのバレリーナが、初日に怪我をされ降板。なんとも言えない気持ちで席に着いたけれど…。
シアターオーケストラトーキョーの演奏も素晴らしく、もちろん熊川氏のジャンプも健在で、ただただ感動。終始美しく、美し過ぎる全てに、心を持っていかれっぱなし。
客席から度々飛ぶブラボー!の掛け声と、拍手喝采、繰り返されるカーテンコール、熊川氏の笑顔が、今回の成功を物語っていた。

帰り道、頂いた次回の公演予定のパンフレットに、懐かしい名前を発見。
中学生のワタシが虜になったバレリーナ(当時ローザンヌで金賞をお取りになった方)が来日するとのこと。
あぁー楽しみ。
降板だけは避けてほしいと祈る。



◎マティスの時代@ブリジストン美術館

マティスを見に、いそいそと出掛けたのに、マティスの作品の少なさに愕然。
何故に、マティスと銘打ったのか。
並べられた作品を前に、機嫌を損ねてしまい足早に移動。

名のある画家の絵画を沢山所蔵しているので、セザンヌ、ルソー、ピカソ、コロー、モネ、マネ、ルノワール、ゴッホと…これでもかと、ブランド品をあれこれ着飾って満足している成金に見えた。
エミリーカーム・ウンワイリまでもが並んでいて、とにかく近年東京で開催された美術展の作品が少しずつおいてある感じ。

二度と足を運ぶことはないとおもった。



『私は今、人を不安にしたり、混乱させたりしない平静で純水な芸術を求めている。
私は疲れ果て、過重な負担をかけられ、うちひしがれた人が、私の絵を見て、平和と安らぎを見出だすことを望む』
Henri Matisse

ワタシは激しくこの言葉に同意する。
美しい、バランスあってこそ。
奇をてらい、感情を動かす全てが芸術ではないと、強く思うから。




写真は姉からの贈物。
ワタシのこの世で一番好きなクッキーのお店。取り寄せてくれました。
見た目も美しく、クラシカルなお味。
思い出の味。

雑誌に紹介されてから、店頭で買うことが出来ず。わざわざ予約をして送ってくれました。

ありがとう。
ありがとうね。



pm3:00〜 

April 19 [Sun], 2009, 18:30




瓶ビールと中華ですっかり満腹になった夕方。
散歩がてら、ぶらぶらと歩く。
いい季節。
ご機嫌だ。


つつじは空気の清浄作用が街路樹の中でも強いらしい。
背が低いので、排気ガスから子供達を守っているそう。
道を彩るつつじのピンクに、思わずにっこり。かわいい色。



北風と太陽 

April 19 [Sun], 2009, 0:14



おやつに白玉団子をよく食べます。
オーガニックの黒糖を水で溶いてチンするだけで、シロップに。
きな粉をたくさんかけて頂きます。
優しいお味。
熱いお茶のお供に。


仕事に向かう途中、改札を出たら長い下りの階段。
上りエスカレーターしかない。(信じられない)
そこに、今にもバギーを抱え階段を下りようとするお母さんを見掛け声をかける。
『お手伝いします』

一歳を過ぎたであろう赤ちゃんが乗ったバギーはとても重く不安定で、お手伝いするにも中々思ったような手助けは出来ず(このパターン多し)…。
力不足で、むしろ迷惑かけたのではないかと申し訳なくなった。
赤ちゃんはワタシを見てきゃっきゃっと笑ってくれて、それが救いだった。

お母さんはワタシを気遣い、何度も『助かりました』と頭を下げお声をかけてくれた。
ワタシの気持ちを汲んでくれた、その優しさが伝わりとっても嬉しかった。
足手まといで本当に申し訳なかったけれど。

ワタシは、ちゃんと相手の気持ちを汲めているだろうか。
相手に届く、真っすぐな声で柔らかなものを伝えているのだろうかと、自分に問う。

老人<妊婦、子連れ母 を助けたくなるワタシ。老人にも、優しくなくちゃねっ。


自分がもっとマッチョなら…。。。
ちくしょう。

風に誘われて 君と歩く 

April 14 [Tue], 2009, 15:12



この春は花見にいろんな場所に出掛けました。
しかしあっという間に散ってしまいましたね。すっかり葉桜。夏へ向かう。

子供の頃、実家の父が出無精の為(人混みには絶対行かないので)に家族で花見に出掛けたりする習慣がなかった。
桜の通り抜けが花見だと思っていたので(それも花見だけど 笑)桜のしたでピクニックが出来るなんて素敵!


お仕事が週四回に増えてしまった。
この不景気な世の中で、自分を必要としてくれる職場があるのは有り難いこと。
想像していたより、家事との両立は楽勝で問題ないと確信。
主人も協力的で、スーツまで買ってもらっちゃった♪(彼自身のも買ってたけど)

そしてこれから本当に必要なのはむしろ体力だ。
トレーニングしなくちゃなぁ。



タイトル/はなうた*エレカシ

出会いって なによ 

April 14 [Tue], 2009, 13:45




ARTIST FILE 2009〜現代の作家たち〜@国立新美術館


9人のアーティストがそれぞれに作り出す世界。何が言いたいか、何を伝えたいか、そんなメッセージがない所がいいところ。
決して、自分を磨く場所とかではなく遊び場。

自分の選択にない色彩や、ナフタリンで出来た消えゆく作品、木々に括りつけられた光合成によりフリスビーのような円盤の色がかわる生きている様な作品(写真上)に、自分の感性が動いた。

日常を抜け出して新たな感情や進化を感じるのは易い。比較してこそ知る。

動いた感性は、どこへ向かっていくのやら。楽しみでごさいます。